« 2016年11月 | トップページ | 2017年1月 »

2016年12月

2016年の記録とカテゴリ変更

 この1年のブログの記録

2016年は173本の記事を書いている。
昨年は199本だったから、ちょっと減ってるかな、と。
二日に一回ペースにもなっていないので。

 初期のブログを書き始めた頃は、
年間300記事とか普通に書いていた。w
大したことない記事が多いとはいえ、
それは今だって同じことだし。(苦笑)
あの頃は若かったなぁ……。

 カテゴリ別の内訳は以下の通り(重複あり)

('14~)仕事(薬局)    28記事
( '15~)日記        38記事
スポーツ           25記事
ニュース          25記事
書籍・雑誌         21記事
確定拠出年金(401k)  13記事
( '16~)育児             11記事
疑義照会                   5記事
('10~)コラム             2記事

.

 全体的に記事数は減ってるんだけど、
健康食品やトクホ系の記事が激減している。(苦笑)
がっつり記事を書く元気がないからかな。

 その分、書籍の紹介が増えている。

 ゲームの記事もほとんど書いていないなぁ。
もともと、ブログに写真使わない主義だから、かな。
画像ないと紹介しても伝わらんだろうし。w

.

('14~)仕事(薬局)のカテゴリが100記事を超えたので、
ここで区切ることにします。
新たに、('17~)仕事(薬局)のカテゴリを作ります。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ブログも冬休み

 さて、本日から、嫁の実家に帰る予定。
4日から仕事なので、そんなにゆっくりできないけど。

 例年どおり、ブログもお休みする。
この記事が、年内最後の予定。

 年明けもしばらく休み、1月10日から再開予定。
ちなみに、子供たちの冬休みは、今年はいつもより長い。
天皇誕生日と、成人の日がどちらも冬休みに入ってしまったため。
12/23から、1/9まで休み。長いなぁ。

 ブログに対する熱意が、少し冷めている、というのもあるけど。

.

コメント欄の管理は行いますが、
当ブログは、「http:」をNGワードに設定していますので、
コメント内にURLをはったり、リンクしたりすると、
管理者が承認するまで表示されませんので、ご了承ください。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2016年を振り返る(その2)

 2016年を振り返る(その2)

 (その1)では、ニュースやスポーツだったけど、
(その2)は個人的な、自分の状況や子供たちの状況など。

.

 2016年は、ギアを入れなおした年だったと思う。

 2015年の秋から少しずつ無理を重ねてきていた。
2016年初頭では、もう完全にガス欠状態になっており、
休職を余儀なくされた。

.

 休職期間は、今から思えば大事だったと思う。
今までやったことがないくらい、家にいたし。w
結婚以来初めて、家族と離れて母方の実家に出かけてみたり。
また、逆に嫁だけが旅行にでかけたりもした。
(子供おいてかれるのは結構大変だったなぁ。)
 まぁ、休みでないとできないことだった。

 一旦休んで、環境を整えて、リセットしてやり直す。
徐々に仕事の強度をあげていった。
まぁ、一緒に環境も徐々に変わっていったから、
なかなか落ち着かなかったんだけれども。

 現状の状態には満足している。
以前よりも、責任を減らした状態にはなっているが、
以前よりも、仕事をやりやすい状態になった。

.

 趣味として、読書。これは昨日も記事にした通り、1日1冊ペース。
娘とゲーム会に行くことも続けているし、仕事が終わったあと、
一人で遊びに行くことすらあったりする。

 あと、ピアノも続けているなぁ。
現在、RADWIMPSの「スパークル」に挑戦中。
なかなか難しいけど。

.

 「やりたいことをやる」「やりたくないことはやらない」
以前よりも、はっきりしているね。

.

 さて、子供たちについて。

 上の娘は、もう典型的な優等生だと思う。
通知表をみて、びっくり。小学生当時の私より、もちろん上。
先生に気に入られているってのもあるんだろうけど。

 何かの拍子に挫折したら、立ち直れるのか、という気もするが。
でも、そんなに弱い子にも見えない。

 手芸や、工作が好き。携帯ゲームはそんなにやらないなぁ。
タブレットで遊ぶことはあるけれども。
何か、動画を見ていることも多いかな。

.

 小学生になった息子は、幼稚園当時と同じ印象。
とにかく、人の言うことを聞けないので、集団行動を乱す。
通知表があまりよろしくないのは予想できていたが、、、

体育が全て(2項目だが)「がんばろう」というのはどうだろうか。(苦笑)

 水泳と体操を習っていて、まだその状態ってのが恐れ入る。w
やる気の問題というよりも、話を聞けないからだろうなぁ。

.

 頭の回転自体は、娘とそれほど変わらないと思う。
テストの点数はそれほど悪くないし。
まぁ、態度の問題なんだろう。(苦笑)

 ただ、これも少しずつではあるが、前に進んでいる。
一歩も進んでいない訳ではない。
人よりも歩みは遅いけれど、進んでいない訳ではないのが救いかな。

.

 娘もそうだけど、息子にも本をいろいろ読むよう仕向けている。
人の話を聞けないのはしょうがないので、それなら
本から学習してその分をうめてもらわないとな。w

 ドラえもんの学習漫画なんかをよく読んでいるので、
変な知識は色々あったりするし、よく覚えている。

.

 二人とも、英語を習わせたいんだけれども、
近所の英語教室は、満員で順番待ちの状態。
これは、来年の課題かなぁ。
 できれば、歩いて行ける範囲にしてほしいんだけど。

.

 今年は、いろいろと変革の年になった。
来年は、少しずつ、改善していきたいと思う。

 もう、以前にように働くのは無理、というか、やりたくない。w
でも、興味のある分野では以前よりも積極的に動いているし。
今の環境が気に入っているので、できるだけ環境を壊さないようにしたい。

.

 二人とも小学生にあがって、嫁と二人の時間も増えた、かな。
子供たちだけで遊べるようになってきたし。

 来年も、家族との時間を大事にしていきたいなぁ。

 

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2016年、読書記録

 2016年のまとめ。読書の記録。

 今年は、人生で一番本を読んだ年になるかも知れない。
うつで春先に2カ月ほど休職していた時期があり、
その頃に図書館通いのペースが出来上がった。

 読みたい本がなくなる……ということもなく。
次々と、新しいシリーズや気になった作家さんが出てきて。
図書館を2館使って予約を駆使しながら、
3月以降はほぼ「1日1冊」ペースに。

 今年読んだ本は、現時点で357冊。
あと3日で3冊くらい読むだろうから、360冊かな。w
子供向けの児童書や、勉強用の学術書も含まれているが、
大半は小説である。(しかも、中高生が読むような軽い小説も多い)

.

