3ワクチンが定期接種化へ。
ニュースより。少し前の話だが。
厚生労働省の予防接種部会は、5月23日、
子宮頸がんワクチン、Hibワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンについて、
優先して定期接種化を目指すことを盛り込んだ提言をまとめた。
厚生労働省は、今国会での改正予防接種法案の提出を目指している。
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実際のところ、Hib,肺炎球菌(小児用)、子宮頸がんワクチンは、
すでに多くの自治体で公費助成が行われているけれども、
これがどうも、特例というか、期間限定みたいな処置になっていた。
そこを、ちゃんと法律の裏づけを行って、恒久化しよう、ってことだと思う。
予防接種を目のカタキみたいにしている人もいるけれども、
選択の幅が広がることはよいことだと思う。
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ワクチンといえば、ポリオの経口生ワクチンが不活化ワクチンに移行する。
これは、もう今年の秋にも承認されるんだったかな?
なんでもっと早くできなかったのかは、ちょっと謎。
一応、厚生労働省は「秋まで待つんじゃなくて、生ワクチンも使ってね」
みたいな立場らしいけど・・・説得力ないよね。
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私が気にしているのは、予防接種のスケジュールがどうなるか、だ。
ポリオが不活化ワクチンになるってことは、3種混合などと同じで、
初回接種3回、追加接種1回の4回接種。
3種混合、Hib,肺炎球菌、ポリオが0歳児で3回接種。
さらに、最近ではロタワクチンなんてのもある。(これは経口生ワクチン)
これに、B型肝炎まで加えると・・・結論から言うと・・・
同時接種しなきゃ、スケジュール厳しすぎ。
ってことになる。
一時期、同時接種の危険性?みたいなことが言われたけれど、
単独接種だと、スケジュールがきつすぎる。
3種混合、ヒブ、肺炎球菌、ポリオだけで、
0歳の間に12回接種。(これ、定期接種だけでこうなる。)
さらにBCGが入り、ロタまで入ってくるとなると・・・。
同時接種しないと、きつすぎる。
ピーク時には毎週のように予防接種を受けに行く必要がでてくる。
しかも、風邪とか引いた日にゃ、スケジュールがずれこむ。(苦笑)
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今回は、水ぼうそうやおたふくかぜは任意摂取のままにされるようだ。
どういう選択基準でそうなっているのかはわからないけど。
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2012.7.6追記
ポリオワクチンについて、もう少しまとめた記事を書きました。
http://tukutteha-mitamonono.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-7925.html
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