緊急地震速報
ニュースより。
昨日の夕方、緊急地震速報が入った。
私は外にいたけれども、自分のだけではなく、まわりの携帯、スマホが
ほとんど全部なりだしたのでびっくりした。
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奈良で震度7級の大地震、との話だったけど、結局のところ誤報。
まぁ、誤報でよかったと思うけど。
あんまり誤報が多いと、緊急地震速報での動きが鈍ってしまうから
困りものだ。
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私が中学生の頃は、地震については学校で習ったけれど、
今の教育課程にもちゃんと残っているのかな?
初期微動のP波、主要動のS波。「初期微動継続時間」なんてのもあったな。
その辺から、震源までの距離を計算させる問題とかあったはずだ。
P波とS波では、スピードが違う。
S波の方が遅いので、P波の伝わり具合だけで、後に続くS波の大きさを推定し、
S波が伝わる前に速報を出そう、というのが緊急地震速報。
とはいえ、震源地に近いところでは、P波とS波は、ほぼ同時に来る。
緊急地震速報は、一番被害の大きいであろう震源付近では、役に立たない。
たぶん、激しく揺れている最中に「緊急地震速報」が来るだろう。
・・・と、これくらいの内容は義務教育でやっているんだけど、
覚えている人は少ないんだろうなぁ。(苦笑)
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今回の緊急地震速報の誤報だけど・・・
誤報だという発表が遅かったなぁ、という印象が強い。
誤報を説明できるだけのデータを揃えていたんだろうと思うけど。
震源、とされた奈良の様子を確認するだけで、誤報だと分かるはずだ。
1分もかからんだろ、普通。
私は大阪にいたけれども、緊急地震速報がなって、1分間揺れなかった時点で
間違いなく誤報だと確信した。奈良と大阪の距離なら、
緊急地震速報が来ている時点で、少なくとも初期微動(P波によるゆれ)は
始まっている、あるいはすぐに始まるはず。
どんだけ長くみても1分来なければその後も地震は来ないだろう。
奈良にいる人なら、震源奈良で緊急地震速報なんて、
もし地震が来るとすれば「数秒」のレベルで来るはずなんで、
10秒揺れなきゃ、もう「誤報」と判断できたはずだ。
もっとも、地震があることはあっても、震源の場所だけが誤報って可能性は
ありえるな。どういう誤報が多いか、までは認識できないから。w
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速報という性質上、誤報が多いのは仕方ないだろう。
たった2箇所の地震計の揺れだけで、緊急地震速報が出るんだからなぁ。
つーか、その2箇所が揺れていて、他の地震計に反応がない時点で、
おかしい、とわかるだろうに。(苦笑)
ただ、緊急地震速報は、「1秒でも早く」、それこそ「一瞬で」出す必要があるので、
周りの地震計との整合性をチェックするようなプログラムにしていないんだろう。
そういうプログラムを作るのも簡単だと思うが、あえてそうしていないのは、
「緊急地震速報」という速報の性質による。
システムエラーで誤報を出すなら、「地震が来ないのに速報を出す」ように
システムを組んであるってことだ。「大地震なのに速報が出ない」方が、
よりまずい結果になるのは容易に想像できるからね。
速報を出す前に、「正しいかどうか」を確認するシステムをいれると、
万が一そのシステムが誤作動をおこしてしまった場合に、
「大地震なのに速報が出ない」という絶対にやっちゃダメなエラーが
おこる可能性が、ほんの少しだけ上がってしまうだろうから。
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しっかし、緊急地震速報が来ても、何もできないもんだなぁ。(苦笑)
実際、今回は周りを見渡してオロオロするだけだった。
とりあえず、安全な場所に逃げるのが正解だろうか?
職場で緊急地震速報が来た場合は、とりあえず外に出るのがいいかな?
崩れそうな棚をおさえる、とか考えないほうがいいだろう。
まずは、自分の身の安全を確保することが最優先だろう。
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