羽生、グランプリファイナル4連覇
スポーツから。
フィギュアスケートシーズン前半戦のラスト。グランプリファイナル。
羽生結弦が、史上初の4連覇を達成した。
スコアは、293.90.昨年は神スコア330点だったから、
昨年に比べれば30点以上も低い。
最初、スコアだけ見ていたから、あれ、調子悪かったのかな?
と思ったが、あとから映像を見て、自分の思い違いが分かった。
去年の点数が高すぎるだけだって。(苦笑)
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いや、293.30って、とんでもないスコアだわ。(汗)
今回、大きなミスは2つだけ。後半の4Sからのコンビネーションで転倒。
しょうがないけど、一番大きい減点になった。
それでも3Aは失敗しない。ここが羽生の強さ。
コンビネーションの最後、3A+Lo+3Sは最後が2回転になったりとか、
3Lzが1回転になったりとか。終盤で力尽きたかな。
って、いやいや、4回転4本中3本決めただけですごいってば。
たったこれだけの失敗でフリー187.37。フリーでは3位だったけど、
ショートの貯金で逃げ切り。何はともあれ、勝てたし、
優勝に値する演技だったと思う。
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宇野昌摩は、フリーで自己ベスト。195.69をたたき出し、フリー2位。
全体では3位になって表彰台に上った。
2位のネイサン・チェンとの差はわずか0.34点差。惜しかった。
最初の4Fはきれいに降りたし、4回転3本を転倒なしで乗り切った。
終盤の3A+Lo+3Fを決めきってここだけで17.59点。これが大きい。
ネイサン・チェンとの差は本当にあとわずかだったなぁ。
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フリー1位は、アメリカの17歳、ネイサン・チェン。197.55点
技術点だけで113.13.4回の4回転を全てクリーンに降りてきた。
4回転を全部前半に集めてるとはいえ、恐ろしい選手だ。
この高難度のプログラムを、ノーミス。
それだけやっても羽生に勝てないなだもんなぁ。(苦笑)
もちろん、コンポーネンツ(構成点、芸術点)がまだ高くないのもあるけどね。
来年はどうなるかわからないなぁ。
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今回、フリーの結果だけを見れば、1位がネイサン・チェン。2位に宇野。
若手の二人が、3強の羽生、フェルナンデス、チャンを抑えてしまった。
二人、といったけど、グランプリファイナルに出てないだけで、
ボーヤン・ジンも同年代。この3人が、世界王者経験者の3人に挑戦する。
今シーズンの世界選手権、あるいは来年のオリンピックもそうなるだろう。
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女子。ロシア勢の活躍のなか、宮原が自己ベストを更新して2位に入った。
1位のメドベージェワとの差はかなりあるような感じがあるけれども、
自己ベストを出せば、他のロシア選手とは十分戦えることを証明した。
218.33って、すごいスコアだ。浅田真央の自己ベスト(216.69)を上回る。
言っちゃなんだが、それほど目立った選手ではない。(苦笑)
トリプルアクセルみたいな大技ができる訳でもないし、
メドベージェワみたいにひたすら手を挙げてジャンプする訳でもない。
それでも、こんなスコアを出してしまえるところが、
宮原の強いところなんだと思う。ほとんど失敗しないしね。
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日本勢は、このあと、年末に全日本選手権がある。
世界選手権の代表選考会でもあるけれども、
今回表彰台に上った3人は、実力から考えても確定だろう。
男子は残り1枠。女子は2枠を争うんだけど、、
女子は、浅田真央がどこまで戻してきているか、かな。
勢いのある若手も多いから、すごい争いになりそうだ。
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コメント
羽生選手も今月で22歳になりました。
平成7年早生まれだと思っていたら、実は前年ちょうど生まれでした。
投稿: サイナイ | 2016-12-14 08:06