PM2.5って?
色々と気になるニュースが山積みなんだけど・・・
今日は、「PM2.5」について。
PM2.5とは何ぞや?
「微小粒子状物質」で、大きさが直径2.5μm以下のもの、らしい。
大気汚染物質なんだけど、小さいのでよりやっかい、とのこと。
環境省でPM2.5に関する情報がまとめられているのでリンクしておく。
http://www.env.go.jp/air/osen/pm/info.html
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実際のところ、どれくらい身体に悪いのか。
中国がかなりひどいことになっているようだ。
中国から粒子が飛んでくる日本も状況は悪化しつつあるけれども、
それでも中国よりはるかにマシ。
日本の状況で、「健康な人は影響がない」程度。
喘息などの持病を持っている人は、気をつけたほうがよい、と。
といっても、対策も難しい。外に出ないのが一番いいのかな?
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日本政府としては、もちろん国内の観測体制なんかも必要だけど、
先に、中国在住の邦人に対する対策を考える。
それと、日本の環境技術をもって、中国に協力してPM2.5を減らす努力をする。
日本だって、「全く問題がない」と言えるレベルではないけど、
中国はそれどころじゃないんだから、先にそっちを何とかすべきだろう。
また、中国で問題が解決すれば、日本の問題も解決に向かう訳で。
実際に動きだすのは、もう少し後になるかも知れないが。
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実際問題、かつて大気汚染がひどかった頃の(1970年代くらい)日本と
比べて、どれくらい酷い状況なんだろうね?同じくらいなのかな?
PM2.5って言うのが、それほど長い歴史をもつ物質じゃないので、
1970年代のデータなんて存在していないようだ。
似たような傾向を示しそうな、「光化学スモッグ」で比べることはできそうだけど。
私が小学生の頃には、時々、光化学スモッグで体育が中止になったりしたなぁ。
40年前の日本のモータリゼーションとは比べようがないくらい、
中国のモータリゼーションの勢いはすごいのかも知れないけれども、
40年前と違って、色々な科学データもあるし、対策法もある訳で。
当時はPM2.5なんて概念は存在しなかったんだと思うけれども、
概念は存在しなくても、PM2.5はずっと存在していたんだと思う。
呼吸器疾患の患者さんはもちろん増えるんだろうけど、
「致命的にやばい」ってほどでは・・・ないんじゃないかな?
致命的にやばいのなら、すでに先進国は滅亡しているんじゃないか?w
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他に原因として、気象条件もあるみたいだ。
大雑把に言うと、大気が中国にとどまってなかなか動かないから、
中国の都市部のPM2.5の大気汚染が深刻化した、というイメージ。
もっと風が吹いて、朝鮮半島や日本を含む世界中に飛び散っていれば、
中国の汚染はそれほどでもなかったのかも知れない。(苦笑)
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中国とは、色々と問題を抱えているけれども、
「汚染物質を飛ばすな」と言ったところで、風が吹けば流れてくるのは仕方ない。
文句言ったところで、風に関しては中国がどうこうできる問題じゃないだろ。(苦笑)
一部報道では「いや、汚染物質の原因は日本だ!」なんていう
訳のわからんことを言っている中国メディアもあるらしいんだけど・・・
さくっと無視しておけばいいんじゃないかな。バカにつける薬はない。
まぁ、中国がこれで態度を軟化させるか、というとわかんないけど、
火の粉が飛んでくるんだから、火元をどうにかしないといけないだろう。
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まとめると、「日本国内よりも、中国の状況の方がはるかに危険である」
「日本政府は、中国の大気汚染の改善に力を貸してやるべき」
中国が恩に着るとも思えないけど(苦笑)、日本として中国に文句言っても
たぶん、ろくに改善しないだろうしね。
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