« 浅田真央、カムバック | トップページ | 加工肉のがんリスク »

「患者のための薬局ビジョン」

 少し前の話だけど、厚生労働省から「患者のための薬局ビジョン」
という文書が発表されている。

 厚生労働省(国)が、「薬局はこうあって欲しい」と示したビジョン、かな。
当然、今後の診療報酬改定もこのビジョンを目指す方向で進めるんだろう。
……少なくとも、厚労省はそのつもりなんだね。

http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/vision_1.pdf

.

 ざっと目を通したけれど、それほど新しい内容はなかった。
でもまぁ、厚生労働省が「これを目指す」という姿勢は見えたかな。

.

 今後、全ての薬局が「かかりつけ薬局」として、地域の医療に貢献できるように。
具体的には、地域包括ケアシステムへの参加だとか、24時間対応、在宅対応等
が求められていくことになるんだろう。

「門前からかかりつけ」というのが、一つのキーワードなんだけど、
これはまぁ、厚生労働省が昔から言っている、と思う。
それこそ、私が薬剤師になる(10年以上)前からの話。

 いや、ちょっと待ってよ。
規制改革会議は、門前から、門内薬局へと規制緩和するんじゃなかったか?

これって、かかりつけ薬局への流れと逆行してるよね??

.

 この辺、今回の「ビジョン」では……

さくっと無視。

あー、やっぱり、厚労省的には不本意なんだね。あの規制緩和は。w

一応、このビジョンが作られた経緯では、規制改革会議での内容を受けて、
ということになってるけど、その会議で厚労省が目指す方向とは逆の
規制緩和が行われたことへの説明は、まるでなかった、と。w

.

 将来的には、団塊の世代が70代、80代となっていくと、
要介護状態の高齢者の在宅での医療を進めていかないといけない。
当然、薬剤師にも積極的に関わってもらわないと困る、と。

.

 理屈では分かるんだけど、現実にどう動くか、となると、
なかなか難しいと感じる。
病院のキャパシティを考えると、今後は在宅に進まざるを得ない、
ということになっているけど、実際問題、まだそれほど進んでいるように
見えない……。
 まぁ、以前に比べると在宅をやっている先生も増えてきたし、
在宅医療に携わる薬剤師も増えているんだろうけれども。

 じゃぁ、国はどうやって制度を動かしていくのか、作っていくのか。
その辺をうまくやってくれるのかどうか……。
やらざるを得ないんだろうけどねぇ。
現状の業務を考えると、とても在宅まで手が回る気がしないんだが。

.

 とりあえず、20年先の姿までは書かれているので、
20年後も薬剤師をやっているつもりの人は、ちゃんと読んでおいた方が
いいと思う。10年もやる気ない人なら別に読まなくてもいいかも知れないが。w

|

« 浅田真央、カムバック | トップページ | 加工肉のがんリスク »

('14~16)仕事(薬局)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/173091/62654068

この記事へのトラックバック一覧です: 「患者のための薬局ビジョン」:

« 浅田真央、カムバック | トップページ | 加工肉のがんリスク »