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2013年7月

まだ終わらないディオバン騒動

 もう、いい加減飽きてきたけれども、
ここ数日で、ばたばたと動きがあったので。

 本来、水曜日は絵本の紹介か、確定拠出年金の話なんだけど、
そっち系のネタはないし。この記事を明日に回してもよかったんだけど、
せっかくの「旬」な話題なので、一日早めにアップする。

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 ディオバンに関しては、もうたくさん、というくらい記事を書いている。

「ディオバン、論文に製薬会社が不適切に関与」(2013.5.24)
http://tukutteha-mitamonono.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-66bb.html

「ディオバン問題その後」(2013.6.20)
http://tukutteha-mitamonono.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-5509.html

「京都府立医大が、ディオバン論文の不正を認めた。」(2013.7.11)
http://tukutteha-mitamonono.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-da96.html

「ディオバンは悪くない」(2013.7.13)
http://tukutteha-mitamonono.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-1f22.html

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 この記事で、まさかの5本目。
一つの話題で5本も記事を書くなんて、ちょっと記憶にないなぁ・・・。

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 さて、最近のディオバン関連のニュースから。
まず、慈恵医科大学が、JikeiHeartStudyに関する調査について、
中間報告を行っている。
http://www.jikei.ac.jp/news/20130730.html

 以下、一部引用する。

患者カルテと論文データを照合した結果、本学研究チームが関与しない
統計解析段階において、血圧値の一部に人為的なデータ操作がありました。
    また、データ解析が製薬会社社員に全面的に委ねられていたこと、
論文に記載された当該社員の所属が不正確であったことにより、
利益相反が指摘されました。
    調査委員会は、これらの一連の事実によって、
論文の科学的信頼性が損なわれたと結論付けました。

 引用終わり。

 上記リンクから、中間報告書そのものも読めるので、
興味のある人は全文読んでみて欲しい。

 京都府立医大と同じく、慈恵医科大学の論文でも、
「血圧値の一部に人為的なデータ操作があった」と報告された。
ようするに、何らかの不正があった、ということだ。

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 ただし、論文不正の内容は、京都の場合とは異なっている。
京都の方は、イベントの発生件数をディオバン有利にした疑いだけど、
慈恵の方は、血圧値の標準偏差を減らすような形のデータ操作が認められて、
心血管イベントに関しては、人為的な操作は認められなかった。

 非常にわかりにくいが、血圧の値の標準偏差が大きい、ってことは、
そもそも「ディオバン服用群」と「他薬服用群」で、有意差が発生してしまい、
この研究そのものが無意味になってしまう・・・らしい。

 あとは、統計解析担当者が、ノバルティス元社員であることを
明示していなかったこと。これは、すでにノバルティス社も認めている。

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 慈恵医大は、問題の元社員にも聞き取り調査を行っているが、
報告書では、「元社員の証言は全面的に信用できない」としている。
元社員は、もちろんデータの改ざんはしていない、と言っているが・・・。
慈恵医大は、「んなもん、信用できるか」ってことだろうな。

 イベント(エンドポイント)そのものに疑いのある京都と違い、
慈恵の方はイベントそのものの不正はないようだ。
血圧データの操作が認められているが、それがどれくらい
研究結果に影響を与えるかは不明。
 結果として、慈恵医大の研究は、ディオバンが優位であるとも、
そうでないとも言えない、あまり意味のない研究になったことになる。

 確実に分かっていることだけを書くならば、
血圧のデータ操作が行われていて、問題の元社員は
そのデータ操作を行うことのできるポジションにいた、ってことかな。

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 さて、ノバルティス社も、第三者機関の調査結果を公表している。
「バルサルタンの医師主導臨床研究に関して」
http://www.novartis.co.jp/valsartan/index.html

 こっちも、ポイントだけ。

ノバルティス社は、以下のことに対してお詫びしている。
・患者様他関係者に、ご心配とご迷惑をおかけしたこと
・ディオバンの医師主導臨床研究に、ノバルティス社の元社員が関わり、
 かつ研究論文への開示が行われていなかったこと。
・これらの研究を引用して、ディオバンを宣伝したこと。

 で、第三者委員会の調査の結果・・・
元社員が、データを改ざんしたという証拠は見つけることができなかった。

.

 
 ただ、この件に関しては色々と報道されているけれども。
ノバルティス社が、「データ操作の証拠がない」と言っているような報道がある。
さらに、それに対して田村厚労大臣が、「納得していない」と言ったとか・・・?

 私は、実際の記者会見を見ていないけれども、
ノバルティス社の公表しているデータや報告書だけを見る限り、
報道は、かなりねじまげられているように感じる

 すくなくとも、田村厚生労働大臣は、報告書見ないでコメント出してないか?
もしくは、報告書を見ても理解できなかったのか。

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 ノバルティス社の第三者委員会の報告書によると、この調査では
そもそも、データ操作の証拠を調査していない
よって、データ操作の証拠など発見できる訳はない。

 また、「証拠がない」というのは、当たり前だけど、
「データ操作をしていないという証拠もない」訳だ。

 なぜそこを調査していないか、というと、
基本(建前上?)、大学の論文にはノバルティス社は無関係なため、
ノバルティス社が論文の元データを見ることができないんだ。
元データもなしで、データ操作なんか分かるなけないだろう。
そこを、「ノバルティス社の調査には限界がある」と言っているわけ。

 ノバルティス社は、そこは、「各大学の調査に任せる」としている。
もっとも、ノバルティス社も最大限の協力はするらしいが。
「元社員」は、かなり非協力的らしいけれども、
 少なくとも、慈恵医大の聞き取りには応じたわけで。
(信用できない、とばっさり切られたが)

.

 じゃ、ノバルティス社は何を調査したのか?
まぁ、これも報告書を読んでもらう方が確実なんだが。
社内のメールとか、サーバのデータとかを洗い出して、
社内の人間が、元社員の行いをどう見ていたか、とか、
元社員がどこまで研究に関わっていたか、また、
関わっていることを上司や上層部が知っていたか、
さらには、大学側が元社員がノバルティスの関係者であることを知っていたか?
(報告書では、知らなかったとは考えられないとしている)

 そういうところを調べている。
だいたい、第三者機関のメンバーに科学者なんて入っていないし。
そもそも、データの不正を調べる調査じゃなかった、ってことだな。

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 んー、もう少し調査が進むのを待つしかないか。
慈恵医大の報告を見る限り、元社員のデータ操作は、
限りなく怪しい、と言わざるを得ないな。
 ただ、そのデータ操作のレベルは、それほどでもないように感じた。

 あくまで私の感想(妄想)だけど、
「よいデータが出れば、そのまま使う。
 少しまずいデータであれば、少しだけデータを操作する。」
全部が全部、データ操作しなきゃいいデータが取れない、というほど
ディオバンはひどい薬ではなかったんだろう。

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 そうそう、副作用の報道もあったな。

ディオバンで、皮膚障害(SJSやTEN)の副作用が疑われている、とか。
ノバルティス社は、「これは、論文問題とは全く関係ない」という見解だが、
私も、この件に関してはノバルティス社に同意する。

 SJSやTENといった皮膚障害の副作用って、頻度はごく低いものの、
どんな薬でも起こりうる話だ。それこそ、市販の風邪薬でもおこる。
(昔、記事を書いたような記憶があるけどな)

 もちろん、注意は必要だけど、これはディオバンに限った話じゃないし、
論文捏造疑惑とは全く無関係だから。
医療関係者ならそれくらいは分かるだろうけど、報道関係者は分かんないから、
無意味に不安を煽る報道をしているところがあるかも知れない。

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 ここまでの調査を見る限り、元社員がデータを操作した可能性は
限りなく高いんじゃないか、と思われる。

 ただ、「どの程度の」データ操作だったか、は分からない。
今後は、そこが焦点になるんじゃないかな?
もうそろそろ、ディオバン問題はおなか一杯なんだけどなぁ・・・。

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ライナスの毛布?