 読書メーターに、2016年おすすめランキング本をまとめてある。

http://bookmeter.com/u/622979/cat/404654

これは、私が今年一年で読んだ360冊から
特におすすめだと思う20冊をランキングしたもの。

 こっちでも、記録残しておく。

20位 「ハケンアニメ!」(辻村深月)
    辻村さんの本は、落差が激しいけれども、これはすっきりしている。
    作者のアニメ愛が伝わってくる。

19位 「レッドスワンの絶命」(綾崎隼)
    綾崎さんの作品は、叙述トリックを使ったミステリ風恋愛が多いが、
    この作品は世にも珍しい、ガチガチのサッカー小説。

18位 「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」(七月隆文)
    二度読み必至の恋愛小説。映画も悪くなかった。
    七月さんの本は、まだこれだけしか読んでないな。

17位 「夢幻花」(東野圭吾)
    東野さんの本もいろいろ読んだけど、今年読んだ中で
    一番よかったのがこれ。伏線のつながりが見事。

16位  「世界が終わる前に」(山本弘)
    山本さんのBISビブリオバトルシリーズ3巻。
    この本をきっかけに読まされた本は結果的に10冊以上……。

15位 「居酒屋ぼったくり」(秋川滝美)
    秋川さんの本は、「いい加減な夜食」や「ありふれたチョコレート」も
    面白かったけど、一つ選ぶならこのシリーズになる。

14位 「陽気なギャングが世界を回す」(伊坂幸太郎)
    伊坂さんの本もいろいろ読んだけど、このシリーズが一番面白かった。
    銀行強盗が、もっと悪い人を懲らしめる話。w

13位 「イニシエーションラブ」(乾くるみ)
    恋愛ミステリーだけど、このトリックは初めてだったので唖然となった。
    後になってみると、それほどではないかな、と思うが。

12位 「さよならの次に来る(新学期編)」(似鳥鶏)
    似鳥さんも、今年ハマった作家のうちの一人。脚注が楽しい。w
    ミステリーとしては、これが一番すごかった。

11位 「ふたりの文化祭」(藤野恵美)
    すでに、このブログでも紹介済。前作「ぼくの嘘」ほどのインパクトは
    なかったけど、殻を破る主人公たちがカッコイイ。

10位 「サファイア」(湊かなえ)
    湊かなえに、初めて泣かされたのがこの本。
    連作短編集で読みやすいのもよかった。

9位 「君の膵臓を食べたい」(住野よる)
    本屋大賞2位。タイトルのインパクトだけならダントツ。w
    タイトルをここまで活かしきった作者に脱帽かな。

8位 「ラブ・ケミストリー」(喜多喜久)
    こちらもブログで紹介済み。有機化学系、ラブコメミステリ作家の
    デビュー作。他にも面白い作品多いけど、最初のインパクトはこれ。

7位 「花の鎖」(湊かなえ)
    湊さん2冊目。湊さんにしては綺麗な読後感と、
    ばちばちっとハマっていく伏線に感動した。

6位 「命の後で咲いた花」(綾崎隼)
    今年終盤にハマった作家さん。泣ける恋愛モノが多い人だけど、
    その中で一番泣けたのがこれ。文庫化しないかなー?

5位 「漁港の肉子ちゃん」(西加奈子)
    問答無用で、人を前向きにする力のある本。
    タイトルと表紙に圧倒されるけど、中身はそれ以上。

4位 「キケン」(有川浩)
    有川さんの本もたくさん読んだが、理系男子としては、
    これが一押しになる。何度読み返しても笑ってしまう。w

3位 「東京すみっこごはん 雷親父とオムライス」(成田名璃子)
    これもブログで紹介済。おいしそうな食事の本だけど、
    ほっこりさせてくれる、どころか泣かせてくれる。

2位 「サラバ 上」
1位 「サラバ 下」(西加奈子)
    はい、今年のベストはこの2冊。西さんの直木賞受賞作。
    感想が言葉で表せないが、感動させてくれた。

.

 この企画、来年も続けられるのだろうか?(苦笑)
そもそも、読書熱が冷めずにいつまで続くか、という話かも。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年を振り返る(その1)

 年末恒例の、1年を振り返る記事。
(その1)は、主にスポーツ、ニュースを振り返る。

.

 1月。SMAP解散騒動勃発。これ、今年の話だわ。
一旦、解散の話が出たんだけれども、1月の時点では何とか撤回された。

でも、結局は年内で解散、という結果はみんな知っての通り。
グループやっていくのは大変なんだろうなぁ。

 これほどの国民的アイドルが、これだけの年月を経た後で解散ってのは
もうこの先、ないかも知れないなぁ。

.

 3月。民主党と維新の会が合併して民新党ができる。
7月の参議院選挙の結果、民新党は(予想通り)敗北。
与党と改憲勢力で参院の3分の2を握った。

 その後、民新党は蓮舫さんを党首に選んでいるが、、
今のところ、特にアピールできている訳ではない。
蓮舫さんだと、一発大逆転の可能性もあるけど、
そのまま民新党がつぶれる可能性も大きいと思うぞ。w

.

 安倍さんは消費増税の再延期を決めた。
本当なら2017年4月に10%になる予定だったんだけど、
さらに2年半伸ばして2019年10月まで。
 とはいえ、二度も伸ばしたんだったら三度目もあるかもね。(苦笑)

 安倍さんとしては、憲法改正のためには何が何でも
国民の支持が必要だから、そのためなら何でもやるだろう。

.

 地震の多い年でもあった。
熊本地震は2連発で震度7を観測。他にも鳥取でも地震があったし、
地震はそれほどでもないけど、津波警報が出たこともあった。

 もう、東日本大震災から5年が経つ。
復興はどうなっているのかな?原発ばっかりクローズアップされてるが。

.

 あとは、舛添さんがいろいろと問題を引き起こして辞任。
小池さんが東京都知事に就任した。
その後、築地市場移転問題とか、東京五輪問題とかで存在感を示している。

.

 海外では、イギリスが国民投票によりEU離脱を表明。
アメリカでは大統領選挙があり、「まさか」のトランプ氏勝利。
まぁそのおかげで、株価は(なぜか)上がっているんだが。

 ただ、アメリカはTPPからの脱退を表明している。
日本は、今のところ続ける気みたいだけど……。
どうするのかね?

 お隣の韓国では、大統領が大ピンチに陥っている。
現在、大統領資格を凍結されている。来年には罷免されるかな?

.

 最大のニュースは、「天皇陛下が生前退位の意向を示した」ことかな。
前代未聞、というレベルではないな。
世論調査をすれば、国民の多くが生前退位を認める方向なのに、
有識者会議では、なぜか激論が続いている。
 私が生前退位を支持するのは、天皇陛下を「人間」とみているからかも。
天皇陛下にも、もう少し「基本的人権」を認めてあげていいんじゃない?という。
否定する人たちは、人間とは見ていないんだろうな。

.

 さて、スポーツ。

 まずはイチロー、かな。日米通算4257安打の世界(参考)記録。
さらに、メジャー3000本安打。こっちは立派な記録。
来年以降もまだまだ続けていけるんだろうか?

.

 リオ五輪。
前半は、競泳陣、柔道陣が奮起してのメダルラッシュ。
体操男子では、団体で中国に勝ち、悲願の金メダル。

 卓球では男子、女子とも団体でメダル。
バドミントンも女子シングル、ダブルスでメダルを取った。
バドミントンは、今年初めに賭博問題が発覚して処分された選手がいる。
でも、競技としては十分盛り上がったね。あとは、彼が帰ってこられるかどうか。

 ロンドンで活躍したチーム競技は、今一つ。
女子バレーも無理だったし、女子サッカーに至っては出場すらできない、という。
それでも、女子レスリングでメダルを量産し、最終メダル数は過去最高。

 最後に、男子短距離陣がリレーで銀メダルを取った。
いつ、だれが最初に日本人初の9秒台を出してくれるのか。
ずっとずっと遠かったけど、もうすぐそこまで来ている感じがする。

.

