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まおゆうを全部読んでみた

 まおゆうの1巻を図書館で借りて読んだという記事を、
過去にかいていたと思う・・・。

「まおゆう魔王勇者」(2011.11.1)

http://tukutteha-mitamonono.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-7b7d.html

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って、もう半年前になるのか。

その後、一巻ずつ予約までして(図書館で予約したのは、多分人生初w)
全部読みとおすことができた。

 なので、感想でも書いておこうかな、と。
ただし、ネタばれもあるので、注意してほしい・・・
けど、これでネタばれ嫌だから読まないなんて人、
このページ見る人の中にいるとは思わないが。w

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 それでも念のため、ちょっとだけ改行しておく。

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 もういいよね?w

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 二巻目の感想は・・・この世界、馬鈴薯が超重要アイテムなんだ、ってこと。

 馬鈴薯って、ジャガイモよ?
イモが超重要アイテムになるファンタジー世界って・・・
どう考えてもありえんな。w

 実は、読み終わってからかなり時間経ってるから、
内容はうろ覚えなところも多いので、個々の感想はちょっと無理。
なので、話全体としての感想を。

 こっから、思い切りネタばれ入るので、さらに注意。

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 結局、このお話の結論って、魔王も勇者もいらない、ってことになっている。
タイトルが「まおゆう」でありながら、魔王と勇者が主役のはずの話でありながら、
結論として、この二人は「いらん子」なんだ。

 実際、この二人が直接的に活躍するのは物語の前半くらいのもんだろう。
後半、クライマックスが近付くに従って、どんどん活躍しなくなっていく

 もともと、魔王は弱いから仕方ないにしても、
勇者は世界一強いはずなんだけどな。
まともな見せ場って、蒼魔の刻印王との空中戦くらいじゃないかな?
まぁ、バカだからしょうがないんだろうけどさ。

 魔王は魔王で、最終決戦では「足手まとい」とか言われる始末。
実際に活躍するのは、魔王の弟子(っていっていいのか?)だし。
物語の序盤では、完璧にただのわき役だったはずの
子弟たちが、終盤では逆に勇者や魔王をわき役にしてしまっている。

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 最終巻は何回も読みなおした。やっぱり、みんなかっこいい(魔王勇者除く)。
実質的なラスボスを倒したのは、勇者の片腕の女騎士
最後の技は、まさかそんなとこからもってくるか、という伏線に驚かされた。

 女魔法使いもしびれた。物語上ではほぼ常に単独行動だったけど。
最後の戦い(これも、孤独な戦いだったけど)は、すごかったし、
最後のセリフも泣けた。

 地上の戦いも、東の砦将がかっこよすぎる。奏楽子弟のポジションも素晴らしい。
本当に、全員が死力を尽くして戦っているのが伝わってきた。

そんなクライマックスで、主役二人がしてたのって別世界で「説得」だよ?ww
まぁ、世界を救うためには必要不可欠だったんだろうけどさぁ。
絵にならんことこの上ないぞ。
(もちろん、作者は狙ってやってるんだろうけど。)

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 この物語で、最強だったのは誰か、というと・・・
たぶん、「人界の魔王」こと青年商人と、「もう一人の勇者」のメイド姉だろう。
この二人は、ほんとにハンパなかった
 青年商人は、「魔王」としかいいようのないシャレにならん強さを感じたし、
メイド姉も、敵の主将相手に互角以上に渡り合うんだから。

 でも、この二人の強さって、武器をもった強さではない。それなら勇者が最強だ。
かといって軍人子弟のような軍事としての強さでもない。

 それでも、読み終わってみるとこの二人の強さは際立って感じた。
今考えてみると、この二人って・・・
「敗北」のシーンがただの一つもなかったように思う。
勇者は何回か負けてるし、魔王もころころ負けてるのに。w
メイド姉も、青年商人もすべての「戦い」に勝っているからな。
 それって、ある意味ではこの二人が真の主役ということなのかも。

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 ただ、なんとなく序盤と終盤がつながっていないような感じを受ける、のは
ある意味仕方ないのかも知れないなぁ。
厳密には、「その伏線どこいった?」なんてのもあるだろうし、
そのエピソードって何の意味があるの?みたいな話もあったんじゃないかな?
 そりゃまぁ、ネット掲示板に一気に書き上げた話で、
それでいてとんでもない分量(たぶん、文庫本にしてたら10冊くらいになりそう)だから、
最初から最後まで綿密に計算してやるのは無理だろうけど。

 もう一回読み返してみれば、また別の発見があるのかも知れないけど・・・
もう一度借りるのはまた面倒くさいから、今度はネット上で読んでみようかな?
微妙に違っているところは、あるだろうけど、それを探すのもまた一つの楽しみかな。
・・・ただ、寝不足になりそうなので、やっぱり注意が必要。

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