へんてこライオン
長新太さんのシリーズもの。へんてこライオンを紹介する。
リンクは「こんにちは、へんてこライオン」にはっておく。(絵本ナビ)
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結構長いシリーズだけど、たぶん、どこから読んでも問題ない。
一発ネタの連続であるからして。
登場人物は、ゆうちゃん、しんくん、へんてこライオン。
最初の2ページで、
ゆうちゃんがぽこぽこ、あるいはしんくんがてくてくやってくると、
ライオンがいる。
そして、ライオンがおかしなことを言う(あるいはやりはじめる)
次の2ページで、ライオンはさらに変化を始める。
で、次の2ページがオチ。
なにか、とんでもないものに変身して、意味のわからんことを言って終わる。w
まぁ、この作者らしいナンセンス絵本だ。
そういう小話が、一つの絵本につき、5つずつ入っている。そういうシリーズだ。
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話のパターンはまったく同じ。
っつーか、最初の文章と最後の文章も、完全パターン化されている。
「しんくんがてくてくやってくると、ライオンがいました」あるいは、
「ゆうちゃんがぽこぽこあるいてくると、ライオンがいました」で始まり、
最後は、
「へんてこなライオンのおはなしです」でシメ。
とにかく、深く考えちゃいけない絵本だ。
(この人のナンセンス絵本は全てそうだと思うが。)
ライオンの変身のバリエーションは非常に豊富。
慣れてくると、「絶対に何かに変身する」というのは分かるので、
読んでいるほうも予想するようになる。
しかも絵本の種類が多く、話も多いので、
「あれ、これは何に変身するんだったかなぁ・・・」と
忘れてしまうこともある。
変身するものは、、河童だったり、天狗だったり、鬼といった想像上の生き物から、
なぜか空を飛ぶ金魚や鯨といった生物。野菜だったりしたこともある。
さらには、バスや船といった乗り物、橋やブランコといった施設などの無生物まで。
まさに「何でもあり」
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とにかく、ライオンが何かに変身する話だ。
これ、ネタさえあればどれだけでも話続けられるんだろうなぁ。
(もっとも、作者はもう亡くなっているから無理だけど。)
子供受けは・・・普通、かな。
インパクトはあるんだけど、一回読むとネタが分かってしまうし。
絵本って、基本「1回読んで終わり」なものは少なくて、
何度も読むのが普通だから。
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