インフルエンザはピークを過ぎた?
例年にないくらい猛威を振るっているインフルエンザ。
実は、娘の幼稚園ではやや遅く、先週くらいから流行拡大。
今週末は発表会なのに・・・。
予防接種に効果があることを祈って、今はひたすら耐えるのみ。w
.
ただ、全体としての傾向でいうならば、もうピークは越したように思う。
先々週ぐらいが、一番ひどくて、その後、少しずつ患者さんは減っている。
もちろん、まだまだ多いといえば多いんだけど、
まぁ、普通のシーズンくらいかな、というくらいの数だ。
当たり前のことなんだけれども・・・
インフルの報道にはタイムラグがある。
基本的に、金曜日にその前の週の定点あたりの患者数が発表される。
新聞に載るのは、さらにその翌日の土曜日。
これ、1週間~2週間のタイムラグがあるってことだ。
先週の金曜日に「インフルエンザの感染拡大が続いている!」という
報道があったけれども、それは、その前の週のデータ(先々週)の話。
実際のところ、先週末の時点では、「少し落ち着いてきてるかな?」
という(現場の)感覚だった。
報道をそこまで細かくチェックする人は少ないと思うから、
ある程度仕方ないんだけど。
現場にいると、「いや、それもう終わった話じゃないの?」という
印象を受ける。警戒するなら、もっと早くしないと。
もちろん、地域差はあるからなんとも言えないけど。
私の職場のあたりでは、沈静化する方向だけれども、
家の方(というか幼稚園)では、むしろ火がついているとこだし。
.
まぁ、「報道は一週間前のデータに基づいている」
と思ってもらえれば、ほぼ間違いないかと。
今週は雨も多かったから、もう少し落ち着いてくるかも。
.
それはそれとして、第一三共の方から気になる情報が。
昨シーズンから処方されているイナビル吸入薬でも、
異常行動による転落死が報告されたらしい。
(まだ、ニュースにはなってないと思うが。)
忘れている人も多いと思うので、確認の意味でもう一度書いておく。
もともと、「タミフルと異常行動」の話も、あれだけ大騒ぎして
大規模調査をやった最終結果は、「因果関係があるのかよくわからない」
というものだった。
ただ、薬の服用の有無にかかわらず、インフルエンザでの異常行動は
ありえることは確実に確認されている。
イナビルは、今年2シーズン目で使用量が急激に伸びている。
使用量が伸びれば、それは(確率の問題で)そういう不幸な事例も
ありえる話だった。
私の結論は最初から変わっていない。
「薬の服用の有無に関わらず、発熱後48時間は目を離すな」
これ以上、不幸な事故をおこさないためにも、徹底したい。
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