 ネタがないので日常の話題から。

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 下の息子(3歳)は、白い毛布がお気に入り。
どれだけ暑くても、昼寝する時はこの毛布にくるまって寝る。
イメージ的には、なんだろう。繭?さなぎ?w

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 しかし、この季節では・・・見てる方が暑いから、勘弁して欲しい。
これで寝られると、どうやってもエアコンは必須となる。
つーか、エアコン入れても汗だくになってることあるし。

 この子は昔っからそうだなぁ。
上の娘が、歌や絵本で眠っていたように、
下の息子は、この毛布が必要なんだろう。
「ライナスの毛布」って言うんだっけ?
 一旦眠りに落ちてしまえば、毛布をひっぺがしても問題ないんだけど・・・。

 もっとも、愛用の毛布は同じものが何枚かあるので、
「特定の一つ」ではないんだけどね。
眠たくなると、寝室から毛布を引っ張り出してはリビングで寝る。

 やっぱり、お気に入りなんだろうなぁ。

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夏祭りとBBQ

 夏休みの話。

週末は色々あって忙しかった。
幼稚園の夏祭り、地域の夏祭り、滝畑バーベキュー、の3連続。

 下の息子は、幼稚園夏祭り。これもはじめての経験。
なんとか、頑張って幼稚園音頭を踊っていた。

 少なくとも、周りと見比べて遜色ないレベル。w
完璧には程遠いけど、努力したんだろうなぁ、というのは分かるし。
楽しそうに踊ってたから、まぁいいか。

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 これ、夏休みあけると運動会の練習になる・・・。
先生の話をちゃんと聞けない、団体行動が苦手な子だから、
かなり苦労すると思っているけど、まぁスタートラインには立てるかな、と。

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 地域の夏祭りは毎年恒例。
上の娘は、河内音頭を(見よう見まねで)踊っていた。w
この子は、割となんでも飛び入りで参加しようとするなぁ。チャレンジャーだ。
もっとも、最近は「恥ずかしい」とか言うことも増えたけど。

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 夏祭りで問題になるのが金魚すくい。
水槽の設備がない我が家では、すくわれた金魚の運命は決まっている。
それが嫌だから、何とか金魚すくいを避けたいんだけど・・・
なかなかうまくいかない。
 ヨーヨーか、スーパーボールにして欲しいなぁ。
昔からの祭りの定番なんだろうけど・・・
金魚すくいって残酷でないかい??

 対策としては、金魚を飼えるサイズの水槽、設備をちゃんと用意するか、
すくうのはいいけど、絶対に持って帰らないようにするか、だな。

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 下の子が元気ないなぁ、と思っていると、この時点で発熱していたらしい。
家に帰って熱を測ると39度。アウチ。
翌日の滝畑バーベキューはかなり以前から決まっていたイベントで、
色々あって、非常にキャンセルしにくい状況になっていた。

 最悪、娘と嫁だけで行ってもらうかぁ・・・と。

 もっとも、熱は出すけれども回復も早いのが息子の特徴。
また、熱は出たけれども、他の症状がほとんどなかった。

 ・・・単に、疲れたんじゃないかなぁ?
終業式の日から幼稚園の水泳教室が始まり、終わったところで
夏季保育、夏祭りと続いていた。
実に、12日連続で幼稚園に行っていた。
 水泳教室とかは、そんなに長時間ではないにしても、
それなりに緊張しただろうし・・・。

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 バーベキューは、朝8時集合だった。
前日は坐薬を使ってしまったので、発熱の度合いが見えにくい。
37度前後だったけどちょっとぼーっとしているところもあり、
熱も上がりそうに見えたので、私と息子は一旦参加を見送った。

 置いていかれたことに気付いた彼は、激しく泣きじゃくった。
ま、仕方ないけど。

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 ところが、落ち着いてみると、全く普通に元気になってきた。
熱も下がり、この子がなんで家にいるのかわかんない状態。
ぼーっとしてたのは、単に寝起きで機嫌悪かっただけ??

 家でじっとしているのもバカらしくなってきたので、
私の母に車をだしてもらい、バーベキューに途中から合流した。

 息子の様子は、至っていつも通り。普通に元気だった。
んー、やっぱり疲れていただけだったのかな??

 もっとも、家に帰ってからまた発熱したけれど。(苦笑)
でもまぁ、今日の時点ではすっかり全快しているし。

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 実は、上の娘も今朝は少し体調悪そうにしていた。
疲労もたまっているところで、プール休むかなぁ、と言っていたら、
休むまでもなく、(天候のため)中止になった。ラッキーなことに。

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 そういえば、娘は今のところ、小学校を一度も休んでいない。
実は、一日体調不良で病院に行ったんだけど、
その日は創立記念日でもともと休みだった、というオチが。
(もっとも、本来は学童保育に行く予定だったので、
 それはそれで対応が大変だったんだけど)

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 さて、夏休み入って1週間・・・。
スケジュール的に色々忙しい。今週末もイベントが待っているし。
仕事の方も色々と大変になってきている。
 そろそろブログ更新するのもきついかも知れない。

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アリナミンEXGOLD

 コメント欄からいただいた情報。

 今年4月にタケダさんが、アリナミンの新製品。
その名もアリナミンEXGOLDを発売したらしい。

http://alinamin.jp/alinamin-exgold/index.html

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 アリナミンEXプラスとの比較がされている。
アリナミンEXプラスのビタミンB6とB12を活性化して、
さらにガンマオリザノールと葉酸をプラス。

 ・・・あれ、この組み合わせって、アクテージSNと同じ・・・。

 古い記事だけれども、アクテージSNについて書いた記事がある。

「アクテージSN錠の秘密」(2007.12.16)
http://tukutteha-mitamonono.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_3c59.html

 もう、5年以上前の記事なんだ・・・。

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 記事の中で、私は、
(アクテージSN錠は)アリナミンEXスーパーという名前でもいいぐらい、
(アリナミンEXプラスと)類似している、と書いている。w

 で、実際に「アリナミンEXGOLD」として発売されちゃった、という訳。w

 含まれている成分は、アクテージSNと全く同じ。
ただし、錠剤の形は微妙に異なるっぽい。(色は同じ)

アクテージSNが厚さ5.5mm、直径9.3mm
アリナミンEXGOLDが、厚さ4.7mm、直径9.2mm。

 さすがに、完全に同じ錠剤を使いまわす訳ではないらしい。(苦笑)

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 同じ薬を、名前を変えて別ブランドから新製品として発売する。
うーん、あんまり聞かないけど、アリなのかなぁ?

 正露丸とか、オロナインH軟膏みたいに、「超」ロングセラーな
薬もあるけれども、そんなのはごく一握り。
ブランドとしては、やっぱり定期的に新製品を出して、
需要を喚起する必要があるのかも知れない。

 っていっても、所詮、ビタミン剤よ?w
そうそう、画期的な新成分とか出てくる訳がない。
そんななかで、新製品を作ろうと思えば、普通じゃない工夫が必要になるんだろう。

 アクテージブランドは、一時のことを思えば落ち込んでいる。
アクテージSN発売の時は、アクテージのブランドに力があったので、
ほとんどアリナミンな薬をアクテージとして世に出した。

 で、逆にアリナミンに新製品が欲しいから、アクテージSNを
アリナミンに呼び戻した、ってことかな?

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 ちなみに、値段設定は・・・

アリナミンEXGOLD 45錠で3150円(70円/錠)、90錠で5250円(58.3円/錠)
アクテージSNが、  42錠で3129円(74.5円/錠)、84錠で6174円(73.5円/錠)

 包装規格が微妙に違うのがアレだけど、
さすがにアリナミンEXGOLDの方が安くなっている。
これで値上げしていたら、大いに批判してやるところだ。

 なので、もしアクテージSN錠を常用しているような人がいるのなら、
アリナミンEXGOLDに乗り換えた方が得、と言えるだろう。

つーか、アクテージSN錠に存在価値あるのか?って話だが。

 あんまり、この辺の接客することないけれども、
チャンスがあればお客さんに勧めてみようかな?
でも、この話すると、「なぜタケダさんはそんなことをしたの?
という質問が飛んでくることは想像に難くない。(苦笑)
 ・・・答えにくい、というか、むしろ私がタケダさんに聞いてみたいよ。ww

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先生の言うことを聞いてください

 育児の話。

 夏休み。下の息子(幼稚園年少さん)は、夏休みに入ってすぐに、
5日連続で幼稚園の水泳教室に。

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 彼は、水が怖いということはない。
上の娘は、ずっとスイミングに通っていることもあり、
そのうち、タイミングをみてスイミングに入れるつもりではある。
まずはお試し、という感じで、幼稚園の水泳教室に。

.

