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高専プロコン選手権にて

 ネタ。

 プロコン=プログラミングコンテストなるものがある。
これは、コンピュータ上でどのように上手にプログラムを組むかのコンテスト、
でいいのかな?

 先日行われた高専プロコン選手権の「競技部門」

この決勝で1位に輝いた学校の作戦が「人力」だったことが話題になっている。
いや、1位どころかほとんどのチームが人力だった、と。
プログラムコンテストの意義が問われる事態だ。w

.

 どんなルールだったか、大雑把に言うと、
テーブルに、大、中、小の3種類のサイコロが大量につまれ、
しかもその他にも障害物(ただの邪魔)がおいてある。

 そのテーブルを撮った(真上からではなく)3方向からの3枚の画像データから、
それぞれのサイコロの数を解析して求めなさい、というテーマ。

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 当然、プログラムコンテストな訳だから・・・
3枚の画像を解析するプログラムを組むのが正攻法。
画像解析プログラムなんか組んだことないから、どうするかわかんないけど。

 でも、真上からの画像じゃないわけで、3方向から3枚ってことは、
当然重複している部分もある訳で、さらに言うと他のさいころの下に隠れて
いるようなものもある訳で。
 ちょっと考えても大変なのはわかる。

 競技の趣旨は・・・

今回のプログラミンコテスト・競技部門は,サイコロの山から,コンンピュータと
デジカメ等の調査用機材を活用してその山に埋もれいるサイコロ個数を,でき
るだけ,正確にしかも早く数えたチームが勝利する競技です。
コンピュータによる画像解析は,「見つけ」 「識別する」「数える」など複雑
な作業を画像処理によって実現する複合技術です。

 ということだった。

.

 で、優勝チームのとった作戦が・・・
「人の目でサイコロを数える」という人力作戦

プログラム関係ねーよ、それ。w
あまりに趣旨とかけ離れた争いになってしまったので、話題になった。

(最終的に答えだけ報告する形式だったようで、
 途中のやり方などは採点とは関係なかった。)

 この事態に関しては、そもそも問題が難しすぎる、とか、
人力なんて反則もいいとこだ、とか、色々な意見がとびかっている。w

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 私の意見としては、まず、「プログラミングにこだわらない」という姿勢は、
プログラマーとしては必要じゃないかなぁ、と思う。
そうでないと、「いかにして綺麗なプログラムを作るか?」という
目的とは関係のない方向への芸術的な努力に突き進むことになりかねない。

 日常の問題をコンピュータ、プログラムを使って解決することを目指す場合、
最初に確認するのは「目的」だろう。その目的にかなう方法を考えるわけで、
それは色々な方法が考えられる。最終的に、プログラムしない方が正確、
という答えは、十分にありうる。w
 「人力」という答えにたどりついたチームは、それなりに優秀じゃないか?
固定概念にとらわれていないんだから

.

 とはいえ、最初から人力に全力をかけるチームはいないだろう。
一番確実にできる方法として「人力カウントシステム」があり、
それに勝てるようなプログラムを開発しようと試みたと思う。
最終的に、人力を上回るプログラムを誰も開発できなかったから、
上位チームがほとんど人力、という事態に陥ったんだろう。

 そう考えると、課題が難しすぎたってことなのかな?

.

 一つのことを極めようとする人たちは、
どうしてもその一つのことに執着してしまい、
他にもいい方法があるのに気づかない、軽視する、ということはある。
例えば、代替医療でもそうだし、本職の医療でもそうだろう。
 薬剤師だって、薬にこだわるあまり、他の大事なことを見落とすってことは、
十分にあるし、医師だってそうだろう。

 薬剤師だからといって、必ず薬を使わなくちゃいけない訳じゃない。
とくに、町の薬局ではそういう事例も多いんじゃないかなぁ?
別の方向から考えてみるのも、必要だ、と思う。

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