WBC、日本は準決勝敗退
スポーツの話題。
第4回のワールドベースボールクラシック(WBC)が開催されていた。
日本は、初回と2回目で優勝していたが、前回はベスト4.
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この大会は当初からいろいろな問題を抱えていて、
それが少しずつ改良されているようだ。
最初は、そもそも大会が存続するのかどうかも危ぶまれていたが、
今回もそれなりに盛り上がり、なんとか続きそうな感じ。
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日本代表は、メジャーリーガーは青木だけ。
他はNPBという布陣だった。
結果は、2次ラウンドまで全勝で、準決勝でアメリカに惜敗。
周りの状況を見る限り、よくやった方だと思う。
もちろん、優勝するチャンスもあったけれども。
それよりも準決勝にいけない可能性も十分にあったわけで。(苦笑)
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全体的に、レベル上がっているなぁという印象。
初回、2回目あたりでは、ひたすら日本と韓国の独壇場だったけど、
前回あたりから、ドミニカ、プエルトリコ、ベネズエラなどの
カリブ海沿岸諸国の他、意外にもオランダが強かった。
(といっても、オランダ領になっているカリブ海の島出身の選手がほとんど)
今回は、韓国が1次ラウンドで姿を消したし、
初出場のイスラエルが快進撃を見せるとか。
野球が決して、東アジアとアメリカだけではないことを示して見せた。
これ、2020年のオリンピックも簡単じゃないよね……。
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日本代表は、6連勝で準決勝に進んだけど、
本当に楽な試合なんか一つもなかった。(苦笑)
熱戦、激戦を紙一重でくぐりぬけてのベスト4.
もう一人、信頼できるメジャー級のピッチャーがいればなぁ。
ダルビッシュとか、田中将大クラス・・・。
エースが菅野ってのはちょっとねぇ。
そうか、大谷が出られていれば状況は全然違ったんだ。
間違いなくエースピッチャーだっただろうし、打者でも出場できるから。
世界の大舞台で活躍する二刀流、見てみたかったなぁ。
野手陣はまぁ、あんなもんでしょ、という感じだが。
特に名前を売ったのは菊池。
準決勝では痛恨のエラーをしてしまったけれど、
その後にホームラン打ってるから帳消し。w
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大会のレギュレーションについては、
うーん。今回も失点率の問題でもめた。(苦笑)
野球でたった4チームのリーグ戦ってのは、
どうしても順位決定が難しくなるんだよね。
でも、完全にトーナメントにすると興業的に試合数が足りなくなる。
難しいね。野球という競技自体が、短期決戦に向いてないのかも。
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というのは、野球は実力がそのまま結果に結びつくスポーツではないので。
番狂わせがおきやすい。弱者が強者に勝つことは普通にありうる。
例えば、サッカーだと昨年のJ1最下位は
アビスパ福岡なんだが、4勝23敗7分。
野球だとパリーグのオリックスが最低勝率で、57勝83敗3分。
ってか、最下位でも勝率4割ある。
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つまり、本当の実力差を反映させようと思えば、
それなりの試合数のリーグ戦にしなきゃいけないことになる。
実際、各国のプロリーグはそうなっている訳で。
じゃぁワールドシリーズや日本シリーズは、というと、
7戦で4勝した方の勝ち、と。これくらいでギリギリじゃないかな。
これでも、本当に強い方が勝つのかと言われれば、うーん、と。(苦笑)
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かといって、リーグ戦がいいのかというと、試合数が増えると
消化試合が増えてしまう。4チームで2チーム勝ち上がりのリーグ戦でも。
これをもう少し試合数を増やすと、さらに消化試合が増える。
日本はあまり経験ないけどさ。
サッカーワールドカップの予選で、下位に沈んであとは消化試合が3試合とか、
そういう状況って、見てて応援したくなるものかな?(苦笑)
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あくまでエンタメ、と割り切るしかないかな。
実力が結果に結びつくとは限らない、国別対抗戦だと。
だいたい、実力が結果に結びつくのなら、
野球の母国アメリカのこれまでの結果は何なの?と。w
今回、ようやく初優勝できたけど。
で、見てる方もそれは覚悟しておく必要があると。
よほどの実力差があればともかく、そうでなければ、
強いからと言って勝てるとは限らない、と。
これくらい実力差が拮抗してくると、
どのチームも優勝の可能性もあるし、早期敗退もありえる、ということだ。
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