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改正薬事法施行

 2014年6月12日、改正薬事法が施行された。

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 目玉としては、医薬品のネット販売が名実共に可能になる、というところだ。
前回の改正は、2009年。このときは、医薬品が3つの分類に分けられた。
で、リスクの低い第3類医薬品しかネット販売は認められなかった。

 その後、国を相手にした訴訟などがあり、結局、ネット販売の禁止は無効に。
そこで、もう一度ちゃんと法律を改正した。
それが、今回の改正である。

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 で、もちろんネットは解禁された。
が、一部の医薬品のみ、規制が残った。それが「要指導医薬品」

 医療用から、市販できるようになった医薬品(スイッチOTC)のうち、
販売後3年を経過していないもの、が基本。

 具体的には・・・抗ヒスタミン薬が多い。
アレグラFX,アレジオン10、ストラリニzなど。
あとは、エパデールTなんかもそうかな。
 ほかには、アンチスタックスも。

 幸い、ロキソニンSやガスター10、リアップなどの売れ筋賞品は
要指導医薬品には入っていない。
抗ヒスタミン薬は、今はシーズンオフだし・・・。

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 要指導医薬品は、今までの1類医薬品よりも規制が厳しくなる。
まず、原則として本人にしか販売できない。
さらに、一人につき1箱までしか販売できない。
一応、例外は存在するけれども、かなり厳しい。

 さらに、販売時には以下の項目の確認が必要になる。

1.年齢
2.ほかの薬剤又は医薬品の使用の状況
3.性別
4.症状
5.症状に関して、医師等の診断を受けたか、またその内容。
6.今、かかっている他の病気があるかどうか。
7.妊娠しているか。
8.授乳しているか
9.この薬を購入、使用したことがあるか。
10.副作用歴
11.その他

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 ・・・安全に使用してもらうためには仕方ないとはいえ、
お互いに面倒くさい感じは否めないな、これ。
ってか、ドラッグストアでちゃんとやれるのか、これ??

 もっとも、1類医薬品の説明でドラッグストアが手を抜いたことも、
ネット販売の解禁の一助になってるんだけどね。

 性別とか年齢もそうだけど、妊娠関係って結構聞きづらかったりするんだが。

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 さらに、「本人にしか販売できない」とか「一人一個まで」とか。
規制はあるものの、はっきり言ってザルだろ、これ。

 買う人がウソをつけばそれまでだ。
「お一人様ひとつまでしか購入できないことになってます」
と言ったところで、店を出てもう一回入られたらどうなのさ?

 本人かどうかも、自己申告だしな・・・。
本人じゃない、と言えば買えないって分かれば、
ウソでも「本人です」って言えばいい、って誰でも気付くだろ。
まぁ、それで何かあったら本人の責任だろうが。

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 今でも、薬局医薬品を販売するときに名前と連絡先書いてもらうが、
「偽名でもいいですか?ばれませんよね?」って言われたことある。(苦笑)

 もちろん、建前上偽名はまずいわな。ただ、だまって偽名書いてもばれないよ。
店に入るトコからやり直してくれ。w

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 簡単な抑止力にはなるんだろうけどさ、ザルだよ、これ。
ちなみに、濫用等のおそれのある医薬品は、2類でも
「一人1個」の縛りがあるが・・・これもザル。
店を変えればばれやしないんだし。面倒くさいけど。

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