「気になる病気と治療のお話」
本の紹介
「堺市立総合医療センター 気になる病気と治療のお話」
(リンク。←amazon)
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大阪の堺市立総合医療センターという病院が出している、
市民のために医療情報を提供している本。
堺市内の書店で平積みにされていたので思わず衝動買い。
でも、たぶん堺市でしか売ってないと思う。w
執筆は主に、この病院の医師たちによるものだけど、
一部、看護師ほか、コメディカルな人も執筆担当している。
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もちろん、堺市立総合医療センターの院内施設や、
堺市の医療行政みたいなところを紹介している部分もあるけれども、
そういうところはごく一部。
大半は、「よくある病気と、それに対する最新治療の話」である。
対象読者は、(一応)一般市民なので、それほど難しい話はない……
と思いたい。実際は、素人置いてけぼりになってる文章もあるが。w
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私が読んで、新鮮だったのは、がんに対する治療法。
こんなに腹腔鏡手術が進んでいるとは知らなかった。
薬学部は医学部と違って、(薬物療法以外の)治療はあまり勉強しない。
実際に薬剤師として働き始めてから勉強するところも多いが、
これも、定期的に情報をアップデートしないと、
自分の持っている情報が古くて使い物にならなくなってしまう。
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薬剤師としては、せめて「一般市民」レベルの医療知識を
身に着けている必要がある。
たとえ、学校で全然勉強していないにしても。(苦笑)
そんな薬剤師にはうってつけの本だった。
すごく勉強になった。自分の知識が古いのがわかった。w
ただ、この本を読んだからOK,ということはないな。
やっぱり、定期的に情報をアップデートする必要があるわ。
10年ほったらかしというのはまずい。w
医療技術はどんどん新しく、進歩しているので。
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で、この本はかなり分厚い。463pもある。
ガンの話のほか、救急や、小児科、産科、皮膚科等、
色々な先生がいろいろな分野を幅広く執筆されている。
特筆すべきは、その値段だろう。
(税抜)1500円
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教科書としてなら、この3倍以上の値段がついててもおかしくない。
このページ数、この内容で、この値段は、破格もいいところだ。
おそらく、この出版が利益を出すことを目的としていないからだろうな。
この内容でこの値段なら、そりゃ買うよ。
本屋で平積みしてあったから中身も確認できたしね。
市民向けというよりは、むしろ看護師や薬剤師、コメディカル向けの
本なんじゃないかと思う。w
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