 ただ、当初から不安はあった。
年少さんだから、というのはあるけれども、
彼は、先生の言うことをあまり聞けない子だ。

 日本語って難しいけど、一般的によく言う意味での「言うこと聞かない」じゃなくて、
本当に、先生の言うことを「聞いていない」、「理解できていない」ということ。

.

 ちょっと前に、幼稚園でのプール参観を見に行ったけれども、
彼は、本能の赴くままに行動しているように見えた。
とにかく、水、プールが楽しくてしょうがない。
遊ぶのに夢中で、先生の話が全く聞けていない。
(もっとも、それは息子だけの話じゃないんだが)
 聞いてないんだから、先生の指示に従うわけもない、と。(汗)

.

 で、水泳教室。
顔を水につけることを気にしないので、顔つけは問題なし。
幼稚園の水泳教室は、「水が怖い」「プールが怖い」から、
慣れる為に来ているような子もいれば、
本気で泳ぎをマスターするために来ている子もいた。
 少なくとも水を全くといっていいほど気にしない息子は、
年少さんの中では、むしろ出来る子の方のクラスに入ってしまった。

 でも、彼は人の話を聞けない。
先生の話を聞いていない、また、理解できないので、
何をすればいいのかが分からないことが多い。
それどころか、どこにいればいいのかもわからなくなって、
プールの中で迷子になってしまうこともしばしば。
(別のグループに紛れ込んでしまったり、全然違う場所で一人遊んでたり)

 あまりにもひどかったので、先生から厳重注意を食らった。(苦笑)
さすがに、怒られた次の日は少しは改善されたけれども、
根本的には、なかなか難しいように思う。

.

 水泳教室としては、少なくとも水中で目を開けることはできるようになったし、
補助があればふしうきもできるので、まずまず、というところなんだけど、
彼に、ちゃんと先生の話を聞いて理解する力があれば、
もっと先に進めたはずだと思う。
 集中力、というか、国語力の問題かな?

 まぁ、課題がはっきり見えただけでも、収穫があった、というべきだろう。w

 自由気ままに遊ぶんじゃなくて、先生の言うことを聞いてください。
上の娘も、なかなか人の話を聞けないところがあるけれども、
まだ彼よりもマシだったと思う・・・。

 遊ぶときは遊ぶ、先生の話を聞くときはしっかり聞く。
聞けないなら聞けないで、周りを見る。(苦笑)
一人マイペースで違うことをしていても気にしないってのは、
上の娘そっくり、といえなくもないか・・・。

 

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赤ずきん

 絵本の話。

 今回は、「赤ずきん」
最近は、下の息子(幼稚園年少さん)向けに、ポピュラーな絵本を探しているので。
みんなが知っているような話は、一通り読んであげたい。

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 赤ずきんは、グリム童話・・・なんだけど、もとはペローの童話集、だったかな。
一昔(以上?)前に、「本当は恐ろしい・・・」みたいなネタになっていたと思う。

 実際、原典に近づけば近づくほど、救いのない話になっていくようだ。

 昔、何かでペローの話を見た記憶があるんだけど、
赤ずきんが狼に食べられたところで、終わり、という話だったような。

 グリム童話になって、通りすがりの猟師が狼をやっつけて、
おばあさんと赤ずきんが助けられる、という話になったらしいけど、
この辺は、「狼と七匹の子ヤギ」の影響だったかな?(逆かも知れないが)

.

 教訓話としては、「道草をしてはいけないよ」というお母さんの言いつけを
守らなかった、赤ずきんが悪い、みたいな流れだったかな?
あるいは、「狼には気をつけろ」みたいな露骨な話だったかも知れない。

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 むかしばなしに、整合性求めてもしょうがないんだけど、
この話って、狼が何をしたいのかがさっぱりわかんないんだよね。

 赤ずきんを食べたいんなら、最初にあった瞬間に食えるだろ。
もし、人目が気になるのなら、道草中に襲えばよかった訳で。

 
 まぁ、狼の目的としては、赤ずきん(つーか、読者)に一番ショックを与える形で、
教訓を与えること、だったのかも知れない。w

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得票数で比べてみた

 選挙の話、続き。

 投票率が低かったけれども、実際の趨勢はどうよ?
と思ったので、比例代表の得票数を比べてみることにした。
 いや、自民党や共産党が議席を伸ばしたのは、投票率が低かったからじゃね?
という疑問があったから。

 結論から言うと、投票率が低いことはもちろん有意に働いているが、
自民党も共産党も、投票率が低くなっても得票数は伸びていた。
すなわち、党の勢力は拡大しているってことだろう。

 実際に、表にしてみるとこんな感じ。
衆議院選挙は外して、参議院選挙だけでみてみる。

 比例代表の得票数の推移(参議院選挙)

       2013年       2010年        2007年

自民党  1846万(18)     1407万(12)      1654万(14)

民主党   713万(7)      1845万(16)            2326万(20)

公明党   756万(7)       764万(6)        777万(7)

共産党   515万(5)       356万(3)       441万(3)

社民党     125万(1)       224万(2)       263万(2)

みんな   476万(4)       794万(7)       -

維新    636万(6)               -                         -

()内は比例当選議員数

.

 2007年は安倍さんが負けて、ねじれ国会の原因を作った参議院選挙。

 2010年は、民主党政権下での参議院選挙で、自民党が勝利している。
いや、比例区の議席数は民主党の方が多いんだけど、選挙区で効率よく議席を取った
自民党が、改選第一党になっている。

 で、2013年が今回。

.

 民主党が恐ろしい勢いで得票数を減らしているのがよく分かるな。w
自民党の復調ぶりも。でも、よくみると2010年の自民党が「勝った」時よりも、
2007年の、自民党が「負けた」時の方が得票数は多いんだ・・・。投票率の問題?

 公明党が、怖いくらいに安定している。常に700万台後半って。w

 共産党は、確かに勢いを盛り返している。結局、民主党や第3極でもダメっぽいから、
それくらいなら共産党、ってことかな。
でも、共産党は他党と連立組めそうにないので、政権取るには単独過半数が必要なんだが。w

 社民党は、本当にヤバイな。もう「諸派」扱いされてしまうかも知れない。
主張的には、何で分かれているのかわかんないくらい共産党とかぶってるからなぁ。
民主党政権に力を貸した社民党の方が、野党を貫き通している共産党よりも
イメージが悪いせいかも知れない。
 しかし、得票数125万はまさしくがけっぷちだ。
これ、投票率が高くなると1議席も取れない可能性があったと思う。

.

 みんなの党って、前回は比例で7議席も取っていたんだ。今回は4議席ってことは、
もう賞味期限切れなのか、この党は?(汗)
一時乱立した政党のなかでは、頑張っている方だと思うんだけどな。
 これも、政策的には維新とかぶるところがある。
維新の方がインパクトのある政治家が多いので、
そういうのが好きな人は維新に流れる、ってことかな。
結局、維新と提携、というか合流する方がいいんじゃないのかな?

.

 さて、おまけ。特別にこの政党は、衆議院のデータも調べてみた。

          2009(衆院)  2010年(参院)  2012年(衆院)  2013年(参院)
幸福実現党       46万       23万         22万        19万

 結党以来、得票数を減らし続けているんだが。(苦笑)
母体となっていると思われる「幸福の科学」の信者数ってどんだけ?
wikiで調べた感じでは、公称で1100万人らしいんだが。

 参議院比例区でいうなら、100万票あれば1議席取れてもおかしくない。
はっきり言えるのは、幸福実現党の支持者は、幸福の科学の信者数よりも
はるかに少ないってことだろう。

 同じように宗教団体が母体となっている公明党との差は・・・
公明党は、創価学会員以外にもある程度(まぁつきあいもあるだろうけど)
支持者がいる。それは、公約が現実的なものだから、だろうな。
 公明党の政策に、創価学会を連想させるものって、見当たらないし。

 幸福の科学の教えも、幸福実現等の政策もよく知らないけど、
以前に調べた感じでは、ちょっと引くくらい非現実的だったと思う。
ま、無理だよね。そろそろ、潮時じゃないのかな?

