医師の処方意図がわからない?
仕事の話。
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処方箋には、病名は書いていない。
ゆえに、薬局の薬剤師は、患者さんの病名がわからない状態で、
服薬指導することになる。
これ、何とかならないのかな?って話は昔から出ているが、
なんともならないんだろうなぁ。
病院と薬局で、同じようなことを聞かれるのはそのためで、
不快な思いをしている患者さんもいるだろう。
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もっとも、病名がわかったところで、「なぜその薬なの?」ってのは
わからない事が多い。(苦笑)
その辺は、もう医師の領域だもんで。
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例えば、コレステロールや中性脂肪が高かったとしよう。
薬としては、中性脂肪を主に下げる、フィブラート系の薬や、EPA系の薬。
また、コレステロールを主に下げるスタチン系の薬がある。
検査値を見せてもらえれば、わかることもある。
あぁ、この人は特にコレステロールが高いからスタチン系なのか、と。
でも、スタチン系でも、水溶性や脂溶性とか、
スタンダートスタチンやストロングスタチンなど、分類は色々とある。
その辺までくると、「なぜこの患者さんはこの薬なのか?」はわからない。
なぜ、この患者さんには、リピトールでもリバロでもなく、
クレストールが用いられるのか?とか。
また、クレストールがいいのなら、みんなクレストールでいいようなものだが、
中にはリピトールやリポバスを使う人もいる。なぜ??
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医師には考えがあるんだろうけれどお、その辺まで来ると薬剤師はお手上げだ。
もっとも、意見があったところで、医師に言えるようなもんでもない。
そこは、医師の処方権を尊重すべき、という考えがあるし。
「医師の処方意図がわからない」ってのは、薬局薬剤師の一番の悩み。
でも、案外、深い意図なんてなかったりして・・・。w
単に、そこのメーカーのMR(営業)と仲がいい、とかね。(苦笑)
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昔の話、しかも以前の職場の話だけれども、
医師の処方するスタチン系の薬が、のきなみリポバスになったことがある。
それも、他のリピトールやメバロチンまで、リポバスに変更されてきた。
正直、治療上の意味があったとは思えない。
まことしやかな噂として、(卸さんから聞いた)
当時、リポバスの担当MRが若い女の子だった、とか、
夜に、医師と一緒に食事する機会があった、とか・・・
まぁ、そういう話を聞いたことがある。(苦笑)
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医師も人間だから(薬剤師も人間だけど)、そんなことはあるだろうけどさぁ、
それって、患者さんに説明しづらいことこの上ない。
「なんで、この薬に変わったんですか?」
と聞かれてもなぁ・・・。正直に答える訳にもいかんし。w
「先生には、何か考えがあって変更されたんだと思います」
くらいしか、答えようがないわな。(苦笑)
by 薬剤師ブログタイムズ
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