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トリチウムの危険性について

 久々に、放射能の話。

 東京のオリンピック招致となぜかセットで報道されていた
福島第一原発の汚染水問題。

 どこがコントロール下にあるんだ?という突っ込みが
あちこちでおこっているが。(苦笑)

.

 むしろ、コントロール下にないのは「風評被害」じゃないかなぁ?
風評被害をコントロールできれば、一番効率がよいと思うが。w

.

 さて、トリチウムについて報道されることが多くなっている。
例えば、こんなの。

「井戸水のトリチウム、17万ベクレルに上昇」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130916-00000023-asahi-soci

以下、一部引用

.

東京電力福島第一原発のタンクから汚染水が漏れた事故で、東電は16日、
このタンク近くの観測井戸で14日採取した水から、放射性物質のトリチウム
(三重水素)が1リットルあたり17万ベクレル検出されたと発表した。

.

 引用終わり

 観測井戸から検出されるトリチウムの量がどんどん増えている。
これは、タンクからもれている汚染水が、地下水にしみこんでいる為、だろう。

 また、こんな報道もあった。

「技術、国際公募へ 政府がトリチウム除去に有効策なし」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130914-00000002-fminpo-l07

以下、一部引用

.

東京電力福島第一原発で高濃度汚染水が漏れた問題を受け、
政府の汚染水処理対策委員会は13日、汚染水からの大量の
トリチウム(三重水素)除去などは現時点で有効な対策が
見当たらないとし、技術を国際公募することを決めた。

(中略)

経済産業省資源エネルギー庁によると、汚染水が少量の場合は
トリチウムの濃度を薄める技術が開発されている。ただ、
同原発の大量の汚染水を処理する技術は確認されていない。

.

 引用終わり。

 トリチウムをなんとかする方法がないか、国際的に意見を募る、と。
正直、このニュースを見たときには、たまげたが。(苦笑)

 海外に頼る?海外に頼って、何か出てくるとは思えないが。
途上国が先進国を頼るってんなら話は分かるが、
日本の技術でなんとも出来ないものを、なんとかできると
本気で思っているのか??

 正直、アリバイ工作のように見える。
海外公募しても、おそらくまともな対策が出てくることはない。
(実現不可能な案や、トンデモな案は山ほど来るかも知れないが)
 で、それは汚染水処理対策委員会だってわかっているだろう?
私のような素人(せいぜい、高校で物理を習った程度)でも、
トリチウムの除去が非常に難しいのは理解できる。

 もし、何とかなったら、それはノーベル賞もんの話だ。

 ようは、国際公募してみて、「ね、やっぱり他に方法はないでしょ?」
と確認してから、海に放出するっていうシナリオじゃないかと。(苦笑)

 希釈して海に流す以外の方法があるとは思えない。
莫大な金と時間をかければ何とかなる可能性もゼロではないが、
そんな金と時間があるのなら、他にかける方がよっぽど効率的だろう。

.

 というのは、トリチウムって・・・放射性物質としては大したことないから。

 トリチウムは、透過力の低いβ線しか出さない。外部被曝は無視できる。
基本的に水として存在しているので、体内濃縮される可能性も低い。
そりゃ、よっぽどの濃度で存在しているのなら危険きわまりないが、
そんな濃度で存在する訳もなく。

 放射線量としての単位「ベクレル」を、実際に人体への影響をみる「シーベルト」
に変換する実効線量係数は、セシウムの1000分の1程度。
つまり、トリチウム10万ベクレルが、セシウムの100ベクレルに相当する。

 ようは、17万ベクレル/リットルのトリチウム、というのは、
セシウム換算すると、170ベクレル/リットル、と同程度ってことだ。
そりゃ基準値は上回っているが、人体の影響の出るレベルではない。

.

 基準値を下回るように希釈して放出する、という話があるが、
それって、実は法的な手続き上の問題だけで、
実際はそのまま(希釈せずに)放出しても結果は同じだ。

 海の希釈能力はハンパないので、気にしなくてもよい。
韓国のやってること(日本産海産物の輸入制限措置)は、
ただの嫌がらせに過ぎない。(苦笑)

.

 問題になるトリチウムが検出されているのは、福島原発の敷地内
で、これがそのまま何の対策もなく海に放出されたとして、
果たしてどの程度のもんか・・・。
 少なくとも現時点で、海で問題になるようなレベルのトリチウムが
検出された、なんて話はないし、今後もないだろう。

.

 トリチウムは水素(三重水素)だから、生体内成分として、
水でもあるし、DNAにも関わってくるから危険、っていう説は正しいが、
そりゃ、どの程度の量が存在するかによるだろう。
 生体内成分として考えるなら、トリチウムよりは自然に存在するC14
(炭素の同位体)の方が影響が大きいだろうに。
ま、それよりもカリウムの方が影響が大きいけどね。w

 性質としては危険かも知れないが、量が知れてるから無視してもよい
というのが、私の意見。
 

.