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予想通りの自民圧勝

 参議院選挙は、予想通りに自民党が圧勝した。

 安倍さんは、6年前の雪辱を果たしたことになるのかな?
衆参両院で与党が安定多数を握り、6年ぶりの「ねじれ」解消となった。

 野党がふがいない、といえばそれまでだけれども、
安倍さんは、政権に返り咲いてからここまで、失策らしい失策が見当たらない。
6年前の失敗を繰り返さないように、慎重にやってきた成果だろう。

 そう考えると、この結果はものすごく当然の結果だ、といえる。

.

 個人的には、安倍さんは気に入らないけれども、アベノミクスはまだ始まったばかり。
今回の選挙では、その真価が問われることはない。
少なくとも、現時点までは、ほぼ、安倍さんの思惑通りなんだろうから。

 おそらく次の選挙になるであろう3年後だと、もう少し話が変わってくると思う。
ちゃんと賃金は上がっているのか?景気は?雇用は?
たった半年ではそこまで数字が見えないけれども、3年経つと、実態が分かってくるだろう。

.

 民主党は、大惨敗を喫した。
といっても、これはもう仕方ないだろう。(苦笑)
いわば、民主党の現時点での実力が、「そんなもん」ってことだ。
長期にわたった自民党政権の批判をしていた頃は、「風」に乗って議席を増やしただけ。

 それにしても、大阪、東京、埼玉と、都市圏で議席を失ったのは大きい。
大阪は、事実上、共産党との争いに負けた。(京都でもそうだけどね)
東京にいたっては、公示直前に公認候補を二人から一人に減らしておいて、
それでも負けるという惨敗ぶり。w

 今回の敗北で、もう「後がなくなった」と言えなくもない。
昨年末の衆議院選挙で、衆議院の議員数を大幅に減らし、
今回の参議院選挙でも敗北。ただし、まだ参議院の非改選の議員が残っている。

 次の参議院選挙(3年後)で敗れると、壊滅的な打撃になるだろうな。

.

 公明党は、順調、と。
自民党だけで過半数取られてしまうと、公明党の存在意義が薄れるんだけれども、
今のところ、そこまではいっていないようだ。
 また、改憲勢力(自民、みんな、維新)あわせて3分の2ってのも取れなかった。
もっとも、連立相手の公明党も、何が何でも護憲って訳ではありえないし、
野党である民主党も、一枚岩ではないので、条件によっては3分の2に届く可能性はありそう。

 維新の会は・・・もういらないんじゃない?
そりゃ、改選議席は大幅に上回っているけれども・・・
国政に大きな影響を与えられるだけの議席数じゃないだろう。
 橋下さんの責任問題にもなるだろうし、
石原さんも、なんというか・・・かつての影響力が感じられないんだが。

 みんなの党も、まぁ、ぼちぼち、といったところか。
負けではないんだけど、勝ち、といっていい数字でもないような・・・。
維新とあわせれば、それなりの数字になるんだけど。

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 生活は全員落選。小沢さんも、もう終わりかな?
社民党もたったの1議席。こちらも解党の危機といってもいいんじゃないかと。
 「ぶれない野党」の共産党は議席を大幅に伸ばした。
自民党には入れたくない、でも、民主もいや、みんなも維新もいや、となると、
もはや共産党しか残っていない、ってことかな。w

.

 ただ・・・投票率は予想通り低かった。
ある意味では、投票所に足を向けさせることすらできない、
日本の政治、そのものの敗北、と言うこともできるかも。

.

 選挙については、データがちゃんと出てから、もう一回くらい記事を書く予定。

 

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明日は投票日

 明日は、参議院議員選挙の投票日。

 実は、投票自体は、今日終わらせてきた。期日前投票最終日だったもんで。
日曜日の投票場所って遠いんだよなぁ。期日前投票の場所の方がいきやすい。

 一応、期日前投票はやりやすくなっているらしいけど、
今でも、日曜日に投票できない理由を書く必要がある。
まぁ、ここでウソかいてもばれないし問題ないんだけどさ。
素直に「投票所が遠いから」なんて書けるわけない。

 ニュースによると、期日前投票のペースは前回よりもいいらしい。
ただ、どうせ最終的な投票率は低いんじゃないのかなぁ?

 今回からネット選挙が解禁された、っていっても、実際どれくらい効果があることやら。

.

 何はともあれ、有権者は投票しなければ。
現状、若い人の方が投票率が低く、高齢者の方が高い。
結果として、高齢者に負担を強いる政策は通りにくく、
若者に負担を押し付ける政策は通りやすい。

 こうして、さらに世代間格差が広がっていく

.

 まずは、投票率をあげようよ。極端な話、誰に入れても構わないし、
最悪、白票でもよいと思う。投票率が上がるなら。

 今の高齢者は、若者にツケを回すことで社会保障を受けている。
私自身は、さらに下の世代に負担を押し付ける、なんてことはやりたくないけどな。
 30年後、40年後。自分が高齢者と呼ばれる頃は、どうなっているだろう?
どう考えても、今の高齢者よりもひどい状況になっているに違いない。

 高齢者向けに偏っている社会保障を、こどもの教育費に、子育て世代に。
どうしても、直近の対策しか考えられないかも知れないけれども、
少なくとも10年後、できれば30年後まで考えられる政治にして欲しい。

 自分の子どもが親になったときに、ちゃんとした国を残しておきたい。
そのためなら、当然、今の世代がある程度に痛みに耐えるべきだろう。

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後発品指定の一般名処方

 仕事の話。

 一般名処方も、始まってもう1年以上経つ。
まだまだ混乱はあるけれども、なんとか慣れてしまったのが恐ろしいところ。
始まった当初は色々あったけど。

 結局のところ「一巡した」ら落ち着いたってことらしい。
最初に一般名処方出されたら色々とやることあるけど、
それ以降は、まぁ「前に何出してるかな~?」と確認してから仕事すればよい。

 以前に比べれば、もちろん仕事量は増えているしスムーズじゃないけど、
もう、それで慣れてしまったから気にならなくなっているだけ、かな。

.

 さて、一般名処方とは、ようは成分名で書かれていて、
先発品でも後発品でも、患者さんと薬局がOKなら何出してもいいよ、って制度。

 ただし、先発しかないものを一般名で書かれても、そもそも選択の余地がない。
だから、後発のない医薬品は、一般名で書かれることは珍しい。

 ただ、後発、それも一つの種類しかないものを、一般名で書かれることはある。
うちでよくあるのが、

フェルビナク軟膏3% 40g

という処方。

 フェルビナクの入っている軟膏は、いくつかあるかも知れないけれども
「40g」で出せるのは、事実上「スミルスチック」しかない。
選択の余地があるように見えて、実は全然ない、ってパターンだ。

.

 最近困ったのが、これ。

ゾルピデム酒石酸塩口腔内崩壊錠 5mg

 先発品はマイスリー錠なんだけど・・・口腔内崩壊錠が発売されていない。
口腔内崩壊錠、いわゆるOD錠を普通錠に変更するのは、「後発品のみ」認められる。
先発品では認められていない。(疑義照会が必要になる。)

 ってことは、この処方だと、先発の口腔内崩壊錠か、後発の口腔内崩壊錠、
あるいは後発の普通錠(剤形変更)のどれかを選ぶことになるが、
先発の口腔内崩壊錠が発売されていないってことは・・・

 マイスリー(先発品)以外なら、なんでもOK

って意味になる。
今までだと、後発品銘柄名で書かれていて「変更可」になっている処方箋があったけど、
それとほぼ同じ扱いになるな。先発だけ出せないってことは。
 ・・・でも、それなら一般名で書くのやめて欲しい、と思うんだけど。
病院側は、薬局でそんなことになってるってちゃんと把握しているのかな?
もっとも、薬局側もルールを知らないで先発出すとこもあるかも知れないが。(苦笑)

.

 最近、笑ったのがこれ。

 ロキソプロフェンNaパップ200mg(10cmx14cm)

.