 テニスでは錦織が安定した活躍をみせている。
マスターズ大会では準優勝2回。ジョコビッチやマリーと好勝負あり。
オリンピックでは、ナダルに勝利して銅メダルを獲得。
ただ、やっぱりケガがつきまとう。グランドスラムではなかなか活躍できない。
安定してトップ10に入ってるんだからそれだけでもすごいんだけど、
なんとか、グランドスラムを一つでも獲ってほしい。来年の目標だろう。

.

 フィギュアスケート。
女子は、宮原知子が安定した力を発揮して、全日本三連覇。
他は横一線だけど、ジュニア勢の層がものすごく厚くなっている。
一方でベテランの村上は引退が噂されているらしい。。
 浅田真央も今季はケガになやまされて結果が出なかった。
オリンピックシーズンとなる来年までに何とかしてほしいとこだ。

 男子は、羽生結弦が、グランプリファイナル4連覇。
羽生がインフルエンザで欠場した全日本では、宇野くんが初優勝。
とにかく、4回転争いが勢いを増している。
宇野は世界で初めて4回転フリップを成功させ、プログラムに組み込んでいる。
羽生はというと4回転ループを、こちらも世界初成功。
 他にも、ネイサン・チェンというアメリカの新星が出てきている。
どれだけ多くの4回転を跳べるか、という争いになってる。
2回前のバンクーバーの時は、4回転跳ばなくても王者になれたのにね。(苦笑)

.

 ニュース、スポーツはこんなもんかな。
明日は、「2016年の読書記録」を出してみる。
今年ほど本を読んだ年もなかったからねぇ。
来年以降続けられるかどうかは不明だが。w

 明後日は、2016年の振り返り。主に個人的な内容で。
本当に、いろいろあったからねぇ。(苦笑)

 

| | コメント (1) | トラックバック (0)

クリスマス2016、人生ゲーム

 さて、今年のクリスマスプレゼントの記録。

の前に、昨年の記事を見直してみた。

http://tukutteha-mitamonono.cocolog-nifty.com/blog/2015/12/post-016d.html

昨年は、上の娘には綿あめを作るおもちゃ。
下の息子には、7インチタブレット!

昨年の記事から引用

>……いくらなんでも、奮発しすぎじゃないかな。(汗)
>来年は予算を思い切り削ってやる。w

.

 おうよ、予算は削りました。

 上の娘は、「3Dドリームアーツペン」
http://www.megahouse.co.jp/megatoy/products/item/1787/

 工作が大好きな娘にはぴったりかな。
もはや、私(工作苦手)が口出しするレベルではないし。

.

 下の息子には、「人生ゲーム」
http://www.takaratomy.co.jp/products/jinsei/product/jinsei_7th/index.html

 2016年版。
私も小さなころには遊んだ記憶があるなぁ。

 実は、ドンジャラ系のゲームにしようか迷ったんだけど、
息子の好みに合うかどうか自信がなかった。
人生ゲームなら、基本、すごろくだからまず問題はなかろう、と。
安いし。

.

 さて、以下、人生ゲームの感想。

 私はボードゲームを趣味にしている人間である。
そういうアナログゲーマーにとって、人生ゲームというのは、
ゲームではない
 いや、100%運ゲーやないか、と。w
勝つための最適な手段を悩む必要のないゲームなんて、
ボードゲームではないよ。

 実際に4人でプレイしてみた。
2016版は追加エリア4つがあって、それの組み合わせでも
楽しむことができる・・・らしい。

.

 まず、不満その1。保険。

火災保険、生命保険、自動車保険の3つの保険があり、
どれも格安で入ることができるんだけどね。

一番ひどいのは生命保険。
生命保険があって助かるのは、一マスのみ。
生命保険を使えば、4万ドルの出費を0にすることができる。

 でも、最後まで使わなければ、満期で10万ドル戻ってくる。w
これ、「保険に入らない」という選択肢がありえないんだけど。
万一の時に保険を使うかどうかで悩むくらいかなぁ。
ほぼ全員が入るので、差がつかないだろ。

.

 自動車保険は、安すぎる
自動車保険があって助かるのは一マスのみだけど、
保険料は、たったの1000ドルだからね。節約する意味がない。

 火災保険は、火事にあったら4万ドル返ってくるんだけど、
これ、どの家を買っていても同じ、という。(苦笑)
10万ドルの高級マンションを買っていても、3万ドルの家でも、
返ってくる額は一緒。しかも、「家を失う」という結果は覆らない。
この保険、いるかなぁ?ある意味、悩む余地はあるけど。

 ちなみに、家を買うと決算時でも2倍。最後まで持っていれば3倍で売れる。
これも買わないという選択肢はありえん。(苦笑)

.

 あと、ゲームのバランスは壊れている。w
どんな状態からでも逆転できるように、だろうけどさ。
決算後からゴールまでの道のりがやばい。
 1マスで10万ドル手に入ったりするし。
いや、今まで働いてためたお金はなんだったのかと問い詰めたい。

 一番ひどいのは、ゴール直前のマス。
まさかの「25万ドル支払う」である。ここ止まったら絶対負けるやん。w

.

 他にも「余っている宝物カードから好きなものを一つ取る」ってのも。
宝物カードって、価値は3000ドルから10万ドル超まで幅広い。
ってか、それ選択の余地ないやん。最高額のものを取るに決まってる。
 中には価値が変動するものもあるんだけどね。
(決算時にルーレット回して、価値を確定する)
でも、変動幅で最高の額のお宝よりも、定額でもっと高いお宝がある。
それを選べってのはひどい話でしょうよ。(苦笑)

.

 でもまぁ、楽しいのは楽しいと思う。w
別に運ゲー100%でも、面白いゲームは面白いさ。
高額の紙幣が飛び交うので、大きな数字の計算の練習になるし、
「両替」とか「お釣り」といった感覚が養われるのは、
小学校1年生にとってはいいんじゃないかな?

 実は、息子用にもう一つゲームを買っている。
(「ぴっぐテン」これも小学校1年生向けのカードゲーム)
これを、サンタさんからのクリスマスプレゼントにしなかったのは、
あまりにもマニアック過ぎるから。(苦笑)
 一応、彼は(娘と違って)まだサンタを信じているはずなので。
あまりにも一般的でないものをプレゼントするのはちょっとね。

.

 子供たちに感想を聞いたところ、一通り満足している様子。
ただ、娘には不満があったらしい。それは、中身についてではなく、

 先に朝早く起きた息子が、
娘のプレゼントの中身を見つけて彼女に言ってしまったこと。

 うん、ネタバレはよくないね。
ってか、人のプレゼントのぞくなよ・・・。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

全日本フィギュア、女子は宮原が三連覇

 フィギュアスケートの全日本選手権。

 女子は宮原知子が3連覇。国内ではもはや敵なし。
去年から頭一つ抜けていたけれども。
表現力、というか、オーラ?気品のようなものまで見える。

 ただ、今回は珍しくミスがあったかな。
それでも関係ないくらいの芸術点がある。
今のロシア勢に対抗できるとすれば、日本では彼女だけだろう。

.

