体操世界選手権、男子は金メダル4つ
月曜日なのでスポーツの話題。
スコットランドで、体操の世界選手権が行われていた。
女子は、無事にオリンピックの切符を手に入れた。
メダルにこそ手が届かなかったけれども、
種目別の床とか、もう少しでメダル、ってとこもあった。
男子は、ついに団体で優勝。
ここんとこ、ずーーっと2位だったけど、やっとのことで優勝。
今回のメンバー、最年長が内村で、あとは若手ばかり。
リオというより、東京を狙えるメンバーも多そう。
ひねり王子の白井はともかく、今回、種目別あん馬でメダルを取った萱は18歳。
補欠から出場した早坂も19歳と、10代の選手が3人もいる。
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今回、ようやく団体で優勝できたけれども、これ、中国がミス連発してる。。
あん馬の技の難度(Dスコア)は中国の方が上なのに、
得点は、日本が中国を3点以上上回っている。
平行棒、鉄棒では日本がミスしたから、かなり追い上げられたし。
最終的には3位中国、2位のイギリスとの差は1点もなかった。
オリンピックは、どうだろうねぇ。
オリンピックだと、団体のルールが違うからなんとも言えないけど。
世界選手権では6人チームだけど、オリンピックでは4人になるのかな?
そうなると、スペシャリストが入る余地が少なくなるなぁ。
オールラウンダーが多い日本に有利かも、という声はあるけど、
日本だって、萱(あん馬)、白井(床、跳馬)はスペシャリストに近いしなぁ。
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個人総合、内村が前人未到の6連覇。
体操の世界選手権って、オリンピックのある年は開催されない。
北京オリンピック(2位)の次の年から、3連覇、ロンドンオリンピックで金、
さらに連覇を6まで伸ばしたってことは、この7年、ずっと世界一ってことか。
これ、前人未踏どころか、空前絶後の記録じゃなかろうか。(汗)
技の難易度だけ見るならば、内村よりもDスコアの高い選手は何人もいる。
でも、出来栄え(Eスコア)では内村が圧倒している。
着地が象徴的だけれども、やっぱり圧倒的に「美しい」体操なんだろうな。
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個人総合、日本からはもう一人、萱が出場して10位に終わった。
健闘、といえば健闘なんだけど、
世界選手権の個人総合って、内村のほかにもう一人メダルってのが
多かったから、むしろ、いつもよりもレベルは落ちているんだけど。
去年、2位だった加藤が個人総合出場してないからなぁ。
怪我か何かがあったのかな?
内村が鉄壁なのはいいとして、できればもう一人メダルに絡みたいところ。
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種目別の床。これは「ひねり王子」白井の独壇場だった。
なんせ、16点台を出したのは白井一人だけ。
他の選手がみんなDスコア(難易度)6点台なのに、白井のDスコアは7.6.
こんなもん、よほどミスしない限り、白井の金メダルは動かないよ。
代名詞の「4回ひねり」だけじゃなくて、最高難易度であるG難度の
リジョンソン(後方抱えこみ2回宙返り3回ひねり)まで普通に決めてくるし。
ちなみに、内村も「リ・ジョンソン」はできる(ってか、これで金メダル取った)けど、
内村の場合は、それこそ種目別の決勝だけの「とっておきの技」という位置づけ。
失敗するリスクが高いからだろう。
白井は、「普通に」リ・ジョンソンを決めてくるからなぁ。化け物だ。
種目別の床で白井が金メダルをとる確率って、ひょっとしたら
個人総合で内村が金メダル取る確率よりも高いかもしれん・・・。
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さて、他のスポーツの話題。
フィギュアスケート、グランプリシリーズのスケートカナダ。
羽生はショートで失敗して6位から、フリーで2位まであげてきたが、
パトリック・チャンに及ばなかった。
ショートで出遅れたといっても、他の選手もミスが多かったから、
せいぜい7,8点差。羽生にとってはその程度の差はなんでもない。
ただ、フリーでもチャンに負けたのはちょっとなぁ……。
地元というのもあるかも知れないが、チャンの得点が高すぎる。
特に芸術点、ちょっとおかしいくらいのレベルの点数がついてる。
カナダだけだったらいいんだけどねぇ。
今回の羽生のプログラム、あまり評価されていないのかな?
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ショートでまさかのトップにたった村上大介は、
フリーでも頑張ったけど、3位に終わった。
これ、次に2位くらいに入れれば十分、ファイナル狙えるんだけど、
出場予定のエリック・ボンバール杯は、恐ろしいメンバーが揃ってる。w
スケートカナダ優勝のチャンに、スケートアメリカ優勝のアーロン、
さらにスケートアメリカ2位の宇野昌磨。
この中に混じって表彰台に上るのは厳しそうだなぁ……。
女子は、永井が初出場で3位表彰台。4位には村上佳菜子。
ただ、得点はかなり低いんだよね、先週のスケートアメリカに比べると。
先の話になるけれども、世界選手権の出場枠は3人。
昨年は、宮原、本郷、村上の3人だったけど、今年はここに
復帰した浅田真央が入ってくるだろうから……。
昨年の代表選手3人のうち、1人が外れる可能性が非常に高い。
昨年の成績考えると、村上が一番危うい気がする。
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あとは・・・テニスかな。
錦織が2年連続でツアーファイナル出場を決めている。
今年は、去年ほどの成績ではないけれども、
それでも年間通してトップ10から落ちることがなかった訳で。
去年、上がってきていたラオニッチとか、チリッチはトップ10から
落ちていることを考えると、十分な成績と言えるかも。
もう若くはない、とはいっても、トップ10の中では最年少。
上位の選手が強すぎてなかなか落ちてこないから、
世代交代が進まない。(苦笑)
ナダルも復調してきたみたいだしね。
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