・・・。もう、素直に「三笠」って書いておいてくれよ。ww

.

 ロキソニンの外用薬は、つい最近テープ、パップに後発品が出てきた。
先発品は、テープ50mg、100mgとパップ100mgのみ。

 後発品は各社からいろんなのが出ているが、
先発品にないパップ200mgなんて規格を作ってきたのは、「三笠」だけだ。

 うちには、三笠さんから案内が来てたから知っていたけど、
200mgがあるなんて知らない薬局だったら、間違えて100mgを調剤しそうな気がするな。(汗)

 ちなみに、当然のように在庫していなかったので、取り寄せた。
だいたい、私は大きいパップ剤って嫌いなんだよ。
めったに出ないくせに、箱が大きいから場所を取るし・・・。
100mg2枚で代替調剤ってできないのかね?w

.

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読書がんばって

 上の娘の話。

 小学生になってからも、時々は絵本を読んであげることがある。
でも、普通の本を読むことも多くなってきた。
学校で図書の時間があるので、自分で借りてきた本とかを読んでみたり。

.

 本読みの宿題なんかもたまにみているけど、
日本語を読むことに関しては、全然問題ないと思う。
すらすらと、きれいに読める。
・・・書くことには少し問題があるみたいだが。(苦笑)

 どんな本でもいいから、色々と読んで欲しいな、というのが私の希望。
今のところ、娘は割と読書を楽しんでいるように見える。
文字ばっかりの本でも、すらすらと読んでしまうし。

.

 もっとも、無理強いして本が嫌いになってはいけないので、バランスが難しいけど。
夏休みは、定期的に図書館に連れて行こうかな。
本を読む時間はありそうだし。

 最終目標は、一人で図書館行って、本を借りてくることかな?

.

 下の息子は・・・まだまだだけど。w
彼にも、ちゃんと向き合って本を読んであげないといけないなぁ。

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プールに行けず

 連休中の話。

 土曜日は仕事だったけど、日、月はしっかり休みだった。
その前の週が、あまりにも暑すぎたため、
「そろそろこどもたちと一緒にプールでも・・・」という気分になっていた。

 ただ、どこ行ってもすごい人だろうなぁ、とは思っていたけど。

.

 ところが、計画だけは色々立てたものの、結局行けなかった。
日曜日は他に用事があったので、月曜日に、と思ったんだけど・・・

 まさかの雨。

 実際には雨が降ったのは時間的に少しだけかも知れないけれども、
ずっと雨っぽい天気だったし。

 さらに、日差しがほぼない、風があるので、涼しい。

 なんてプールに向いていない天気なんだろう。orz

.

 結局、雨でも大丈夫な児童施設(ビッグバン)に行ってみた。
気合でプールに行った人もいただろうけど。

 実は、この夏は色々とスケジュールが立て込んでいて、
今後、子ども達とプールにいけるかどうかは結構微妙なところだったりする。

 どっかで強行してもいいけど・・・どうしようかな。

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ディオバンは悪くない

 ディオバンの話の続き。

 予想以上に話が大きくなってしまった。
京都府立医大の会見は、新聞各紙が一面トップの扱いで報道した。
また、テレビのニュースでも大きく取り上げられた。

 結果として、ウチのような小さな薬局でも
「ディオバンのんでいるけど大丈夫か?」みたいな問い合わせを何件か受けている。(苦笑)
何回も書いているけれども、もう一度確認しておく。

.

 ディオバンは、悪い薬ではない。

.

 今回の話は、ディオバンの安全性に問題がある、とかそういう話じゃない。
ディオバンが、普通の血圧の薬以上に、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクを下げる、
と言う内容の論文に不正があった、というだけだ。

 この結果を最大限悪意をもって見ても
「ディオバンは普通の血圧の薬でした」ってだけで、安全性や効果に問題はない。

 また、ノバルティスの肩を持つような見解なんだけれども、
ディオバンが「普通の血圧の薬だ」と証明された訳でもない。
まだまだ「夢の薬」である可能性はゼロじゃないから。(苦笑)

.

 どういえばわかりやすいかなぁ?

 大雑把に言うと、私の個人的評価では、ディオバンという薬は、
(100点満点で)80点の薬である

 高血圧の薬としては、ベストではないが、平均点以上の評価だ。

 そこを、京都府立医大は「80点じゃなくて100点だ」という論文を出した。
その論文に、データの改ざんなどの不備があった、というニュースな訳。

 この論文に誤りがあるから、といって、評価がいきなり0点になることはない
「やっぱり80点でしょ」くらいが関の山。

.

 さて、ノバルティス社が公式見解を出している。

「京都府立医科大学によるバルサルタン医師主導研究に係る
 調査報告発表に対するノバルティスファーマの見解」

http://www.novartis.co.jp/valsartan/index.html

.

 以下、一部引用。

.

京都府立医科大学はデータ操作については、「意図的かどうかは認定できなかった」
と述べています。ノバルティスも、同大学の報告からは恣意的なデータの操作があった
とは確認できないと考えております。

.

 引用終わり。

 ものすごく専門的な言い訳なんで、読んでも理解するのは難しいかも知れない。(苦笑)
ようするに、データとカルテが異なるのは、この手の治験ではよくある話だから、
重要なのはカルテじゃなくて、「エンドポイント委員会の記録」である、ってこと。

 ・・・でも、その委員会の記録が残っていない、って報道もあるんだが。(汗)
さらに、その委員会にも例のノバルティス社「元社員」が関わっている、とか。
まぁ、これは最後まで確認取れていないけどね。

 全容解明にはもう少し時間がかかりそうだな。

.

 さて、そもそもの話なんだけど・・・
そもそも、ノバルティス社がこの問題に口を出すのはおかしくないか?

 一番最初に論文撤回問題が出てきたときは、
「当社とは無関係な医師主導研究だからコメントする立場にない」とか
言っていなかったっけ?

 建前でいうなら、今回だってノバルティス社はコメントする立場にないだろう。
京都府立医大の論文について、京都府立医大がデータの改ざんを事実上認めた。
元社員が関わっていたとはいえ、本来、製薬会社は部外者だろう?
こんな時だけ冷静さを失ってコメント出してくるのか??ww

.

 もっとも、「コメントする立場にない」とコメントしたところで、
「今更部外者ぶってんじゃねーよ」という批判が殺到しただろうけどね。(苦笑)

 でも、大学側の見解を真摯に受け止めて、全面的に調査に協力します、
みたいなコメント出す方がいいと思うけどなぁ。
余計な言い訳せずに。
(いや、一応、関係機関に協力する、みたいなコメントは出てるんだけどね)

.

 私の個人的な見解としては、、

 ディオバンは悪くない。悪いのは製薬会社(ノバルティス)だ、ってとこかな。

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京都府立医大が、ディオバン論文の不正を認めた。

 ニュースより。

京都府立医大が、ディオバンの論文(KYOTO HEART Study)について、
データに不正があったことを認めた。Yahooニュース(毎日新聞)より。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130711-00000091-mai-soci

以下、一部引用

.

降圧剤バルサルタンに血圧を下げる以外の効果もあるとした臨床試験疑惑で、
京都府立医大(吉川敏一学長)は11日、同大の研究チームによる臨床試験
について「医師が入力した患者データと、解析に使ったデータが一致せず、
バルサルタンに効果が出るよう解析データが操作されていた」として、
論文不正があったと発表した。

(中略)

府立医大は、患者約3000人分のデータのうち、患者のカルテ調査ができた
223人分を調べた。その結果、解析に使ったデータには、カルテに記載のない
脳卒中や狭心症などの症例があったり、カルテに記載のある患者の症例が
なかったりする例が計34件存在した。これらはいずれも同種の降圧剤に比べて
バルサルタンの効果を強調する方向で操作されていた。

(中略)

ノバルティスファーマの話 大学や患者に心配をかけて申し訳ない。ただし、
大学の報告だけでは、恣意(しい)的なデータ操作があったとは確認できない。
解析に使う患者データは、試験の第三者委員会の判定に従って変更されるのが
一般的で、まず委員会の記録を確認すべきだ。

.