 2位に、今年からシニアに上がった樋口。でも3年連続表彰台。
スピードとジャンプがすごい、と思う。
3Lz+3Tを前半と後半に2回跳ぶのは、日本選手では彼女だけ。

 3位に、三原には、今日のフリーでノーミスの演技をした。
技術点だけなら、フリーで1位の70点超。
ショート5位から逆転で表彰台に上がり、
世界選手権代表にも選ばれた。

.

 4位はジュニアの本田真凛、5位に本郷理華。
本郷はフリーのプログラムを去年のものに戻している。
それでも表彰台には届かなかった。プレッシャーかなぁ。
完全に「ジュニア勢に追われる」立場になっているし。

.

 村上佳菜子はいい演技をしたけれども8位。
浅田真央は、3Aに失敗して12位に終わった。
浅田真央が二ケタ順位になるとは……。

 まさか、これで終わりじゃないよね?
今年は故障の影響があった、と思うけど。
一般的な見方からすると、代表に復帰できるかどうか。
復帰できたとしても、ロシア勢に対抗できるかどうか。

 もう、彼女の時代は終わったのかな……。
そう思われてもおかしくないが。
でも、浅田真央というスケーターはそんなレベルではない、と。
そんじょそこらの天才ではないと思いたいんだけどな。

.

 まずは今年の世界選手権。来年の五輪出場枠3つを確保すること。
男子は、羽生と宇野がいれば、まず問題ないだろう。
女子は、、たぶん、大丈夫だと思うんだけど……。
宮原は表彰台に上ってくれるだろう。
 樋口、三原は初めての世界選手権だから、少し不安。
どちらか片方だけでも入賞してくれれば。

.

 しかし、今回の代表争いはし烈だったなぁ。
来年は、ジュニアからさらに若い世代が入ってくると思われる。
今回以上の争いになるな。

 前回のソチの時は、浅田、鈴木が突出していて、
村上が今一つとはいえ、他に代表を脅かす存在がいなかった。
(あえて書くなら、出産後の安藤美姫がいたくらい)

 来年は、宮原以外は横一線。
ちょうど、浅田真央がバンクーバーで銀メダルを取った時くらいに
スケートを始めた子たちだよね……。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

フィギュア全日本、男子は宇野が初優勝

 フィギュア全日本選手権。

男子は、絶対王者の羽生がインフルエンザのため欠場。
二番手で宇野選手が絶対的に優位と思われていたが、

ショートプログラムでミスがあり、まさかの2位スタート。
しかし、フリーで粘り強く耐え、終わってみれば大差での逆転勝利となった。

.

 宇野君の演技見てたけど、4回転は全部危なっかしかった。
コンビネーションにできずに基礎点の減点もあったりした。
それでも、最終的に技術点が100点を超えてくるんだから、すごい。
やっぱり、男子は羽生と宇野が頭二つくらい抜けてるね。

 後半、3A-Lo-3Fのコンビネーションが綺麗に決まったのが大きかったな。

 小さなころから見てるけど、大きくなったなぁ。w

.

 ショートで首位だった無良は、例によってフリーで崩れて3位。(苦笑)
前半はうまくまとめていたのになぁ。
うまくはまれば強いのに、なかなかショートとフリーをそろえられない。

.

 田中刑事が、ついに表彰台に上った。
これ、世界選手権の代表もとれたんじゃないかな?
実質、無良との争いだったけど、直接対決で上回った。
NHK杯でもいい演技みせてるし。

 一本、無理に4回転に行かずに3回転に抑えたジャンプがあった。
結果論からみると、あれが大正解だったんだろう。
あそこで無理に転倒していれば、結果は違ったかもしれない。

.

 さて、明日は女子のフリー。
ショートプログラムでは、宮原、本郷、樋口が上位3人になった。
うーん、順当にいけば、そのままこの3人が残りそうだなぁ……。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「リケコイ。」

 書籍の紹介。
「リケコイ。」(喜多喜久)
リンク←amazon)

.

 私は原則としてボーナスが出るたびに本を買うけれども、
図書館で前もって読んでいて、気に入った本を買うことが多い。

 冬のボーナスで、唯一、全く読んだことのない新刊として
買ったのが、喜多さんの「リケコイ。」(集英社文庫)
ここでも何度か紹介しているが、
喜多喜久さんは、東大薬学卒業、製薬会社勤務の薬剤師。
そして、化学(薬学)系のラブコメ・ミステリ作家である。

.

 タイトルからして、今どきな感じを受ける。「リケコイ。」
そして、表紙はポップな感じのヒロイン(白衣で実験中)の絵。
これは、喜多さんお得意のラブコメものだろう、と予想していた。

.

 全然違った。(苦笑)

.

 もうちょっと、ほんわかした癒し系の話を期待したのになぁ。
この「リケコイ。」恥辱にまみれた痛い系の話である。ww

まず最初に、原作者から読者へのメッセージが書かれている。
以下、一部引用する。

.

 この物語は、若者たちの失敗を描いたものである。

<中略>

大学院一年次~二年次の二年間で森氏が経験したことは、彼を傷つけ、
その後も長きにわたり苦悩を強いることとなった。

<中略>

ただし、森氏に落ち度がない訳ではない。被害者的な面は多分にあるが、
ある面では明らかに加害者的にふるまっており、それが若さゆえの愚行
だったとしても、非難されるべきものだったと「私」は考える。
「私」は森氏に少なからず肩入れしているが、彼を過度に弁護するつもり
はない。むしろ、道化のように描写する場面もあるだろう。
ありていに言えば、当時の彼は明らかにバカヤロウだった。

<中略>

この小説は、同じ轍を踏んだ挙句、終わりの見えない苦しみを味わう
人間をなるべく減らすために集英社文庫の棚に存在するのである。
特に、女性との接点の少ない理系男子には必携の一冊となること
請け合いだと自負している。

<中略>

すべての理系の恋が正しく-後悔のない形で-成就されることを、
「私」は願っている。

.

 引用終わり。

 この作品の執筆者は喜多さんだが、元ネタを提供した「原作者」がいる。
それが、この文章に書かれている「私」である。

 この原作者は、作品中にも登場しているが、誰がそうであるのかは
最後にしか書かれていない。この本のミステリ成分はそれだけ。
この「原作者」が作中の誰にあたるのかを予想するだけだ。

.

 で、作品は主人公の大学院生の「森」氏が、後輩の女性に恋に落ちたが
数々の失敗の挙句に絶望するしかないラストを迎える。
何だろう、リアルでギャルゲーをやっていて、選択肢を間違えまくって
「BadEnd」に行きついてしまったような終わり方をする。(苦笑)

 ただ、もともと理系男子はそもそもコミュニケーション力が低い上に、
圧倒的に女性の少ない分野なので、女性との付き合いが少ない。
(逆に、リケジョは周りにそういう男性が多いため、お姫様扱いされて
 恋愛経験が豊富なことも多いのだろう。)

 まぁ、こんなバカな真似はするなよ、という原作者、および喜多さん、
(そして主人公のモデルになった森氏)の訓戒という本だ。

.

