粉砕するだけで苦い
薬局の日常。
錠剤を服用できない人のために、粉砕することは時々ある。
もちろん、粉砕が可能かどうかは調べてからやるけど。
.
調べてみると、安定性に問題はなくても「苦い」という問題のある薬は
結構多い。
砕いた薬は、薬剤師として味を確認する義務がある・・・かどうかは知らんが、
とりあえず味見はしてみる。w
たいてい、味見したことを後悔することになるんだが。
.
良薬は口に苦し、というが、本当に苦い薬って多いんだなぁ。
こないだ、粉砕したのはジェニナック。
苦いだろうなぁと思いながら粉砕したら、すさまじく苦かった。
粉砕する方法は、色々ある。専門の機械もあるんだろうけれども、
家庭用のミルで砕いている薬局も多いんじゃないかと思う。
私も、量が多ければミルを使うけれども、
単剤なら面倒くさいから原始的な方法(乳鉢と乳棒)で
がりがりごりごりとやることも多い。
(ミルは使った後の掃除が面倒くさい)
.
ジェニナックの苦さは、強烈だった。
味見なんかしていないのに、砕いているだけで苦味を感じる。
おそらく、ごくごく少量飛び散った粉末を吸い込んでしまうのだろうが、
その量で苦味を感じるってことは尋常じゃない・・・。
良薬口に苦し、だからそれだけ効くんだろうけど、
これを飲まされるほうはたまらんなぁ。
| 固定リンク
「('14~16)仕事(薬局)」カテゴリの記事
- 2016年の記録とカテゴリ変更(2016.12.31)
- カルボシステインが出荷調整?(2016.11.14)
- 抗がん剤、オプジーボが大幅値下げ?(2016.11.12)
- 武田テバの失策(2016.11.05)
- エチゾラム、ゾピクロンの投与上限適用は11月から(2016.10.14)
コメント