引用終わり(強調は引用者)

 えっと、ディオバン問題については、2回ほど記事を書いている。

ディオバン、論文に製薬会社が不適切に関与(2013.5.24)
http://tukutteha-mitamonono.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-66bb.html

.

ディオバン問題その後・・・(2013.6.20)
http://tukutteha-mitamonono.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-5509.html

.

 んー、ちょっとまとめてみる。

 もともと、ディオバン関係の論文として、京都府立医大の論文が撤回されている。
詳しくは発表されていないけれども、何か間違いがあった、ということだった。

 で、その時点では不正どうこう、という話ではなかったと思う。
まぁ、疑いはあっただろうけれども、京都府立医大は認めていなかったはずだ。

.

 で、その研究に、ディオバン製造元であるノバルティス社の社員が、関わっていた。
それも、関わっていながら、立場を明記していなかった(隠蔽した?)ということで
ニュースになった。それが、私の書いた一回目の記事の頃。

 ようは、論文におかしなところがある、と。
さらに、その論文に、モロに利害関係のあるノバルティス社の社員が関わっていた、と。

 で、ノバルティス社の説明では、論文の不備にその社員がかかわっていたかどうかは
今のところ確認できていない、という話だった。

.

 その流れで、今日の報道。
つまり、京都府立医大の論文には、不正(データの改ざん)が認められた、と大学が認めた。

 ・・・となると、当然次の問題は、

「その不正に、ノバルティス社の社員が関わっていたのかどうか?」の一点になる。
これは、さすがに時間かかるだろうな・・・。

 また、ノバルティス社としては、京都府立医大の発表だけでは、
「恣意的なデータ操作があったと確認できない」んだとよ。
ようするに、まだ認めたくないらしい、ってことだな。

.

 これはもちろん、京都府立医大だけの問題ではなくて、
他のディオバン関連の論文にも波及するだろう。
当初の予想以上に、大きなスキャンダルになりかねないな、これ。

 論文の責任者である松原元教授は、「意図的なデータ操作はしていない」と言っていた。
どこまで本当かわからないけれども、トップの知らないところで、誰かが意図的な
データ操作をした可能性だってある・・・よねぇ。

 それがあるなら、その「誰か」って誰さ?ってことになるよねぇ。w

 個人的には、この報道を受けてノバルティス社がどういう反応を示すか、に興味がある。
あの一件以来、うちの薬局には一向に顔を出さないんだけどね・・・。
説明くらいしにきたらいいのに。

.

 最後に、もう一度念のため。
ディオバンは、血圧の薬、としては特に問題はない。
勝手に中止するようなことがあってはならないので、念のため。

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かちかちやま

 絵本の話。

 かちかち山。有名な昔話の一つ。
一応、日本人なら誰もが知っている話・・・なんだろうから、
まぁ、定番の絵本として下の息子にも。

.

 ただ、上の娘に読んだときも思ったけど、
この絵本、他のむかしばなしに比べると際立って残酷だ
もっとも、表現はかなりマイルドになっているんだろうけどさ。

.

 もともとの話は、
おじいさんが悪いたぬきを捕まえて、たぬき汁にしようとして、
おばあさんにその料理を任せる。
おばあさんは、たぬきにだまされて、逆にたぬきに殺されて料理される
おじいさんは、おばあさんに化けたたぬきに、おばあさんを食べさせられる

 おじいさんから話を聞いたうさぎが、敵討ちにたぬきを懲らしめに行く。

 で、かちかち山のくだりがあって、たぬきは大やけど。
さらに、うさぎは、「やけどによく効く」といって、からし入りの軟膏をたぬきに渡して、
最後は泥舟でたぬきを海に沈めて殺してしまう、と。

.

 もっとも、あまりにも残酷すぎるってんで、カットされている部分はある。
特に、おじいさんにおばあさんを食べさせる、なんてくだりは、やばすぎるし。
そもそも、おばあさんが生きている(大怪我させられた程度)バージョンもあるらしい。

 で、そうすると、今度はうさぎのやったことがやりすぎになってしまうので(苦笑)
最後はたぬきが改心して、うさぎに助けてもらう話もあるようだ。

.

 私が読んであげた絵本では、おばあさんはたぬきに殺されていたけど、
さすがに料理まではされなかった。で、最後はうさぎに殺された。
まぁ、原作を残しながら適度にバランスを取った訳か。

 確かに、幼児に話すのにあまりに残酷な描写はどうよ、ってのはあるな。
小学生くらいなら、まだしも。

.

 たぬきがひどいのは、いいとして、この話におけるうさぎのポジションがわかりにくい。
イメージ的には、うさぎは「警察官」なのかなぁ。
もっというと、「仕事人(殺し屋?)」になってしまうが。

 これはこれで、現代社会にはそぐわないんだけど、
むかしばなしだから、それくらいはいいんだろう。

.

 たぬき目線で話を見ると、それはそれでどうだろう?
畑を荒らす悪たぬき、と言われても、それは生きるためには仕方ない行為。
おばあさんを殺したのだって、正当防衛と言えなくはない。
(料理したら、さすがにやりすぎたと思うが)

 それでいて、おじいさんとは無関係なはずの殺し屋(うさぎ)に命を狙われる。
うさぎはうさぎで、執拗な攻撃を加える。
うさぎが裁判官とすると、たぬきは「死刑」でも足りないんだろう。
殺す気なら、さいしょから海に誘えばいいんだ。(かちかち山のタイトルが変わってしまうが。w)
 かちかち山のくだりは、後方から火をつけてやけどを負わせる、だけど、
これで死ぬかどうかは微妙なライン。運が悪ければ死ぬだろうけど、大やけどで済む可能性は高い。
その上で、さらに痛めつけるように、辛子入りの軟膏を塗った上で、最後には水死させている。
殺すにしても、ただでは殺してやらない、と。

.

 そういえば、架空裁判でかちかち山のうさぎを被告にした裁判員裁判があったような。http://www.houterasu.or.jp/nagasaki/news/20090724.html

 ま、おとぎ話に法律論を持ち込むほうがナンセンスとも言えるが、
それだけ題材にしやすい、考えさせられるお話なんだろうな。
 でも、日本の法律では「敵討ち」は認められないってのは、
子ども達に教えておく方がいいのかも知れない。(苦笑)

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スパムコメント急増中

 ブログをやっている以上、スパムコメントからは逃れられない。

 このブログは、「http:」をNGワードに設定することでフィルターをかけている。
NGワードが入っているコメントは、一旦「非表示」になる。

 コメント文中でもそうだけど、単にコメントにアドレス(URL)を入力するだけでも、
NG適応になるので、一旦非表示になる。
何回か連投してくれる人も多い。更新されないから、あれ?ってなるんだろう。
申し訳ないことです。
 どっかに書いておく方がいいんだろうけど。

 スパムでないコメントであれば、後でブログ主(私)が承認することで、
URLが入っていても公開」できる
から、まぁいいか、としていた。

.

 ところが、最近(7月から)、スパムコメントがひどくなってきている。
ブランド物のサイトらしきところから色々な記事に乱れ撃ちを食らっていて、
1日に100コメントとか。

 まぁ、全無視すればいいんだけど、
問題は、スパムではないけど、NGワード「http:」が書かれているコメント。
こまめにチェックして、公開しているんだけど、
あまりにもスパムが多くなると、このチェック作業が大変になってくる。

 スパムコメント飛ばしてきている業者は、
おそらく10社もない・・・ひょっとしたら大元は1社しかないかも知れない。
日本語のコメントだけど、海外くさいなぁ、とも感じるし。
アクセス禁止ってできないのかなぁ??

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フェキソフェナジン塩酸塩錠「SANIK」

 すでに先月の話だけれども、
抗アレルギー薬、アレグラのジェネリックが各社から発売されている。

 アレグラのジェネリックについては、過去にも書いているけれども。

「アレグラのジェネリックは?」(2012.12.22)
http://tukutteha-mitamonono.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-7f82.html

.