 こういう理系男子を描かせると、喜多さんはうまい。
(今までの喜多さんの作品の主人公がほとんど当てはまる。w)

 いや、一歩間違うと自分もこうなっていたかも知れないな……。

.

 さて、この本の中で、私が一番気になった部分を紹介する。
実はこの内容、私が学生時代に考えていた内容とピタリ一致する。w
理系の考えることは似たようなもの、ということだろうか。

 少し長くなるが引用する。
(p182-183)

.

「誰かと付き合うって、すごくエネルギーが必要なことだと思うんです。」
「告白して、OKもらって、それで終わりじゃないもんね」

<中略>

「でも、ちょっと思うんだ。恋愛経験を積むと、心の中に触媒が
 できていくんじゃないかって」

「触媒、ですか?」
「うん。化学反応と一緒だよ。触媒があれば、高温や加圧条件が必要な
 反応でも、常温常圧で進む。恋愛も似たようなものじゃないかな。
 恋が始まるのに必要なエネルギーは変わらなくても、本人の心構えが
 できてれば、意外とあっさり壁を越えて行けるんじゃないかなって、
 そんな風に思うんだ。まぁ、「慣れ」って言っちゃったほうがわかりやすい
 かもしれないけど。」

「……その触媒には、相乗効果がありますね、きっと。
 二人ともが触媒を持っていれば、より簡単に壁を乗り越えられるのでは
 ないでしょうか」

「確かにそうかもね」

「でも、逆の場合は大変ですね。どちらも触媒を持っていなかったら……」
「反応が始まるにはかなりのエネルギーが必要になる、か。……辛いね、
 それ。恋愛が得意な人はどんどん新しい恋を始められるのに、
 不慣れな人はいつまで経っても一人っきりってことでしょ」

「そう、ですね。……残酷ですね、恋愛って」

.

 引用終わり。(一部改変あり)
改めて読み返すと、また別の味わいがあるな、ここ。

 わかる人にはわかると思う。
触媒がないと活性化エネルギーが高すぎて反応が進まないんだ。

 ただし、(当時の)私の結論は少し違う。

.

 逆に、二人とも触媒をもたないで壁を乗り越えられたら、
逆反応は極めて起こりにくいので、ものすごく安定する。

.

 「触媒」があると、反応性が高いから別の反応が起こってしまって
なかなか落ち着かないよ。w

 むしろ、恋愛下手な理系は経験を積んで触媒を手に入れるより、
触媒なしで、膨大なエネルギーを突っ込んで壁を越える方が、
より安定した未来を望むことができる、と思う。

.

 さて、喜多さんの本の特徴なんだけどね……。
理系を舞台にしているわりに、女性多すぎないか?ww

 実際のところ、多くの理系男子にとっては、
「恋に悩むことすらできない」のが実情ではないかと思われる。
喜多さんは薬学出身だからまだ女性は多いのかも知れないが、
工学系はもっと悲惨だと思うぞ。(苦笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

映画版「ぼく明日」

 日曜日、映画を見に行ってきた。

.

 今回、新たなチャレンジを。
家族4人で映画館に行ったのだが、
大人二人と子供二人に分かれて別の映画を見ることにした。

 もちろん、時間がぴったり合う訳はない。
終了時間が30分違った。(しかも、子供の方が早い)
それでも、二人とも小学生だし。上の娘は子供用の携帯電話を持ってる。

 下の子が迷子になる可能性は(少し)あったけど、
十分言い聞かせておけば大丈夫だろう、と。

 結果、特に問題なかった。
いざとなればそういう手も使える、ということか。
どんどん、楽になっていくな。w

.

 子供たちは、公開されたばかりの妖怪ウォッチ。
大人は、「ぼく明日」こと、「ぼくは明日、昨日の君とデートする」

私は、原作を読んでいる。嫁は読んでいない。
その状態でみてどうかなぁ、と。

.

 悪くはなかった、かな。悲しいけど、いい話だと思う。
原作と違うところは、原作が「40日」なのに対して、映画版は「30日」
あと、主人公の高寿が5歳の時に命を救われたエピソードが、
原作は、阪神大震災だったのが、映画では単に、池に落ちただけに
かわっていた。これは、映画化すると地震のシーンが面倒くさいからかな。w
(もちろん、被災者への配慮もあると思うが)

 あとは、ほぼ原作に忠実だと思う。

 まぁ、主役の高寿がイケメンすぎるという難点はあるが。w
これも映画だから仕方ないね。(苦笑)
原作イメージだとさえない美大生になってしまうんだけど、
興業として考えるならやっぱり、イケメン俳優を起用すべきなんだろう。

.

 この映画が楽しめるかどうかは、設定が理解できるかどうかに尽きる。
かつ、余計な事(タイムパラドックス)を考えてはいけない。w

 映像ならではの分かりやすさもあったけれども、
元々が「小難しいSF設定」なもんだから、ちょっと厳しいかも知れない。
原作未読の嫁は理解できたみたいだったけど。
人によっては難しいかも。

.

 個人的には、一番最初の日が一番好き。
高寿の告白のあと、「また会えるかな?」と聞く彼に、
愛美が突然涙して、「また会えるよ」と答えるシーン。

 もうね、開始早々、クライマックスなんだわ。
(原作読んでると、涙の理由がわかるから)

.

 最近、こういう「泣ける」系の恋愛小説を立て続けに読んでいる。
図書館で半年以上待った「君の膵臓を食べたい」もなかなかよかった。
これも映画化されるらしい。

 他に、綾崎隼さんの作品をいくつか読んでいる。
この人は、泣ける恋の話が多い。
もっとも、作風に問題があるので、映像化は難しいだろうが。(苦笑)

命の後で咲いた花」がよかったな。
年明けには文庫化するみたいだから、買っておいておきたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

人間の活動量

 どうでもいい話。

.

 最近、というか、このところ、まともに薬学的な記事を書いていない。
それでも惰性で書き続けてはいるんだけれども。

 正直、ブログを書き続けることにそれほどの魅力を感じなくなっている。

 もう、ブログでどうこうするような時代じゃない。
SNSの主流は全然違うところに移ってしまっているようだし。

.

 ということで、開き直って自分の書きたいことだけを書いている。
時期によって、自分の興味のあることは変わっていく。

スマホでゲームしていた時期もあるし、ネットゲームしてた時代もあるが、
今年1年は、ほぼ一貫して「読書」にエネルギーを使い続けている。
バイタリティーあふれる人ってのもいるけど、私はそうではない。w
他にエネルギーを使えば、必然的にその他のことは後回しになる。

「読書メーター」で感想を書いている、ってのも大きい。
基本的に、読んだ本は感想を書いている。
ここに書いている文章量もばかにならない。
せいぜい300文字に満たない程度なんだけど、
なんせ、1日1冊のペースで読んでいるから、
当然、感想文を書くペースも1日1本。

 これをやめれば、もう少しブログに向き合う時間も増えるかもね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

有川浩さんと西加奈子さん

 うつで休んだのは今年の春先の話。

それまでも、読書の習慣はあったけれども、
今年3月以降は、ほぼほぼ日に1冊くらいのペースで読んでる。
すでに年間300冊は突破している。

.

