排卵検査薬の取り扱い
排卵検査薬の取り扱いについて。覚書。
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4年くらい前の改正薬事法によって、
排卵日検査薬は、薬局医薬品に分類されたため、
「薬局」でしか取り扱うことができなくなった。
処方せんを扱っている薬局でしか購入できない、と。
ドラッグストアで普通に買うことができなくなった訳だ。
まぁ、確かに医療用の検査薬といえばそうなんだが、
規制かけるほどの危険性があるとは思えないんだけど。。
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その結果として、薬局で購入する際にも
名前と住所を記録することが義務になった。
最初、聞くことになったときは、
「これ、かなり抵抗があるんじゃないかなぁ?」と思ったけれども、
大多数の人は、さして問題なく住所と名前を書いてくれた。
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ただ、やっぱり時々は、「なんで必要なの?」みたいに言われる。
うん、その疑問はもっともだ。
なんで必要なのか、私が国に聞きたいくらいだ。w
もう、「ルールなんで、すみません」としか言えないわ。
でも、別に身分証明書で身元確認しろって話じゃない。
ぶっちゃけ、「偽名に適当な住所」でも構わない訳で。(苦笑)
実際、激しく抵抗した人でそういう人はいたし。
もっとも、何も言わずに偽名書く人もいたかもね。
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さて、今年の6月、また薬事法が改正された。
その結果、この氏名と住所の確認が・・・
義務から、「努力義務」に変わった。
努力義務ってことは、できれば聞いて欲しいけど、
絶対に必要、という訳ではない、と。最悪、ナシでもいけるってことか?
現場としてはありがたいけど、これはこれでやっぱり説明しずらい。w
いや、今までの氏名と住所の確認はなんだったの?と。
今後も聞き続ける必要はあるのか?とか。
もう、面倒くさいから名前確認なしでいいかなぁ?と思うけど・・・。
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あとは、未確認事項。
これって、本人以外が代理で買いにきてもいいのかな?
あと、個数制限ってあったりするんだろうか??
現実的には、代理の人が買いに来ることもあるし、
まとめていくつか買う人ってのもいるんだけれども、
この辺の薬って、法的には「必要最小限の数量」しか販売できなかったりする。
グレーゾーンってとこかな。
本人以外が買いに来るってのもどうなんだろう?
これも、厳密にはアウトのような・・・。
いや、本人確認なんてできっこない、といえばそうなんだけど、
たまーに、男の人が(頼まれて)買いに来ることあるんだよね。
あれ、断らなきゃいけないのかな?
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(多分)奥さんに頼まれて、恥ずかしい中、勇気を出して薬局に入ってきて、
「本人じゃないと売れません」ってのは・・・可愛そうな気がするな。w
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