 えっと、先行で発売したのがエルメッドエーザイと、小林化工。
先発メーカーのサノフィから訴えられる可能性は大いにあるはずだけど
(だから、最終的に2社しか出せなかった訳で)

 その辺が半年たってクリアになったからなのか、
今年の6月に、先行2社以外の各社からアレグラのジェネリックが出ている。
ただ、先行の2社がかなりシェアをもっていっているだろうから、
後発の後発品メーカー(?)は、ちょっと厳しいだろう。
 普通、一回採用したメーカーを変更しようとは思わないからね。

 メリットは、エルメッドエーザイや小林化工のものよりも薬価が安いこと。
ジェネリックは、遅く出れば出るほど薬価が下がるのが基本なので。

 ただ、薬価が安いってことは、売りやすくはあるけれども、
その分、メーカーの儲けが少ないってことでもある。(苦笑)

.

 さて、その中で一つ注目なのが、日医工から出ている
フェキソフェナジン錠「SANIK」

 これ、アレグラを作ってる先発メーカーのサノフィが、
後発メーカーの日医工と提携して出している。
つまり、先発メーカー公認の「ジェネリック医薬品」

 錠剤の添加物や製法まで全く同じ。
つーか、製造販売元が「日医工サノフィ株式会社」になっている。
この会社、サノフィと日医工の合弁会社。サノフィが51%出資している。

 事実上、「サノフィが作っている」ジェネリックだ。

.

 以前にも書いているけど、これ、「オーソライズドジェネリック」という。
日本では、今回のケースが初めてらしい。

 先発メーカーが後発メーカーに特許を渡して、後発品を売ってもらう、と。
どうせ、後発品が出てきてシェアを奪われるのなら、
その、後発品に自社製品をくいこませよう、ってことかな。

 もっとも、これ、どうも二転三転してるっぽい。
ちゃんとやる気なら、少なくともエルメッドエーザイらが発売した
今年2月には発売できたはずだし、
 もっと言うなら、訴訟の心配がないんだから、
他の後発品メーカーに先駆けて発売することも可能だったはずだし、
どうせ出すならその方がよかった、と思うが。

.

 さて、品質はどうか?って調べるまでもないんだけど。w
念のため調べてみると・・・

そもそも、溶出試験や生物学的同等性試験は実施されていない。

 なるほど、公的にも「調べるまでもない」という判断なんだな。ww
オーソライズドジェネリックは、その辺の試験を全部スルーできるらしい。

 ちゃんと試験実施してくれたら、面白いデータが取れたかも知れないのに。w
アレジオンみたいに。ww
「これ、本当に同じ薬か?薬物動態のデータに驚愕」(2012.11.22)
http://tukutteha-mitamonono.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-811b.html

.

 これ、採用したら患者さんに勧めるのは楽だなぁ。
正真正銘、全く同じ薬だから。メーカーも事実上同じ。
値段が安くなるだけ。
 もはや、先発品の存在価値がないんじゃないの?

 そういえば、るるー主さんの4コマでもそんな内容があったような。

「死兆星が~」(薬剤師4コマ劇場)
http://pharmacymanga.blog.fc2.com/blog-entry-250.html

.

 まぁ、先発メーカーもそこまでしないといけない時代になった、
ということかな。他の業界でも、そういう話はありそうだけど。
トップブランドのメーカーが、他社の安売り攻勢に対抗するために、
自社で廉価版を出してしまう、という。

.

 調べてみたところ、錠剤のヒートは・・・アレグラに似ていない。
ただ、外箱は、アレグラそっくりだった。ww
(外箱は患者さんが見ることがないけど)

 なんで、錠剤のヒートをあえて似せていないんだろう?
その一線は越えたくないっていうプライドでもあったのかも知れない。

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参議院選挙がはじまった

 ニュースより。

 いよいよ、参議院選挙がはじまった・・・らしい。
ニュースではそう言っている。

 今回から、ネットによる選挙運動がある程度解禁されたらしいけど・・・
詳しくは知らない。w
私は、たぶん、今まで通りのメディアから情報をとるだろうなぁ。

.

 つーか、こういうところ(個人のブログ)で選挙の話題って
どこまで許されるんだろうね?
今までも、割と気にせず書いているけれど。

 投票を依頼することが「選挙活動」になるのなら、
ここで適当に書いている分には全然問題ないだろうけど。
でも、ひょっとしたら他人に影響を与えることがあるかも知れないしなぁ・・・。

.

 まぁ、気にせず今まで通りで。

 前回の衆議院選挙は、正直言ってきつかった。
選挙区に関しては、真剣に「棄権」を検討したほどだ。
誰にも入れたくない、と思ったのは初。

 その意味では、参議院選挙の方が、私としては面白い。
大阪選挙区は、今回から議席が増えて「4」だし。
多くの政党から候補者が出ているから、
衆議院の時みたいに「誰にも入れたくない」ってことにはならないだろう。

 また、参議院選挙は、衆議院選挙よりも候補者の数が少ないので、
町が静かなのもいい。地方選挙(特に市会議員選挙が最悪)では、
うるさくて仕方ない。参議院選挙なら、せいぜい、駅前に運動員がいる程度だし。

.

 選挙の争点ってなんだろう?

 経済は争点の一つかも知れないけれども、
「アベノミクス」は、実際のところ、まだまだ評価できないってのが正しいんじゃないか?
現時点で評価することも、批判することも難しい。
 円安が進んで株価は上がったけれども、実体経済への影響はまだまだ未知数。

 原発は・・・なんか、もう争点にすらなってないような。
憲法改正は、どうだろう?というと、これもちょっと実感がないし。

.

 ただ、安倍さんは経済最優先で、特に大きな失策もなく乗り切ってきた。
今回の選挙は、どうやっても「勝ち戦」だろう。
与党で過半数は確実にいけると思う。
ただ、「あんまり勝たせすぎてはいけない」という意識が有権者にもあるだろうから、
例えば、憲法改正発議に必要な参議院の2/3ってのは、ちょっと
ハードルが高すぎるんじゃないかと。

.

 むしろ、野党の方が「サバイバル」な戦いだろう。
今まで、二人区では自民と民主が議席を分け合うのが常で、
ほとんど無風状態だったけど、これに第三極が入ってくると、民主党は危ないだろう。
かといって、維新が躍進するか、というと、橋下発言が尾を引いているので厳しい。
選挙協力できていないから、維新とみんなが両方候補を立てているところもある。
支持層は似ている(自民党に入れたくない保守層)から、食い合って共倒れの可能性もある。

 自・公勝利は確定路線なので、野党のうちどこが生き残るか、が
たぶん、現時点で一番不確定だろう。

.

 選挙公示日の昨日、「9党首が第一声」とか報道されてたけど、
今の主要政党の「9」って一体どこのことだろう?

自民、公明、民主、維新、みんな、社民、共産・・・

あと2つ。あ、小沢さんとこ(生活)か。あと1つはどこだろう?w
これ、何も見ずに9つ全部答えられる人、どれだけいるかなぁ。

.

 調べてみると、のこり一つは「みどりの風」らしい。
民主党から分裂した小勢力、かな。
前の衆議院選挙直前に誕生して、一瞬で消えた「未来」の流れをくむ。
ま、別に同でもいいけど。どうせすぐに消えるだろうし。w

 そういえば、かつて人気者だった舛添さんの「新党改革」はどうなってんの?
舛添さん本人は、もう引退するらしいけど。
もう、政党としての存在価値はないよねぇ・・・。賞味期限切れ。
 最近の政党は賞味期限が短いのが多くて困る。

.

 私個人の投票行動は・・・例によってしばらく様子見。
政策を吟味してもいいけど、面倒くさいからなぁ・・・。
まぁ、選挙期間は長いからゆっくり考える。

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150万ヒット

 ブログの記録。
カウンターが、気がつけば150万を超えている。
100万までは、10万毎に記録を残していたけれども、
それって、かなりのペースで記録を残すことになったので、
とりあえず、しばらくは50万毎に記録を残すことにする。

2006/04 ブログ開始
2007/04 1万ヒット
2009/10 10万ヒット

2012/01 50万ヒット
2012/12 100万ヒット
2013/07 150万ヒット 

.