 たくさんの作家さんの本を読んでいるけれども、
私に影響を与えたのは、有川浩さんと、西加奈子さんだろう。

ほかにたくさん読んでるのは、東野圭吾さんとか、湊かなえさんだが、
この辺はもう、完全にエンタメとして読んでるから。

.

 有川浩さんの特徴は、「癒し」の力だった。
傷ついた心を、和らげてくれた。
去年一番読んだ本は「阪急電車」だったけれども、
とにかく、読んでいて心地よいのがこの作家さん。

 もちろん、「植物図鑑」みたいな甘々な話もあれば、
「三匹のおっさん」みたいな勧善懲悪ものもある。

 変わり種では、「キケン」
これ、今年読んだなかでは一番面白かった。w
恋愛要素はあまりないけど、理系大学生の暴走ぶりが受けた。
文庫化されていたので、新刊で買った。

 他には、「明日の子供たち」もよかったな。
偏見を正された、というか。(苦笑)

 有川さんの本は、新刊以外はほぼコンプしてしまった。

.

 一方の、西加奈子さんは、そのパワー。
「前に進む」力の強さを感じた。
面白いキャラクターも多いんだけど、メッセージ性が強い。

「うつくしい人」、「舞台」では、
他人からどう見えるかにからめとられた主人公が印象的。
そして、そこからどうやって抜け出すかも。

「きりこについて」は、インパクトのある書き出し。
(「きりこはぶすである。」から始まる。w)

きりこは、自分の外見と内面について悩んだ結果、
「入れ物(外側)も中身もこみで自分」という結論に至る。
後半、自分を信じて突き進むきりこ達をみて、勇気づけられた。

「漁港の肉子ちゃん」も、肉子ちゃんのパワーがすごい。
とにかく、周り全部を巻き込んで前向きにさせてくれるし、
これは、読んでいる読者も含めてそうだと思う。w
(これも文庫で買いなおした)

.

 なんといっても、直木賞作品「サラバ!」
文庫化するまで待てなかったので、単行本で購入した。
これは、私が今年読んだ300以上の作品のなかで間違いなく最高。

 あまりにも長編なので、感想を書くのを断念したのだが。w
「サラバ!」という言葉が全ての意味を内包している。

あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ
信じられるものを自分でみつけ、自分で進んでいくんだ、
というメッセージが強烈。

 少し不安なのが、「サラバ!」を超えるものは、
西さんにはもう書けないんじゃないかな、という……。
西さんのメッセージは、「サラバ!」を読めば伝わるし、
この上ってのはちょっとどころでなく難しい。
 メッセージ性を緩めて、エンタメに近づけばいくらでも
書けるだろうけど、それってすでに西さんの作品ではないような。

 西さんの小説作品も、ほぼ全てコンプしてしまった。
(エッセイとか絵本はまだ残ってるけどね)

.

 まだまだ抗うつ薬は続けているけれども、
他人から見れば、私はほとんど病気以前に戻っている。
もちろん、周りに助けられた部分も大きいし、
現在進行形で助けてもらってるところもある。

 その中で、この二人の作家さんの果たした役割も
決して小さくはないと思う。

 今年読んだ本の95%以上は図書館で借りたもの。
でも、図書館で借りてばかりだと作家さんに申し訳ない。
今回新刊で購入した文庫本は、半分くらいは「恩返し」
の意味をこめての購入だ。

 ちなみに、残り半分は「応援」w
成田名璃子さんとか喜多喜久さんには
本を書き続けてもらいたいので。
ちゃんと売れてもらわないと、次書いてくれるかどうかわからんし。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「ベンチウォーマーズ」

 本の紹介。

ベンチウォーマーズ」(成田名璃子)

.

 こないだ、「東京すみっこごはん」で紹介した成田さんの本。
書かれたのはこっちの方が先になる。
メディアワークス文庫だから、はっきりライトノベルでいいと思う。
(すみっこごはんは、もうちょっと大人向けかと。)

 高校生の、青春モノ。
恋愛要素もあるけど、メインではない、かな。

 クラス対抗駅伝にくじ引きで選ばれた5人。
この5人はそれぞれの部活では活躍できていない。
部活ではベンチを温めているだけ。

 最初、そんなにやる気なかった5人が、駅伝の朝練をはじめ、
徐々に前向きに、結束していく。そんな話だ。

.

 2014年発売の文庫書き下ろし。
最近、「酒飲み書店員大賞」というよくわからない(失礼)
賞に選ばれている。w

 よくある青春モノ。と言ってしまえばそれまでだけど。
このメンバー5人のキャラが、すごくよくできている。

 一応主役?の朔は、最初、俺様な増長キャラだったのに、
自分と向き合った結果、まとめ役として成長していく。

 外向けに作ったキャラと内面が違いすぎる女子、
伊織は、仲間に本質を見抜かれてしまい、少しずつ自分のキャラを
脱ぎ捨てて、自然になっていく。

.

 一番すごいキャラは、体重過多な勇樹。w
正直、かなりやばいキャラだ。(汗)
自分に甘く、自分に都合のよい妄想の世界の中で生きている。w
勇樹に関しては、直接的にダイエットさせることは不可能なので、
(ほかのメンバーの意見をマトモに聞く奴じゃない)
メンバーは、搦め手から攻めていき、やる気を出させることに成功する。
まぁ、主に伊織がうまく煽るんだけど。

 成田さんは、たまにこういうやばいキャラを出してくる。
他の本でも、「クラス会へようこそ」という作品で、
黒魔術師としか言いようのない女性キャラがいたし。
(注:現代日本が舞台の話である。)

 5人もいれば、一人くらいこういうぶっとんだキャラがいてもいいと思う。
多すぎるとバランスが崩壊するだろうが。w

.

 あとは色々、お約束な(嫌な)ライバルだとか、
アクシデントとか、恋愛要素もあったりするんだけど、
なんとか駅伝当日を迎える。

 実際、当日の競技内容は、ほぼ必要なかった。(苦笑)
この話は、彼らが当日までにどのように変わり、成長したか。
そこが主眼なので、当日の結果はどうでもよい。w

.

 この本は、ブックオフの通販で購入した。

 成田さんの本は、ほぼ全て読んでいるが、
この作品だけ、地元、勤務先のどちらの図書館にもなかったので、
借りることができなかったため。
 大阪市立図書館ならあるんだけど、さすがにそこまで行くのはちょっと。

 新刊で買う気はなかった。予算の問題もあるけれども、
「東京すみっこごはん」の2冊は新刊で買ったし。
図書館であれば借りたい、程度の本だったので。

.

 ところが、届いた本に問題があった。

 表紙めくったところのページに、成田さんのサインと、
(おそらくその当時の)所有者の名前が入っていた。

 成田さんのサインが本物かどうかはわからないけど、
ネットで画像検索した限りでは、本物くさい。
というか、(失礼ながら)成田さんレベルの知名度の作家の
サインを捏造する意味がない。w

.

