錦織がマスターズ準優勝・他
週末のスポーツの話題。
まず、男子テニス、錦織がマイアミオープンで準優勝。
初優勝こそならなかったものの、決勝進出は久々の2回目。
テニスは、4大大会が最重要ではあるんだけれども、
年9回行われるマスターズ大会も重要。
トップ選手には、原則として出場義務があるので、
上位選手は、(怪我とかなければ)全員出場する。
なので、だいたいベスト16くらいになると、
グランドスラムでもマスターズでも同じような顔ぶれになってくる。
運だけで勝てるような大会ではない。
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今回、錦織にしては珍しく運のよいことに、
マレーやワウリンカ、ナダルといったトップ選手達が、
錦織に当たる前に負けて消えていった。
結果として、錦織は決勝戦まで自分より上位の選手と戦うことがなかった。
いわば、「順当に」決勝まで上がってこれた訳だ。
もっとも、結果だけ見れば「順当」なんだけど、
そんなに楽に勝てた訳ではない。(苦笑)
特に、準々決勝のモンフィス戦は、相手のマッチポイントを5回しのいで
からの逆転勝利という離れ業をやってのけている。
マスターズの準々決勝以降なんて、早々楽な相手なんかいないわ。
実際、マレーやナダルなんかはそこまでたどり着けずに負けている訳で。
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決勝は見られなかったけど、またもジョコビッチに完敗だったらしい。
今のジョコビッチは本当に絶対的な強さがあるなぁ。
どうやったら勝てるのか、ちょっと分からない。。
何回か戦えば、チャンスもあるかも知れないけど。
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それでも、マスターズの決勝戦自体がまだ2回目だし。
今年中にもう1,2回チャンスがあればいいけど。
今の男子テニスは、ビッグ4というより、ジョコビッチ1強という感じ。
逆に言うと、マレーやナダルにそこまでの安定感はない。
フェデラーは体調崩して欠場しているし。
次は少し休んでクレーシーズンかな。怪我がないといいんだけど。
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もう一つ、週末のイベントでは、
フィギュアスケートの世界選手権があった。
ちょっと用事があってあまり見られなかったんだけれども、
結果だけみれば、男子は羽生が2位。フェルナンデスが連覇達成。
これはもう、フェルナンデスを褒めるしかないだろうよ。
確かに、珍しく羽生がミスしていたけれども、それでも300点近い点数。
普通ならそれでも優勝してるくらいの点数だから。
フェルナンデスが圧巻の演技をして、優勝した、ということだろう。
しかし、他の選手がちょっとついていけなくなってる気がする。
世界選手権初出場の宇野くんは、フリーでジャンプにミスがあり、7位。
ジャンプにミスがあったとはいえ、いい演技をしていたと思う。
他のレベルが高かっただけで。
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女子は、何年かぶりに、日本勢全員が表彰台を逃した。
でも、浅田真央も、本郷も、宮原も、自己ベスト、あるいはそれに近い
点数を出しているんだよね。
こっちも、「ほかがすごすぎた」としか言いようがない、かなぁ。
点数をみる限りは。200点を超えて7位ってどういうことだよ、と。(苦笑)
男子もそうなんだけど、点数がちょっとインフレしているのかな?と感じる。
全体として競技レベルが上がっているのか、
それとも、採点が甘くなっているのかはわからないけれども。
女子1位となったメドベデワは、フリーで150点を超えた。
これ、バンクーバーの時のキムヨナの世界記録を破ったことになる。
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男子も女子も、次回出場枠「3」は確保した。
まぁ、男子は2人でも羽生と宇野なら出場枠「3」は確実だと思っていた。
女子は、ショート終わった時点でギリギリだったからどうかな?
と思ったけど、なんとかなったね。
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ただ、全体としてこの「高得点化」の傾向は続くのか?
男子だと、羽生とフェルナンデスが別格で、他がおいてけぼり状態だし、
女子はまだ競ってるといえば競ってるんだけど、
点数が出すぎている印象があるんだよね……。
点数を出す「技術」が上がってきた、ってことなんだろうけど、
フィギュアスケートがそういう風に進化していいのかな?とも思う。
まぁ、この競技はいつもそうなんだろうけど。
技術面と芸術面のせめぎあいで。
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