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タケダさんの配合錠

 武田薬品から、新しく配合錠が発売される。

 アジルサルタンとアムロジピンの配合錠、ザクラス配合錠LD、HD
アジルサルタンが、もう配合錠だしてくるのかよ、早いなぁ・・・。

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 それにしても、武田さんは配合錠を多く出している。
ついこないだも、タケルダ配合錠が出たばかり。
これは、ランソプラゾールとアスピリンの配合錠。
 まぁ、確かに一緒に処方されることは多いけどさ。
一番の目的はジェネリック対策でしょ。

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 現時点で発売されている、武田の配合錠を列記してみる。

エカード配合錠(カンデサルタンシレキセチル/ヒドロクロロチアジド)
ユニシア配合錠(カンデサルタンシレキセチル/アムロジピン)

ソニアス配合錠(ピオグリタゾン/グリメピリド)
メタクト配合錠(ピオグリタゾン/メトホルミン)
リオベル配合錠(ピオグリタゾン/アログリプチン)

タケルダ配合錠(ランソプラゾール/アスピリン)

 以上かな。これにザクラスが追加される、と。

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 もう勘弁してくれ…orz

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 ってのがこっち側の本音。いや、もう覚えきれないよ。マジで。
せめて、もうちょっと覚えやすい名前にしてくれないなぁ。

 成分が覚えにくいのもさることながら、LDとHDの用量も覚えにくい。
エカードはカンデサルタンの量が違うし、ユニシアはアムロジピンの量が違う。
ソニアスは、グリメピリド、ピオグリタゾンの両方とも量が違う。
これもわかりづらい。

 薬剤師というよりも、医師が間違えやすいから勘弁して欲しい。
配合錠って、臨床上そんなにメリットがある気がしないんだが…。
メーカーにはメリットがあるんだろうな。

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 タケルダ配合錠は、特に「メーカーの正当な利益を守る」薬だろうな。(苦笑)
「低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制」
の適応をもってるのは、今のところ、タケプロンとネキシウムだけ。
(パリエットは申請中、だったかな??)

 特に、タケプロン(ランソプラゾール)のジェネリック医薬品は、
アスピリンと併用する適応は持っていないはず。
なので、アスピリンと併用する場合は、ジェネリック使えない。

…にも関わらず、ジェネリック使われてる例があるんだろう。
なら、最初からタケプロンとの配合錠にしてしまえば、
不当にジェネリックに変えられることはないだろう、ってことか??

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 しかし、このタケルダ配合錠なんだけど・・・
タケプロンOD錠にそっくりなんだよね。口腔内配合錠じゃないのに。
過誤の元だから、もうちょっと見た目も変えて欲しかったなぁ。

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