診療報酬プラス改訂?
ニュースより。
診療報酬の改定率が報道されている。
「診療報酬全体、実質はマイナス1.26%」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131220-00000007-cbn-soci
以下、一部引用
2014年度の診療報酬改定は、医師の人件費などに当たる「診療報酬本体」を、
消費増税分を含め0.73%引き上げることで決着した。本体部分は08年度以来、
4回連続での引き上げだが、今回の0.73%は消費税率引き上げによる医療機関
の負担増への補てん分0.63%を含んだもので、これを除く実質での引き上げ
幅は0.1%。一方、薬価のマイナス0.63%から消費税率引き上げ対応分の0.73%
を差し引くと実質の引き下げ幅は1.36%で、これに本体を合わせた診療報酬
全体(ネット)では1.26%マイナスとなる。
引用終わり。
.
んー、わかりにくいな。発表された改定率は、
「診療報酬本体 改定率 +0.73%」
「医科 +0.82%、歯科 +0.99%、調剤 +0.22%」
薬価改訂率は、▲0.63%。だから、名目上は+0.1%改訂。
だけど、本当はこのなかに消費税率引き上げ対応分が入っているので、
「もし、消費増税がなかったならば」と考えると、実質マイナス改訂、ってこと。.
一応、「プラス改訂だよ!」と誤魔化すことのできる程度の数字だけど。
特に、報酬における薬価部分の寄与が大きい
調剤は、はっきりとマイナス改訂、ってことでいいんじゃないかな?
消費税と医療費の関係が、いまいちはっきりと理解できていない・・・。
医療機関は、医薬品や材料の仕入れには消費税を払っているが、
医療は非課税であるために、患者さんからは消費税をもらっていない。
つまり、消費税が上がると、その税金は患者さんではなくて、
医療機関が払うことになる。
それを何とかするために、薬価自体を消費増税分を見込んで
薬価や材料などを高めに設定している、、ってこと?
でも、本体部分の消費税率対応ってなんだろう??
ま、今回はトータルの額が発表されただけで、
まだ、中身に関しては全然わかんない。
ゆるやかなインフレを目指すはずなのに、医療費だけを押さえると
相対的に厳しいんじゃない?と思うけれども。
ただ、マイナス改訂したところで、医療費総額は増え続けるからなぁ。
国全体のことを考えると、そうそうプラス改訂ばかりという訳にもいかんだろ。
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コメント
本体部分も支払わなければならない消費税はありますよ。
検査機器とその消耗品の購入代金、ソフトウェア更新費用、事務用品購入代、電気代にクリーニング....
生身の医師、看護師が動いている部分以外も本体部分に含んで診療報酬とされてるから、その部分が本体部分の消費税率対応じゃないんですかね?
投稿: | 2014-01-02 15:41
コメントありがとうございます。
なるほど、設備費や消耗品等ですね。
通常の企業であれば、値段に反映させれば済むことですが、
(簡単にできるかどうかは別にして、可能は可能)
医療機関ではそうはいきませんね、確かに。
投稿: kitten | 2014-01-07 21:50