異色ファンタジー
最近読んでいる本の話。
実は、子ども達が私のパソコンを使う時間が増えている。
(この辺の話は、またそのうち書くつもり)
結果として、私が本を読む時間が増えている。w
もちろん?勉強用の真面目な本も(たまに)読んでいるんだけど、
読みやすい、軽いラノベを読むことも多々ある。
最近はもっぱら図書館で借りているけど。
.
図書館で借りてもお金が発生しないので、
あまり気にせずに本を選ぶことが出来る。失敗してもダメージないし。
表紙とタイトルだけで本を選んでも問題ないから。w
.
という訳で、最近読んだ本を2つ。
どちらもファンタジー、といえばファンタジー。
「入れ替わりのその果てに」
(上記リンクはamazon)
最近はこういうの流行なのかな?
現在から、異世界、ファンタジー世界にトリップする話。
私が読んだことある話で言うと、ログホライズンぐらいなんだけど、
たぶん、いまこの手の話って山ほどあるように思う。
一発ネタとしてならアイデア勝負になるのかなぁ。
で、この「入れ替わりのその果てに」は、普通ではない。
なんせ、主人公が子持ち(養子だけど)の30代OLと来たもんだ。w
で、剣や魔法のあるファンタジー世界の、毒殺されたお姫様と入れ替わる。
奇をてらいたかった、のかなぁ?
ちょっと、設定が斜め上すぎると思うんだが。
今まで読んだ感じでは、その設定である必要性もあまり見えてこない。
いや、もっと普通でよかったんじゃないの?と。w
.
ただ、話が先に進んでいくと、普通に面白かったりする。ww
設定をきちんと活かしているようには見えないんだけどねぇ。
結局のところ、設定は最初のきっかけに過ぎないんだろうな。
それなりに話が進んでいくと、キャラクターの魅力やら
「物語」で面白く読めるようになるので。
今のところ、6巻まで出ているらしい。(5巻までは図書館で借りた)
ここまで来ると、普通のファンタジー小説としても成立してそうな
気がするんだけどなぁ。ってか、この話終わらせられるのか?(苦笑)
.
もう一つ。これは最近借りたとこ。
「勇者様にいきなり求婚されたのですが」
(リンク先はamazon)
これも、ファンタジーなんだけど、
私が読んだ中では「まおゆう」に近いかな。
いわゆるコンピュータゲームにありそうな勇者のいる世界での話だから。
設定はやっぱり一発ネタとしか言いようがなくて、
「勇者様が魔王を倒して、お姫様を救って城に戻ってきた。
勇者様は、その後、お姫様に求婚・・・せずに、
なぜか、お姫様の侍女Aにプロポーズした」
という話。主人公はいわゆる「モブキャラ」であるところの侍女Aである。
かなりメタい話だなぁ、と。主人公が「世界のお約束」を理解している。
なんせ、自分自身で「私はモブキャラなんですけど」みたいに言うんだから。
どっちかと言うと勇者側がお約束を無視しているんだけどね。
.
勇者様のやることはかなり無茶苦茶に見えるんだけど、
実は、勇者側から見るとそれなりに筋が通っているようにも見える。
(侍女Aは気づかないだけで)
その辺、世界設定やキャラ設定はしっかりしてる。
まぁ、「なぜ勇者様は主人公が好きなのか」という一点は
何の説明もないんだけどね。それはまぁ、そういう設定なんだからしょうがない。w
.
これも、基本アイデア勝負の一発ネタなんだけど、
それでも、アイデアだけに頼っている訳ではないし。
それほど奇抜なタイトルつけなくても、しっかりしたファンタジー小説
書けるんじゃないかなぁ、と思う。
ただ、売れようと思うと、最初のとっかかりとしては、
「奇抜な設定」が必要なんだろう。
逆にどれだけ設定やアイデアが優れていようが、
下手な作家が書くと駄作になってしまうはずで。
私は、今回紹介した二作に関しては、共通の感想を持っていて、
「この作者の普通のファンタジーが読んでみたい」
いや、変な設定なくても普通に面白く読めるよ。
.
どっちの作品も、アマゾンの評価はやや厳し目。
確かに、読む人は選ぶかも知れないなぁ。
私はどっちも面白いと思うけど。
まぁ、お金出して買っている訳じゃないから、私の評価は基本、甘い。w
そんなに色んな作品を読んでいる訳ではないからかも知れないが、、
私は基本、「物語」が好きなんだろうな。
たぶん、40歳になっても50歳になってもラノベ読んでると思う。(苦笑)
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