筋トレでも効果はある。
健康・栄養フォーラムより。
「筋トレで2型糖尿病リスク低下」
http://www.linkdediet.org/hn/modules/weblogD3/details.php?blog_id=2235
以下、一部引用
.
筋力トレーニングを定期的に行っている男性(1日あたり30分、週5日)では、
行っていない男性に比べて2型糖尿病になるリスクが34%低くなるようだという、
ハーバード大学公衆医学研究所の研究者らによる報告。筋力トレーニングと
ランニングなどの有酸素性エクササイズを組み合わせると、
さらにリスクが59%低下することも報告されている。
(中略)
これまでの研究では、2型糖尿病リスクを低下させる運動としては有酸素運動
が最も大事なものであるとされてきた。しかしながら、有酸素運動を効果的に
行うためには、強度が低くても長時間の運動をこなさざるをえないこともあって、
運動の継続性という点では、不利な点があったのである。
.
引用終わり
今まで、健康のための運動というと、有酸素運動ばかりが
取り上げられてきたが、筋トレでも糖尿病リスクは下がるよ、という研究。
ま、当然といえば当然なんだけどね。
私も、過去にそう考えたことがある。
「ダイエットと運動」(2009/2/24)
http://tukutteha-mitamonono.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-2660.html
.
意外に、ちゃんとした研究ってなかったのね・・・。
まぁ、私の説を実証してくれている、と言えなくもないか。
今回の研究は、糖尿病に限った内容だけど、
これ、メタボリックシンドローム全般に話を広げることもできるんじゃないかな?
筋トレにより、インスリン感受性が増大するってことは、
それはインスリン抵抗性の改善にもつながるだろうし、
確か、インスリン抵抗性ってのは、そもそもメタボリックシンドロームの元凶
という説もあったように思う。
最新の知見でどうなっているかは知らないけど。w
.
これまで、「運動は有酸素運動がよい」と言われすぎてきた。
また、20分以上運動しないと脂肪が燃焼しない、とか。
別に、脂肪を燃焼させるためだけに運動するわけじゃない。
筋肉量が増えることは、即ち基礎代謝を上げることになる。
それは、太りにくい身体づくり、と言えるだろうし。
有酸素運動って、、とにかく時間がかかる。
ウォーキングなんてするヒマないよ、という人も多いだろうし。
筋トレでもいいのであれば、運動できる人が増えるかも知れない。
どんなに身体によい運動でも、継続できなきゃ意味がない。
ちゃんと継続できる、という点では、
筋トレという選択肢を残しておいてくれるほうがありがたい。
運動は、有酸素運動だけが全てじゃない。
当たり前の話なんだけどね。
by 薬剤師ブログタイムズ
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コメント
重複加算の記事、とても勉強になりました。
これからも楽しみにしています。
投稿: ロキソニン | 2012-09-06 23:11