ほこxたて放送自粛
元気がないので、小ネタで。
フジテレビの人気バラエティー番組「ほこxたて」が
当面の間、放送を取りやめることになった。
http://www.j-cast.com/2013/10/24187144.html
.
原因になったのは、20日放送のラジコンvsスナイパーの対決。
これも、j-castの記事がわかりやすいので、リンクしておく。
http://www.j-cast.com/2013/10/23187022.html
.
まぁ、バラエティなんだからヤラセ、というか、
ある程度の捏造はあるだろう、と思っていた。テレビだし。
でも、「真剣勝負」を売りにしているこの番組では、致命的だわな。
ラジコン側の参加者が、あまりにも捏造がひどいので告発した、と。
.
実は、問題の放送、全部見ていた。(珍しく)
なんか、怪しいなぁ、とは思っていたけど。
案の定だったか。しかも、予想よりもひどかった。(汗)
スナイパーvsラジコンの勝ち抜き勝負なんだけど、
テレビでは、スナイパー側がラジコンヘリ、ラジコンカーを相次いで倒し、
最後のラジコンボート相手に3連敗して逆転勝利、というシナリオだった。
特に、2戦目のラジコンカーに対しては「残り1秒」でスナイパー勝利、
という劇的な幕切れだった。
.
私が「なんか変だな。」と感じたのは、
スナイパー側の発言が、全部、日本語吹き替えだったこと。
そりゃ吹き替えの方がわかりやすいんだけどさぁ、
元の英語の発言が全く聞けないもんで・・・。
そりゃ、適当に、盛り上がるように発言変えてるだろ、と。
後は、対戦順の問題。
勝ち抜き戦って、リスク高いよ。
なんで、純粋に3vs3にしなかったんだろうね??
最初のスナイパーが3連勝してしまえば、スナイパー側の残り2人は
何もすることなく終わってしまう訳で。
だから、これは最初から「編集」すること前提の企画だったんじゃないかな。
告発者によると、実際は、初戦がラジコンボートで、
スナイパー3人に連勝して勝負が終わってしまったらしい。
ラジコンヘリもラジコンカーも出番なし、と。w
でも、参加者にしたってアメリカまで行っておいて何もなしで帰るってねぇ。w
エキシビジョンでやってもよかった、と思うし、
それこそ、そこで(放送の)ルールを変更して、勝ち抜き戦ではなくて
普通の3vs3団体戦としてやってもよかったと思うんだけど、
スタッフはなぜかそうしなかった。「勝ち抜き」にこだわった。
(尺の問題かなぁ?)
さて、そこで行われたラジコンカーvsスナイパーの対決。
以下、J-castニュースより引用する。
(以下引用)
撮影時に「2分間一本勝負」
「最初の1分間は撃ってもよいが、決してラジコンに当ててはならない」
「実際の真剣勝負は残りの1分間で、1分間の中で3発のみ撃てる」
というルールが決められ、対決がスタートしたが、開始わずか数秒で
ルールに反してレヤさんが車体に銃弾を撃ち込んだ。
(引用終わり)
私は今回の問題で、この部分が一番笑った。
このルールこそが、明確に「やらせ」ではないか。w
つまり「一瞬で勝負がついてはならない」という裏ルールがあった訳で、
その部分は、放送では絶対に言われないだろう。
.
実際には、この「裏ルール」をスナイパー側が破ったことによる反則負け。
でも、放送ではラジコン側が負けたことにされた、と告発者は訴えている。
これもおかしな話じゃないだろうか?
製作者側があくまで「勝ち抜き戦」にこだわっていたならば、
そもそも延長戦が行われた時点で、ラジコン側が確実に負ける。
最終戦でボートが勝って終わるシナリオにするのであれば、
最終戦までいく、つまり、他のラジコンが負けなければ話がつながらない。
私はむしろ、スナイパー側が製作者とぐるになって、
ラジコン側を騙したんじゃないかな?と疑っている。
製作者側は、ラジコン側に「負けて」とは言えなかったようだ。
でも、絶対にラジコンが「負ける」絵が必要だ。
どうするか?反則でもいいから、スナイパーに勝たせる必要があった。
まぁ、どこまで話が出てくるかはわからないけどさ。
テレビの暗部な訳だから、放送中止になって、そのままうやむや、かな。
.
むかーし、「発掘あるある大辞典」って番組があって、
捏造が問題になったよなぁ・・・。記事を書いた記憶がある。
「あるあるに思うこと」(2007.1.21)
http://tukutteha-mitamonono.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_e74b.html
2007年!6年前かいな。これもフジテレビ系列だな。
ま、テレビ界はこういうことは「忘れる」だけで、何も学ぼうとはしない。
原因究明なんかどうでもよくって、みんなが忘れるまで待つだけさ。
他局も、似たようなことやってるから、厳しく追求はしない。
.
面白い番組だっただけに、残念だと思う。
これ、今まで本気で真剣勝負でやってた(と思われる)勝負も、
全部捏造が疑われるってことだよね。(汗)
本気でやってた技術者に泥をかけるような行為だな。
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かなーり昔の話だけど・・・
私が勤めていた店で、バラエティー系の情報番組の撮影が
行われていたことがある。
詳しく書くのは避けるけれども、もう、どう考えても「やらせ」
としか言えないことが、たくさん行われていた。(苦笑)
一例をあげると、一週間くらい前から撮影が入ることは分かっていた。
でも、放送をみてみると、「当日のロケで、たまたま見つけた店」
というように扱われていた。
しかも、ウチの前にわざわざ他の店にも寄っている。
最後にウチに来るのが決まっていたにもかかわらず、だ。
あぁ、番組っていうのはこうやって作るのか、と思った。(苦笑)
まぁ、テレビなんてそんなもんだよ、ってことで。
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コメント
NHKのインタビューを受けたことがありますが、放送を見るとかなり偏って編集されていて、中には語ったことがほぼ逆に誤解されるように編集されてる部分もありました。
ああいうのって最初から結果ありきなんですよね。
投稿: 天下の | 2013-10-25 08:57
基本的に事実、ノンフィクションのはずのドキュメンタリー番組ですら、「演出」という名のやらせ(もどき)は多々あるそうです。
いわんや、バラエティー番組ですからね。
映像に、演出はつきものなんでしょう。
投稿: kitten | 2013-10-26 22:48