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政党別得票数の記録

 そういえば、前回の参議院選挙の時に、得票数をまとめたものがあった。

「得票数で比べてみた」(2013.7.23)
http://tukutteha-mitamonono.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-383b.html

 今回も気になったので、調べてみた。
とはいえ、政党がぐちゃぐちゃに替わってるからちょっとわかりにくいが。

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 比例代表の得票数の推移(参議院選挙)

                 2016年     2013年     2010年       

自民党     2011万(19)     1846万(18)   1407万(12)     

民進党   1175万(11)   713万(7)    1845万(16)          

公明党     757万(7)       756万(7)     764万(6)      

共産党     601万(5)       515万(5)      356万(3)      

社民党       153万(1)       125万(1)      224万(2)       

生活      106万(1)        94万(0)          -

お維新        515万(4)

維新       -                 636万(6)               

みんな      -                476万(4)      794万(7)      

支持なし   65万(0)

()内は比例当選議員数。千の位を四捨五入。
民進党の過去データは民主党。

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 そもそも、参院選挙の結果を6年前の「改選数」と比べるのは
どうなんだろう?それよりも、3年前の数字と比べるほうが、
党の勢いとか、流れがわかるんじゃないだろうか。

 6年前は、民主党政権下の選挙。比例では民主党が勝ってるけど、
一人区で負け越して、全体では自民党が勝利を収めた。

 3年前は、安倍さんにかわったばかり。アベノミクスに勢いがあった頃。
ここは、民主党がこれ以上ないくらい、やばい負け方をした。w

 で、アベノミクスの結果がみえてきた今回、2016年。

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 自民党は、久しぶりの2000万票ごえ。でも、これでも過半数はないんだけどね。
民主党は、維新と合併して民進党になった。
数字の上では、3年前から400万票以上伸ばしている
数字上はV字回復に見えるぞ。w
もっとも、3年前に存在した「維新」、「みんな」の第3極が迷走した結果、とも。
「維新」と「みんな」は、合併やら分裂やらで、最終的にはおおさか維新と民進党に
吸収されている、でいいのかな。

 3年前の維新+みんな、1100万票の奪い合いになった、とも言える。
そのうち、おおさか維新が約半分を引き継いでいる。
残った半分のほとんどは、民進党に入った、と考えてよさそう。
目減りしてる分は、社民や生活にも入ったのかな。伸びてるし。

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 前回も書いたけど、この公明党の安定感はなんだ?ww
ここ、いつ選挙しても「760万前後」にしかならないんじゃね
あとは投票率で議席数が変わるくらい。(低いほど議席はとりやすい)

 共産党は、実は3年前よりもさらに票を伸ばしている。
あの失言がなければ、もっと行ったかもしれないな。

 共産党の面白いところは、比例で誰が当選するかが
ぎりぎりまでわからないところである
。w

 例えば、自民党や民進党は、支援団体による集票合戦がある。
例えば、日本薬剤師会がバックについてるのは、自民党の藤井もとゆき氏だ。
民進党も、組合系のバックがついている。
この二党は、政党名での投票が全体の7-8割になってる。

 公明党はさらに特殊で、政党名での投票が5割しかない
あとは、おもに6人の候補に振り分けられている。
でも、これは競争している感じではないな。
あらかじめ、政党の方で順位を決めている感じ。
支援している「学会」が、「この地区は誰に投票する」みたいな
ルールを厳格に決めているんじゃないかな。

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 それに比べて共産党。ここは9割以上が政党名だ。
共産党1位の市田さん(副委員長)で、たった7万7千票。
公明党1位の長沢さん(参院副幹事長)の94万票と比べると
圧倒的な差を感じる。
 さすがに、市田さんクラスは落ちないようにしているんだろうけど。

 共産党で5位当選の武田氏は23938票。
6位で次点だった奥田氏は、23680票。その差、たったの258票。
7位の伊勢田氏も23261票と、非常に僅差の争いになっている。w

 これだけの僅差で当落が分かれるってのは、
選挙区でもなかなかないよ。共産党内の争いの方が熱い。

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 もっとも、おそらく中の人たちは「気にしていない」んだろうね。
誰が当選しても、誰が落選しても恨みっこナシでやってそうだ。
党の色が強すぎて、個人差なんてほとんどないだろうし。
(失言したあの人はちょっとあれだが。)

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 で、最後に。政党名「支持政党なし」
ここ、選挙区にも立候補者は出していたらしいが、
その目的が、「ポスターを貼るため」だけという徹底ぶり。w
候補者名そっちのけで、政党名(「支持政党なし」)を
ポスターで全力アピールしたらしい。

 結果、約65万票。議席は0に終わったけれども、
これ、続けていけばそのうち議席取るかもしれん。w
少なくとも、諸派政党としては先輩の「幸福実現党」や
現職国会議員すらいた「新党改革」を得票数で上回ったんだから。

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 そういえば、社民党はどうするのかな?
党首の吉田さんが落選して、副党首の福島さんが当選したんだけど。w
前回よりは得票数が増えているとはいえ、風前の灯なんだけど。
もうそろそろ、潮時じゃないかな?長い歴史による知名度だけで
生き延びているようなもんだ。

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