 サイン本をブックオフに売るな。

 売られた作家さんがかわいそうじゃないか。
買った方も、それなりのショックを受けるし。

 正直、読み終わったらブックオフに戻すか、図書館に寄贈するかと
考えていたけれども、そうするとこのサイン本はさらに別の人の目に
ふれることになってしまう。

 結局、私が持ち続けておくことにした。
ある意味、貴重品だし、話も面白かったしね。
いつの日か子供たちが読む日が来るかも知れないし。

.

 でも、この本が何十年も経ってから私の本棚から発見されたら、
それはそれで一つのミステリーになりそうな気がする。
(ビブリア古書堂の栞子さん向けの謎だ)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ボーナスの使い道

 今年も、(一応)ボーナスがあった。
今回の使い道は……プリンターかな。
ウィンドウズをアップデートしたときに、
前のプリンターは使えなくなったから。

 ほか、自分へのご褒美として買ったのは本である。
もともと、ボーナスに合わせて一冊は勉強用の本を
買うようにはしているが、その他にも大量に買った。
新刊、古本を合わせて10冊以上。
それでも、全部で1万円も使ってない。

.

 今回、購入した本は以下の通り。

「検査値x処方箋の読み方」

「キケン」(有川浩)
「漁港の肉子ちゃん」(西加奈子)
「リケコイ。」(喜多喜久)
「ラブ・ケミストリー」(喜多喜久)

「検査値x処方箋の読み方」は勉強用。
まだまだ少数派だけど、処方箋に検査値を書き込んでくる病院が
ちらほらあるので、そのための本。

有川さんと西さんは、(主に図書館で)大量に読んだので、
その中で面白かった本を2冊。(既読)

あとは、薬学系ラブコメミステリ作家という私のツボを押さえすぎてる
喜多喜久さんを2冊。「ラブ・ケミストリー」はデビュー作(既読)
「リケコイ。」は最新作で、まだ読んでない。

.

こっから下はブックオフで購入。

「火花」(又吉直樹)
「掟上今日子の備忘録」(西尾維新)
「大斬-オオギリ-」(ジャンプC・西尾維新)
「恋する創薬研究室……」(喜多喜久)
「サファイア」(湊かなえ)
「ベンチウォーマーズ」(成田名璃子)
.

 又吉の「火花」は図書館だといつになるかわからんので。
まだ読んでないけど、よっぽどでない限りは、一通り読んだあとで
図書館に寄贈するつもりでいる。
「掟上今日子の備忘録」も同じ。予約だと半年くらいかかりそうだ。

 まぁ、そのままブックオフに売りつけてもいいんだけど、
大した金額になるとは思えないし、それくらいなら
日ごろからお世話になってる図書館に恩返ししても
いいんじゃないかと。(苦笑)

 喜多さんの「恋する創薬研究室」と湊さんの「サファイア」は
面白かったので手元においておきたかった。
予算の関係で古本になった。

,

 さて、最後の成田さんの「ベンチウォーマーズ」だけど、
私の居住市の図書館、勤務先の市の図書館、どちらにもなかったので
やむを得ず、古本で購入したもの。

 読み終わったら売るなり寄贈するなりで処分するつもりだったが、
色々あったので手元に残すことになりそう。
詳しくは、次の記事で。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

羽生、グランプリファイナル4連覇

 スポーツから。

 フィギュアスケートシーズン前半戦のラスト。グランプリファイナル。
羽生結弦が、史上初の4連覇を達成した。

スコアは、293.90.昨年は神スコア330点だったから、
昨年に比べれば30点以上も低い。

最初、スコアだけ見ていたから、あれ、調子悪かったのかな?
と思ったが、あとから映像を見て、自分の思い違いが分かった。
去年の点数が高すぎるだけだって。(苦笑)

.

 いや、293.30って、とんでもないスコアだわ。(汗)
今回、大きなミスは2つだけ。後半の4Sからのコンビネーションで転倒。
しょうがないけど、一番大きい減点になった。

 それでも3Aは失敗しない。ここが羽生の強さ。
コンビネーションの最後、3A+Lo+3Sは最後が2回転になったりとか、
3Lzが1回転になったりとか。終盤で力尽きたかな。
って、いやいや、4回転4本中3本決めただけですごいってば。

 たったこれだけの失敗でフリー187.37。フリーでは3位だったけど、
ショートの貯金で逃げ切り。何はともあれ、勝てたし、
優勝に値する演技だったと思う。

.

 宇野昌摩は、フリーで自己ベスト。195.69をたたき出し、フリー2位。
全体では3位になって表彰台に上った。
2位のネイサン・チェンとの差はわずか0.34点差。惜しかった。

 最初の4Fはきれいに降りたし、4回転3本を転倒なしで乗り切った。
終盤の3A+Lo+3Fを決めきってここだけで17.59点。これが大きい。
ネイサン・チェンとの差は本当にあとわずかだったなぁ。

.

 フリー1位は、アメリカの17歳、ネイサン・チェン。197.55点
技術点だけで113.13.4回の4回転を全てクリーンに降りてきた。
4回転を全部前半に集めてるとはいえ、恐ろしい選手だ。
 この高難度のプログラムを、ノーミス。

 それだけやっても羽生に勝てないなだもんなぁ。(苦笑)
もちろん、コンポーネンツ(構成点、芸術点)がまだ高くないのもあるけどね。
来年はどうなるかわからないなぁ。

.

 今回、フリーの結果だけを見れば、1位がネイサン・チェン。2位に宇野。
若手の二人が、3強の羽生、フェルナンデス、チャンを抑えてしまった。

二人、といったけど、グランプリファイナルに出てないだけで、
ボーヤン・ジンも同年代。この3人が、世界王者経験者の3人に挑戦する。
今シーズンの世界選手権、あるいは来年のオリンピックもそうなるだろう。

.

 女子。ロシア勢の活躍のなか、宮原が自己ベストを更新して2位に入った。
1位のメドベージェワとの差はかなりあるような感じがあるけれども、
自己ベストを出せば、他のロシア選手とは十分戦えることを証明した。

 218.33って、すごいスコアだ。浅田真央の自己ベスト(216.69)を上回る。
言っちゃなんだが、それほど目立った選手ではない。(苦笑)
トリプルアクセルみたいな大技ができる訳でもないし、
メドベージェワみたいにひたすら手を挙げてジャンプする訳でもない。

 それでも、こんなスコアを出してしまえるところが、
宮原の強いところなんだと思う。ほとんど失敗しないしね。

.

 日本勢は、このあと、年末に全日本選手権がある。
世界選手権の代表選考会でもあるけれども、
今回表彰台に上った3人は、実力から考えても確定だろう。
男子は残り1枠。女子は2枠を争うんだけど、、
女子は、浅田真央がどこまで戻してきているか、かな。
勢いのある若手も多いから、すごい争いになりそうだ。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

朴大統領、弾劾案可決

 ニュースより

韓国の朴槿恵大統領が、友人の国政介入事件等の問題で、
国会本会議で弾劾決議案が可決された。

 可決には国会議員の3分の2以上の賛成が必要だったが、
身内の与党からも造反が出て、可決された。

.

