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平和教育

 先月の話。

 小学校3年生の娘が、学校の平和教育の一環で、
「ちいちゃんのかげおくり」のオペレッタをやった。

 体育館で、絵本の絵を後ろでスライドで写しながら、
ピアノに合わせて、歌を歌う、というもの。
去年も3年生がやったそうだから、恒例行事なのかも。

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 小学校に入ってからは、幼稚園とは違って学芸会や発表会がないので、
あんまり子どもの歌を聞く機会なんかなかったけれども。
さすがに、3年生。上手に歌えていた。

 ピアノは、弾ける生徒がいれば弾いて、といった感じ。
難しい曲もあったので、その辺は先生が弾いてたな。
連弾してることもあった。

「ちいちゃんのかげおくり」は、非常に悲しい絵本で、
おそらく、私も小さな頃に読んだ記憶があった。

……というか、まさしく小学校の平和教育で
同じようにやったのかも知れない。

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 中学校くらいまでは、戦争の悲惨さを伝えるような話を
聞かされた記憶がある。
なんか、聞いていて辛くなってくるんだよね。
誰が、何のために戦争なんかしたんだか、ってのが、
子どもの率直な感想だろう。

 久しぶりに平和教育にふれて、その辛さを思い出した。

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 でも、大人になって色々な歴史情勢なんかを踏まえると、
そんな単純な話じゃないだろ、と突っ込みたくなったりして。(苦笑)
子供のころの方が純真だったのかな?

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 子ども達は、地域の、戦争を体験しているおじいさんやおばあさんから、
体験談を直接聞く機会があったようだ。

 でも、そうやって直接体験談を聞く機会ってのは、難しい。
おそらく、私の子ども達の世代でギリギリ、最後になると思う。
戦争から70年以上も経ってしまっているし。

 あと10年も経てば、直接話を聞くことはとても難しくなる。
聞けたとしても、「当時子どもだった人」の体験しか聞けないし。

 そう考えると、戦争の記憶を語り継いでいくってのは、
大事なことなんだなぁ、と思う。
直接、経験者から話を聞けるのは、きみ達の世代が最後だよ、
ちゃんと、心に残しておいてね、と思った。

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 もっとも、30年前に同様に平和教育を受けているけど、
その内容をどれほど覚えているか、と言われると、厳しい。
少なくとも「辛かった」という思い出だけは残っているけど。

 うーん、日本では戦争経験者は少ないけれども、
世界を見渡すと、現在でも戦争や内戦で苦しんでいる人たち
ってたくさんいるんだよね。シリア難民とか。
 平和を考えるうえでは、そういった人たちのことを考えるのも
大事になってくるかもしれない。

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