アルジェリア人質事件
時間的に、今更感がかなりあるけれども、
大事件なので記事を残しておく。
1月16日、アルジェリア南部の石油施設で武装グループがプラント建設大手、
「日輝」関係者の日本人を含む多くの人質をとって立てこもった。
アルジェリア軍はすぐさま対応。
何の交渉もなしに、武装グループを鎮圧にかかった。
とにかく、「テロは許さない」という姿勢なんだろう。
結果として武装グループはすぐさま鎮圧されたが、
日本人10人を含む、多数の人質が犠牲になった。
.
まず、当たり前の話として、悪いのは武装グループ、テロリストである。
アルジェリア政府はもちろんのこと、日本政府の対応なんて
何も関係のない話。全ての悪意は、テロリストに向けるべきだ。
わざわざ(アルジェリアからみて)外国人を狙った犯行。
これも、理解できない。言っちゃなんだが、日本から見てアフリカなんて、
とんでもなく遠いところだ。
もちろん、自社の利益はあるとして、アルジェリアの発展のために
わざわざ遠いところから集まった外国人を殺して、何になる??
アルカイダ関連のテロリストらしく、要求としては、
隣のマリに軍事介入していたフランス軍の撤退などがあったらしいが・・・。
アルジェリア政府は、そもそも交渉もせずに突っ込んだから、
詳しいことはわかっていない。
なぜ、彼らがアルジェリアで、日本人を含む外国人を人質に取ったのか。
・・・これ、犯行グループは全滅したのかな?その辺、情報がないけど。
何人か生かして捕まえることは・・・無理だったのかな?
.
問答無用で突入したことに賛否両論はあると思う。
ただ、あの辺では、ある意味「やむを得ない」ところがある。
テロリストに交渉の余地を与えると、第二、第三のテロを呼びかねない。
テロリストの方も、普通の人質事件では話にならないから、
交渉の余地がありそうな外国人(特に日本人)を狙ったんだろうけど。
.
今回の事件、どうすれば防げただろうか?
そもそも、アルジェリアなんかに進出しなきゃいい、ってのはありだけど、
ある程度の危険が想定されていても、企業としていくところはあるだろう。
そうなると、リスク管理を厳しくしなければいけないのかも。
やっぱり、日本企業のやることはどこか甘かったのかも知れない。
内通者の存在も疑われているようだし。
(わざわざ幹部の集まっている日が狙われている?)
テロ組織の情報をどっかから掴むって手もあるのかな?
これは、国の情報力の勝負になってくるのか・・・。
うーん、日本はやっぱり、単にテロに弱いのかも知れない。
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