 50万刻みなら、1万とか10万とか書く必要はないんだけど、
4行で終わるとちょっと寂しかったので、つけてみた。w

50万から100万は11ヶ月くらい。
100万から150万は7ヶ月、と。
少しペースが速くなっているように見えるけれども、
この半年ほどは、アクセス数に変化は見られない。
だいたい、2000~2500アクセス/日
 ま、そんなもんかな。
それほど、爆発的なアクセスを記録するような記事も書いていないし。

 もっとも、コメントがつくことがちょっと多くなっているので、
それはそれでうれしい。(批判的なコメントであっても)

.

 年内に200万・・・は、さすがにちょっと無理っぽい。
そんなに気合入れてブログ書くようだと、仕事や生活に影響でるかも知れないし。w

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確定拠出年金記録

毎月、第一水曜日は確定拠出年金の記録。
2013年7月初頭の記録となる。

100p=一ヶ月の拠出金額として、記録する。
(先月+拠出金+収益=今月)

             先月   拠出金  今月  収益
海外株式   3970      -674      3182    -114
海外債券   3175         45      3122     -98
国内株式   3059         30      3308     219
国内債券    2901        206     3099      -8
定期預金  2617        493     3110       0
合計         15722        100    15822       0

 為替相場も株も、まだまだ乱高下を続けているにも関わらず。
海外株式から704pもスイッチしたにも関わらず・・・

この1ヶ月の収益は、きれいに±ゼロだった。

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 そんなこともあるんだ・・・。

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 海外株式から704pをスイッチ。
70%を定期預金に、25%を国内債券に。残り5%を海外債券に。
一応、スイッチした瞬間では、これで全資産20%ずつになるように
計算したけれども、まぁそうなる訳ないわな。

 今回は、スイッチした直後に円安にふれて、株価が上昇したので、
ちょっとタイミング悪かったかなぁ・・・。
 
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 さて、今後の計画・・・。
とりあえず、1,2ヶ月かけて、定期預金以外の資産を平準化させようかな。
とはいっても、まだまだ相場が不安定だからなぁ。
今月は選挙もあるし。
 スイッチングする気はあんまりないので、資産購入割合を微調節していく予定。

・・・ま、確定拠出年金って、普通そんなコマメに動かさないけどね。(苦笑)

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若奥様?

 ネタ。

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 仕事中。とある医院さんから電話があった。
ここは、かなり年配の先生がやっているところで、
基本は院内処方なんだけど、在庫のない薬は処方箋を出してくる。

 で、出してくる場合は、ウチの薬局に連絡をくれる場合が多い。
建前は「在庫確認」なんだけど。
でも実情は「この処方であってるかな?」という確認のことが多い。
さらに言うなら、処方の不備を指摘しても、現物の処方箋を見ると
結局疑義照会が必要(=他にも不備がある)ことがままあったりする。

 まぁ、それは、そのうち別の話のネタにするかも。w

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 で、その先生から「では、処方箋は若奥様が持っていきます。」と言われた。

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 若奥様・・・普段はまったく使わない言葉なんだけど。
なんだか、心ときめくような言葉でもある。(オヤヂだから仕方ない。w)

 他のスタッフにも、「若奥様が処方箋もってくるらしいよ」とそのまま伝えた。

 結局、処方箋を取りにこられたのは・・・60代くらいのご婦人だった。w
で、患者さんはさらに高齢で90近い女性だった。

 その後、薬局内で「若奥様という表現は何歳まで許せるか?」という
微妙な年頃の女性が聞いたら怒りそうな議論が繰り広げられた。w
(たまたま、全スタッフ男性、という時間帯だったので。)

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 言葉の定義からすると「若い方の奥様」という意味だから、
90代のおばあさんを=奥様、とするなら、60代だろうが若奥様だろう、ってことか。
同じような使い方をする言葉に「若旦那」ってのがあるな。
あれもまぁ、若いといっても結構年を食っているケースはあるだろう。

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 高齢の方だと、まだまだよく使う表現なのかなぁ?とか思ったりして。

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「民事裁判告知」・・・はいはい、架空請求ね

 今日、携帯メールに変なのが入っていた。

 結論から言うとタダの架空請求なんだけど、
ちょうどブログのネタがなかったので、ちょっと解説してみる。

 以下、問題のメールより引用

[民事裁判告知]

訴訟番号 平成25年 第xxxx号
訴訟取り下げ期日 平成25年4月2日(火)

 この度、貴殿がご利用された電子通信使用料(コンテンツ利用料金)の未納分、
債務不履行により、原告側(契約通信運営会社)が提出した「民事裁判」の訴状を、
管轄裁判所が受理した事をご報告いたします。

 このままご連絡なき場合、下記の訴訟取り下げ期日を経て、特別送達による
出廷命令が届きますので記載期日に出廷していただきます様、宜しくお願い
いたします。

<中略>

 尚、当局は原告側からの訴訟通達。訴訟の正当性を確認する機関であり、
当局が貴殿に対して訴訟を提起するのではありません。

※昨今、架空請求業者の新しい手口として小額訴訟手続きを利用して実際に訴訟を
提起事例が増えてきていますのでご注意ください。

=関東総合法務事務所=
[tel] 03-xxxx-xxxx
[担当] 民事通達課 △△ △△

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 引用終わり。

 ちなみに、<中略>部分には小額訴訟を無視すればどうなるかが書かれている。

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 えーっと、まず、架空請求は基本無視なんだけれども、
裁判所から通達されてくる訴状は無視してはいけない。

 「はいはい、架空請求でしょ、全部無視」と裁判すら無視すると、
欠席裁判となり、架空請求であっても原告の主張が100%認められて
支払い義務が生じてしまう。

参考情報「裁判所からの訴状を放置するとどうなるの?」(AllAbout)
http://allabout.co.jp/gm/gc/63079/2/

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 つまり、「全部無視」という、架空請求対策の基本の裏をかくのが、
実際の小額訴訟、という訳。これはちゃんと対応して撃退しないといけない。

 で、その「裏の裏」にあたるのが、今回のメールのような架空請求だな。w

だいたい、小額訴訟による詐欺だって、話題になったのはかなり昔の話。
知らん人ならともかく、対応策はうろ覚えだって人もいるだろうから、
こういうメールが来たらうろたえるのかも知れない。

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 はい、落ち着いて考えましょう。
小額訴訟を起こされたのなら、裁判所から自宅の住所に訴状が届くはず。
なんで、携帯メールに届くんだよ?w
この時点で、怪しすぎる。ww

 万が一、このメールに書かれていることが本当だとしても、
裁判所から訴状が届くのを待っていればいいだけだ。
だいたい、相手方からしたら、とっとと小額訴訟をおこせばいいのに、
なんで「小額訴訟をおこすぞ」みたいな警告を出す必要がある訳??

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 念のため、「関東総合法務事務所」でググって見たが、該当なし。
ま、そうだろうな。

「民事裁判告知」で検索すると、法務省のHPが引っかかった。

「法務省:法務省の名称等を不正に使用した架空請求に関する注意喚起について(メール)」
http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho06_00194.html

以下、一部引用

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 最近,「民事裁判告知」と題し,「民事裁判の訴状を,管轄裁判所が受理した
ことを報告いたします。」等
との記載があるEメールが送付されているとの情報が
法務省に多数寄せられています。
 この中には「法務省認定法人」と法務省の名称を無断で使用していますが,
これらの団体と法務省とは一切関係がありません。
 文面には,架空の「訴訟取り下げ期日」等が記載されており,存在しない
法律名等を書き立てて法的根拠があるように見せかけて不安をあおり,
訴訟取り下げ等についての連絡を求めるものがありますので,
くれぐれもご注意ください。

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 引用終わり(強調は引用者)
これで100%架空請求確定、っと。
まぁ、まるで身に覚えのない時点でどうやっても架空請求なんだけどね。

 ところで、最初に引用したメールだけれども、訴訟取り下げ期日が4月2日って・・・
もうとっくに過ぎてるやん。ww
どうしよう、まだ訴状届いてないよ?

 おそらく、もっと以前にこのメールの雛形を作って使いまわしているんだろうけど、
この訴訟取り下げ期日の日付を更新するのを忘れているんだろう、と思われる。w
まぁ、それに気付くくらいの冷静さがあれば、そもそも相手に電話しないだろうから、
大して問題はないのかも知れないが。

 

 

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