 日本にはない制度だからどうなるのかよくわからないが、
報道によると憲法裁判所なるところが審理して、
弾劾を妥当と判断されれば、罷免されるらしい。
ただ、審理に入り判断が出るまでも大統領権限は停止される。
もはや朴氏は、何の権限もないってことかな。

 憲法裁判所の判断がどうなるかはわからんが、
まず間違いなく罷免されるんじゃないかと思う。
なんというか、あの国って、いったん「叩き」に回ると
とことんまで叩き潰すから。

 最近は特にそう思う。
ナッツリターン問題とか、セウォル号沈没事故とか。
もちろん、当事者がひどいし悪いのは明らかなんだけど、
はたから見てるこっちが引くほど、叩き潰す。

 例えば、日本ではいかに世論が動いたところで、
裁判所は冷静な(頑固な)判断を下すだろう。
原発事故で東電の上層部が訴えられているけれども、
世論がどれだけ騒ごうが、判決は変わらないと思う。
少なくとも、日本の司法にはそう思わせるだけの実績がある。

 でも、あの国では世論が沸騰すれば、
裁判所も迎合するような気がするんだよね。(苦笑)

.

 調べてみると、廬武鉉(ノムヒョン)大統領の時にも弾劾訴追が
可決されたことがあるらしい。
弾劾訴追自体は、朴氏が初めてという訳ではない。

 ただ、この時は国民の大統領支持率はそれほど低くなく、
むしろ弾劾した国会議員の方に非難が集中した。
その後行われた国会議員総選挙で、弾劾に賛成した政党が惨敗した。

 で、憲法裁判所も弾劾訴追案を棄却して、廬武鉉氏は大統領に復帰した。

.

 憲法裁判所って自分だけで判断してないでしょ、これ。w
国民の支持する方向を見極めたうえで判断してるように見えるな。

 その点、今回の朴氏は「史上最低」の支持率だからなぁ。
まず間違いなく、罷免されるんじゃないかと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

確定拠出年金記録

月初恒例の、確定拠出年金記録。
今回は、12月初頭の記録となる。

100p=一ヶ月の拠出金額として、記録する。
(先月+拠出金+収益=今月)

             先月  拠出金  今月  収益
海外株式   4783      +30      5306    +493
海外債券   4577      +30      4849    +242
国内株式   4971      +30      5304    +303
国内債券    4703      +10      4675     -38
定期預金   2241         0      2241       0
合計         21275     +100    22375   +1000

.

 アメリカ大統領選挙の結果、トランプ氏が勝利。
相場は荒れたけれども、最終的にはトランプ氏の
景気対策に好感触で、アメリカの株価が上昇。

 引きずられる形で円安ドル高が進んで、
その結果日本の株価も上昇した。
円安だから当然、海外債券の評価も(見かけ)上昇。

 一カ月収益合計+1000は、ちょっと記憶にない。
アベノミクスの最盛期であったかも知れない、くらい。
だいぶ長いことマイナスが続いていたけれども、
一気にプラスに転じた。

 さすがに、来月からは運用割合を変更予定。
国内株式、海外株式ともに好調なので、
少しだけスイッチしてリバランスしようかな。

 トランプ景気がいつまで続くかわからんけど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「せっけっきゅうはどこでつくられている?」

 下の息子は小学校1年生。

 ドラえもん好きなのはいいんだけれども、
でどころのわからない雑学を仕入れてきては、
クイズとして出してくれる。

 もっとも、彼の問題は「答えが一つに定まらない」ことも多いし、
問題として成立していないことも多々あるんだが。

.

 そんな彼の問題。

息子「せっけっきゅうや、はっけっきゅうは、どこでつくられる?」

 息子が意味を把握しているとは思えないので、
あえて平仮名で書いてみた。w

 赤血球や、白血球はどこで作られる?ってこと。

.

 一瞬、詰まった。どこだっけ。w

 というか、小学校1年生が出してくる問題じゃないだろう。
少なくとも、義務教育で教わる範囲ではない。

.

 えーっと、これ、彼の想定している答えは何なんだ・・・?
と悩んでいても答えがでるはずもなく。

「わからん、どこ?」と聞いてみると。

息子「正解は、骨、でしたー」

.

 より正確には骨髄だよ。(負け惜しみ。w)

 なんだろう、ドラえもんの「からだのひみつ」みたいなで本で
でてきたんだろうか?もしくは質問、ドラえもんか?
質問ドラえもんにしては内容が高度すぎる気がするが。。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

毎年薬価改定?

 Yahooニュースより。

<薬価>全て毎年改定 政府調整、市場価格下落を反映

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161201-00000002-mai-bus_all

以下、一部引用

.

政府は30日、原則すべての薬を対象に薬価改定を毎年実施する方向で
最終調整に入った。市場の実勢価格の下落を時間を置かずに反映し、
高騰する医療費抑制と国民負担の軽減につなげたい考え。早ければ
12月7日に開催予定の経済財政諮問会議での方針決定を目指す。

.

 引用終わり。

 これは、こないだのオプジーボ騒動の飛び火……。
高い薬がなかなか値下げできないのを、
少しでも何とかしようという思惑だと思うが。

 現場の正直な意見を言うならば、作業量が増えて面倒くさいだけで、
医療費削減の効果はさほど出ないんじゃないかと。

.

 医薬品の実勢価格は、徐々に下がっていく訳ではない。
どのタイミングで下がるか、というと、薬価改定のタイミングで下がるのだ。

 売価が変われば納入価も変わる。当たり前。w
それを毎年やれば、2倍のスピードで値段が下がるか、というと、
いくらなんでもそんな馬鹿なことはないんじゃないかな。

.

 なので、すべての薬についてこれをやるなんてのは、
バカげているとしか言いようがない。

 現実的な線としては、「市場拡大再算定」制度だけを毎年実施すること。

「市場拡大再算定」制度ってのは、ようは予想外に売れすぎた薬とか、
売上が高すぎて企業が利益が大きすぎる、と判断された医薬品の
薬価を通常よりも大幅に下げる制度だ。

 今年の薬価改定では、C肝の薬であるハーボニー、ソバルディなどが
この制度を適用されて、薬価が大幅に下がったし、
オプジーボの値下げも基本的には同じ制度だ。
時期がイレギュラーなだけで。

 ソバルディ、ハーボニーは発売後1年経たずに薬価改定があったから、
発売後1年未満で薬価の調整がなされた。
でも、オプジーボは絶妙のタイミングで適応が拡大されたため、
市場拡大再算定制度を潜り抜けた。それは不公平だろう。

 こんなことがまかり通ってしまうと、画期的な新薬であればあるほど、
薬価改定直後に発売しようとするバカげた圧力になりかねない。

.

 現場の薬局としては、少し面倒くさいな、くらいだけど、
医薬品卸やメーカーにとっては、厳しいんじゃないだろうか。
医療費削減額よりも、それにかかる手間暇を考えると。(苦笑)

 まぁ、予算が決まる前のニュースでもあるし、
そのまま本決まりなるかどうかは、はなはだ怪しいと思っている。
製薬企業の様子をうかがうための観測気球みたいなもんかな。

.

 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2016年11月 | トップページ | 2017年1月 »