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イナビルと子ども

 そろそろ、インフルエンザが流行りつつある。

 まだまだ、本番にはほど遠い感じだけど、ぼつぼつと出始めている。
乾燥してきたから、来週くらいには一気にきそうな感じ。

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 インフルエンザに対する抗ウイルス薬。
いま、メインで使われているのは4つ。
タミフル(カプセル)、リレンザ(吸入)、イナビル(1回こっきり吸入)、ラピアクタ(点滴)

 うちでは、主にイナビルを扱うことが多い。

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 さて、何歳から吸入できるのか?
メーカーさんが、「吸入できるかどうか判定できる笛」みたいなものを配っている。
これ吸ってみて、ちゃんと音が鳴れば吸入OKというもの。

 イナビルは一回こっきりなので、失敗されると取り返しがつかないので。

 でもね・・・「音が鳴れば必ず吸入できる」って訳じゃないんだよ・・・。

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 実際にあったケース。

 5歳の男の子にイナビルが処方された。
もう、嫌な予感しかしなかったんだけど、吸入指導。
うちの薬局は、基本的に目の前で吸入してもらうことにしている。

 確かに、医師の前では笛がなったから、吸入できる能力はあったんだろう。
でも、本人に吸入する意思がなかった。ww

「苦い、いや、吸いたくない」と暴れる暴れる。(苦笑)

いや、そんなに苦くないよ、と言いながら、1回吸ってみてもらうが、
そこで苦かったらしく、2回目からは断固拒否・・・。
(キット1つにつき、4回吸入するのが基本)これは困った。
親が脅し、あるいはなだめても、なかなかやろうとしない。

 内服薬なら、無理やり口に詰め込んで水を流し込む、みたいな
強硬手段が可能かも知れないが、吸入ではそうはいかない。

 まして、イナビルの場合は、吸わずに吹かれてしまうと、
薬がとびちってしまい、一巻の終わり、ってことになる。w

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 これは相当難儀した・・・。
結局、相当な数のご褒美を親が約束させられた上で吸入してくれたけど。
やれやれ。

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 そんな小さい子にイナビル出してくれるな、と思うけれども、
医師の判断も分からなくはないんだよね。
つーか、子どもにとってもイナビルが最善の策だろう。

 タミフルの苦さはイナビルの比じゃないし、それを1日2回5日分だし。
ラピアクタという手もあるが、あれは苦くはないが、注射だから痛いぞ。w

 少々苦かろうが、一回こっきりで終わるイナビルの方がマシ、だろう。

 でも、薬局ではこういう扱いって慣れてない。
病院では、嫌がる子どもに注射とか痛い処置するのって結構あるから、
医師もスタッフもなれているんだろうけど。
 薬って、基本は保護者が何とか飲ませるもんだからなぁ。
その場でのめ、って薬もほとんどないし。
そういう子どもの扱いはしんどかった。

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 さて、昨日は6歳の女の子がイナビルの処方箋。
リベンジなるか、と気合いれて投薬にいってみたところ、、

 「んー、ちょっと考えさせてください」とお母さん。
イナビルの副作用の説明で、使っていいものかどうか悩んでしまったみたい。
(タミフルと同様で、異常行動の可能性はゼロではない)

 結局、様子見て、しんどそうなら家で自分でやります、ってことで帰った。
・・・やるんなら早い方が効果高いんだけどな。(苦笑)

 結局は親の判断になるんだけれども、
吸入しない、という選択肢は、アリっちゃアリだろう。
ずっと親が看病できる体制を取れるのであれば。

 異常行動は、インフルエンザ自体でも起こりうるので、
抗ウイルス薬を使わなくたって、親は付きっ切りで看る必要がある。
せいぜい、1日か2日ほど、早く治るだけの話だし。

 もっとも、その「1日」が大変だから、私なら使うけどね。(苦笑)

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