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2016年、読書記録

 2016年のまとめ。読書の記録。

 今年は、人生で一番本を読んだ年になるかも知れない。
うつで春先に2カ月ほど休職していた時期があり、
その頃に図書館通いのペースが出来上がった。

 読みたい本がなくなる……ということもなく。
次々と、新しいシリーズや気になった作家さんが出てきて。
図書館を2館使って予約を駆使しながら、
3月以降はほぼ「1日1冊」ペースに。

 今年読んだ本は、現時点で357冊。
あと3日で3冊くらい読むだろうから、360冊かな。w
子供向けの児童書や、勉強用の学術書も含まれているが、
大半は小説である。(しかも、中高生が読むような軽い小説も多い)

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 読書メーターに、2016年おすすめランキング本をまとめてある。

http://bookmeter.com/u/622979/cat/404654

これは、私が今年一年で読んだ360冊から
特におすすめだと思う20冊をランキングしたもの。

 こっちでも、記録残しておく。

20位 「ハケンアニメ!」(辻村深月)
    辻村さんの本は、落差が激しいけれども、これはすっきりしている。
    作者のアニメ愛が伝わってくる。

19位 「レッドスワンの絶命」(綾崎隼)
    綾崎さんの作品は、叙述トリックを使ったミステリ風恋愛が多いが、
    この作品は世にも珍しい、ガチガチのサッカー小説。

18位 「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」(七月隆文)
    二度読み必至の恋愛小説。映画も悪くなかった。
    七月さんの本は、まだこれだけしか読んでないな。

17位 「夢幻花」(東野圭吾)
    東野さんの本もいろいろ読んだけど、今年読んだ中で
    一番よかったのがこれ。伏線のつながりが見事。

16位  「世界が終わる前に」(山本弘)
    山本さんのBISビブリオバトルシリーズ3巻。
    この本をきっかけに読まされた本は結果的に10冊以上……。

15位 「居酒屋ぼったくり」(秋川滝美)
    秋川さんの本は、「いい加減な夜食」や「ありふれたチョコレート」も
    面白かったけど、一つ選ぶならこのシリーズになる。

14位 「陽気なギャングが世界を回す」(伊坂幸太郎)
    伊坂さんの本もいろいろ読んだけど、このシリーズが一番面白かった。
    銀行強盗が、もっと悪い人を懲らしめる話。w

13位 「イニシエーションラブ」(乾くるみ)
    恋愛ミステリーだけど、このトリックは初めてだったので唖然となった。
    後になってみると、それほどではないかな、と思うが。

12位 「さよならの次に来る(新学期編)」(似鳥鶏)
    似鳥さんも、今年ハマった作家のうちの一人。脚注が楽しい。w
    ミステリーとしては、これが一番すごかった。

11位 「ふたりの文化祭」(藤野恵美)
    すでに、このブログでも紹介済。前作「ぼくの嘘」ほどのインパクトは
    なかったけど、殻を破る主人公たちがカッコイイ。

10位 「サファイア」(湊かなえ)
    湊かなえに、初めて泣かされたのがこの本。
    連作短編集で読みやすいのもよかった。

9位 「君の膵臓を食べたい」(住野よる)
    本屋大賞2位。タイトルのインパクトだけならダントツ。w
    タイトルをここまで活かしきった作者に脱帽かな。

8位 「ラブ・ケミストリー」(喜多喜久)
    こちらもブログで紹介済み。有機化学系、ラブコメミステリ作家の
    デビュー作。他にも面白い作品多いけど、最初のインパクトはこれ。

7位 「花の鎖」(湊かなえ)
    湊さん2冊目。湊さんにしては綺麗な読後感と、
    ばちばちっとハマっていく伏線に感動した。

6位 「命の後で咲いた花」(綾崎隼)
    今年終盤にハマった作家さん。泣ける恋愛モノが多い人だけど、
    その中で一番泣けたのがこれ。文庫化しないかなー?

5位 「漁港の肉子ちゃん」(西加奈子)
    問答無用で、人を前向きにする力のある本。
    タイトルと表紙に圧倒されるけど、中身はそれ以上。

4位 「キケン」(有川浩)
    有川さんの本もたくさん読んだが、理系男子としては、
    これが一押しになる。何度読み返しても笑ってしまう。w

3位 「東京すみっこごはん 雷親父とオムライス」(成田名璃子)
    これもブログで紹介済。おいしそうな食事の本だけど、
    ほっこりさせてくれる、どころか泣かせてくれる。

2位 「サラバ 上」
1位 「サラバ 下」(西加奈子)
    はい、今年のベストはこの2冊。西さんの直木賞受賞作。
    感想が言葉で表せないが、感動させてくれた。

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 この企画、来年も続けられるのだろうか?(苦笑)
そもそも、読書熱が冷めずにいつまで続くか、という話かも。

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