「吾輩も猫である」
2月22日は、ニャンニャンニャンで猫の日らしい。
最近読んだ本で、猫にまつわる本があったので紹介する。
「吾輩も猫である」(リンク←amazon)
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2016年は、夏目漱石生誕後150年。没後100年だったそうだ。
そこで、新潮社が漱石の代表作、「吾輩は猫である」にちなんで、
「猫の1人称小説」のアンソロジーが発表された。
作家陣が異常に豪華。
赤川次郎/新井素子/石田衣良/萩原浩
恩田陸/原田マハ/村山由佳/山内マリコ
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なぜか直木賞作家の荻原さんは4コマ漫画なんだが。w
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赤川次郎氏は、私が中高生の時に大量に読み込んだ作家さん。
20年ぶりくらいで読んだけど、普通に面白いわ。
ってかこの人の作品数って尋常ではないと思う・・・。
昨年からガッツリ図書館で本を借りるようになって、
お気に入りの作家さんの本は、ほとんど借り切ってしまって、
また、違う作家さんに手を出して・・・というサイクルになっている。
以前にも書いたことのある、有川浩さんとか、西加奈子さんとかって、
せいぜい30冊やそこらだから、1年でほぼ全部読み切ってしまってる。
赤川さんは、ウィキペディアによると2015年時点で580冊。
多い時に年で20作以上とか。もはや人間業とは思えないな。
「三毛猫ホームズ」シリーズが有名だけれども、
あれは猫の一人称じゃないしなぁ。w
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それぞれの作家さんがそれぞれの特色を出して、
猫の一人称小説を書いていて面白かった。
ただ、何作か続けて読んでいくと、やっぱり似たような感じになる。
なぜか、ほとんど雌猫が主人公だったし。
そもそも、「猫」とはこういう感じ、というステレオタイプがあるので、
どれだけ色をつけても基本は同じような感じになってしまうのかな。
一番偉大なのはオリジナルの夏目漱石じゃないだろうか。
子どもの頃に読んだきりだけど、再読したくなった。w
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この本をソファに置いておいたら、子供たちが(少し)読んでいた。
表紙がかわいいから読みやすいというのはあるけどね。
息子は、萩原さんの漫画を読んでいた。あれなら読めるわ。
娘は、活字のところを結構読んでいたけれども・・・どうなんだろう。
これくらいの本なら、頑張れば読めてしまうんだろうか。
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ただ、最後の山内さんの作品はちょっと18禁なところがあるので、
そのまま読ませるわけにもいかず。(苦笑)
それくらいなら、夏目漱石の「吾輩は猫である」の方がいいように思うが、
あれはあれで、時代背景を理解できないと難しい……。
まぁ、いつか読んでくれたらいいけどね。
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