 
 トリチウムは、事故に関係なく世界の原発から、普通に海に排出されている。
もちろん、それで問題があった、という話もない。

 また、トリチウムも他の放射性物質と同じように、
過去の核実験で環境中に大量に放出されている。
その当時は、今とは比べ物にならないレベルの放射性物質が、
いろんな食べ物や飲み物に含まれていた。

 50年くらい前の話なんだろうけど、
今の60代、70代って・・・どう?めっちゃ元気だと思うけど。w

.

 では、私が考える対策は・・・。
トリチウムに関しては、できるなら完全無視でいいと思う。
それが、一番効率がよい。(苦笑)
 金と時間は、風評被害対策に用いる。
ま、それが簡単にできれば言うことはないんだが、
やっぱり、非常に難しいよねぇ。地道な努力が必要だから。
リスクコミュニケーションの話になっていくから。
 ようは、どうやって「海に放出しても問題がおきない」ということを
よく分かっていない大多数の国民、あるいは海外の人に的確に伝えられるか。
そういう話。分かる気のない放射脳な人はもう放置でいいと思うが。

.

 参考サイトを一つあげておく。
ポストさんてん日記「トリチウムとは?危険性は?海洋放出量の基準値は?」
http://icchou20.blog94.fc2.com/blog-entry-440.html

 ブログ主さんの主張もあるんだけれども、
それよりも客観的な、(それでいて裏の取れる)データがたくさんあるので、
非常に有用だと思う。

 

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コメント

琉球大学名誉教授の矢ケ崎馬さんは非常に危険であると言っています。この人の説は間違いなのでしょうか。それとも量の問題なのでしょうか。

タイ国の田舎より

投稿: 開発孝次郎 | 2013-09-19 06:44

>開発幸次郎さま

 コメントありがとうございます。
矢ケ崎さんの説、とは、と思って調べてみたんですが、
出てきたのが女性セブンの記事でした。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130913-00000017-pseven-soci

この記事で引用されている矢ケ崎さんの発言そのものには、それほど誤りはないんじゃないか、と思いますが、
問題点はやっぱり、量の概念が抜けているところです。
その辺、京大の小出先生の方がまだマシです。
(あの人、妙に正直なところがあります。w)

 もう一つ、比較対象が何かによるところもあります。
トリチウムは安全か、危険か、といえばそれは危険ですよ。
でも、「今のセシウムの状況と比べて」どうか?と言われれば、
トリチウムの影響なんて無視できる程度です。

 後は、状況の問題です。
トリチウムを放出するな、と言うのは簡単ですが、
東電、政府からみると「じゃぁどうしろと?」ってことです。
莫大な金と時間と土地を使えば何とかなるかも知れませんが、
それって、最終的には電気代なり税金なりの形で、
国民が負担することになります。
 「こうすれば簡単に、安上がりに解決できますよ」っていう
案があれば、風評被害の素になるような放出はしないです。

投稿: kitten | 2013-09-19 13:02

夜光用の微量トリチムでも障害が出ることがありますよ。私の場合ですが5年間ほど臭覚異常で苦労しました。外出や他の人との対面接触が出来なくなった。
直径1ミリ,長さ数ミリ程度のガラス管入りのトリチウムガスですが。軍用ヘリなどの計器パネル用でした。
原因はこれだと気付いてから1-2年で障害はなくなった。障害は人によって異なるかも知れません。
ヘリコプターは英国軍用。30年前の事ですが今でも使っていると思いますョ 腕時計もトリチウム夜光式は避けています。

投稿: 経験者 | 2015-03-16 02:04

>経験者さん

 コメントありがとうございます。
トリチウムがそんなところに使われているんですね。
かつて、ラジウムが使われていたのは知っていましたが、
今ではトリチウムなんですね。

 おそらく、大多数の人は何もおこらないんでしょうね。
多くの人におこるなら、もっと問題になるはずですので。
障害がなくなったようで何よりです。

投稿: kitten | 2015-03-16 22:13

今晩は!
当時原子力委員会に輸入許可が出るかどうか尋ねましたところ、放射線量が強いので駄目との回答でした。不思議なのは現物を見ることも測定をすることも無く「駄目です」と言われました。当時私は救難、救命の用途にと考えていたのです。30数年前の事です。それで「駄目です」と宣言した方に「ナゼでしょうか?」と尋ねましたが「駄目なんです」とだけ。私は怒鳴りまわしてその場を立ち去りました。官僚って案なものかと呆れました。
古い事で忘れてしまいましたが何とか省の二階とか三階の事務所でした。当時の原子力委員会はそこの居候的な感じでした。若しかしたら自衛隊のヘリや航空機の計器パネルにトリチウムガスのチューブが夜間飛行用に使われているかも。
今でも似たようなチューブを使ったキーホルダーのような物が日本国内用ネット上で見受けられます。
トリチウム夜光腕時計も売られているようですね。
米英では現在も非常口の表示などで販売されています。画像検索で Evacuation signで色々出てきます。トリチュウムの半減期は短いのですが、それでも15-16年は掛かりますから厄介です。ガスですから吸い込む可能性もありますし。日本語での三重水素と聞けば「あ、軽いガスなんだ~ぁ」という印象を持つでしょうね。危険なのに。

投稿: 経験者 | 2015-03-16 22:31

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