「本好きの下剋上」シリーズ
書籍(?)の紹介。
「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~」
(リンク←amazon)
「小説家になろう」というサイトで連載されていたライトノベル。
いわゆる「なろう系」の作品。当然のように異世界に転生する。(苦笑)
連載された作品が出版される時って、
ネットにアップされた分は取り下げられることも多いと思うんだけど、
この作品は、ずっとアップされたままになっている。
(リンク←小説家になろう)
非常に長い超大作なので、ヘタにはまると寝不足確定なので注意が必要。
あと、コミカライズも進んでいるみたいだけど、
ちゃんと最後まで描けるのかなぁ?
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私は、基本的に書籍でしか読んでいない。
というのは、この作品、超大作になっているから。
しかも、面白い。こんなのネットで読んでしまうと、寝不足確実だ。
現時点までで出版されているのが、第三部のⅣ巻まで。
9月には三部最終巻のⅤ巻が出る予定。
第一部がⅢまで、第二部がⅣまで、第三部がⅤ巻まで。
この時点で、すでに12冊。
ネット連載はすでに終了していて、第五部で終わるみたいなんだけど、
多分、第三部までで折り返しくらいだと思う。
最終的に20冊以上のシリーズになると思われる。w
割と分厚い単行本でその冊数だからね。
コミック版は……単行本1冊を3巻で描くとすると60巻以上かかる!?
ちゃんと最後まで描いてくれるかなぁ。w
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本に埋もれて死ぬなら本望、というほどの本好き女子大生麗乃が
本当に本に埋もれて死んでしまい、とある中世ヨーロッパ風の
ファンタジー世界に転生する。(当たり前のように転生するのは「なろう」系だから)
なにもできずに病弱な、5歳の幼女「マイン」として。
中身は麗乃なので異様なまでに本好きなんだけれども、
そもそも身近に本どころか、紙も文字も見当たらないという、
最悪なところからスタートする。
それが最終目標「司書になる」ってんだから道は遠い。
まず、紙を作るところから始まる。w
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あくまで私の感想だけど、序盤はあまり面白くない。
正直、第一部、Ⅰ巻はちょっときつかった。
紙づくりの試行錯誤が始まるあたりから勢いが出てくるけど、
それまでに投げ出していてもおかしくなかったな。(苦笑)
作者は、最初からある程度ラストまでのストーリーを考えてから
書き始めてるらしいので、そのなかで一巻の序盤って、
物語全体からみれば、本当に「序章の序章」って感じだから、
動きが少なくてもしょうがないのかな。
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やり手商人のベンノが出てくるあたりで一気に加速を始める。
第一部は「兵士の娘」なんだけど、第二部は、「神殿の巫女見習い」
第三部は、「領主の養女」がタイトルになっている。
うん、徐々にレベルアップしてるのがよくわかるね。w
(タイトルだけで少しネタバレしてるんだけど。)
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まだ第三部の途中までしか読んでないけど、
その時点でまだマインは10歳になっていない。
まさかの幼女ファンタジーだ。
私が好きなのは、たぶん、「萌え」要素がほとんどないからだと。
書籍化された時に描かれた表紙とかイラストがすごい可愛いんだけど、
いわゆる「萌え」系じゃないのね。
子どもとしてもかわいらしさを強調している。
むしろ、イケメンが多い気がする。女性向けかもね。w
一応、魔法とか、魔力といった設定もあるし、
ファンタジー世界としてもしっかり作りこまれているようだ。
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それでいて、本への執着はすさまじい。
しかも、インクの香りとか、紙の手触りとか、
そういう「本」に対する愛情が半端ない。
って、これ、そもそもネット小説なんだが。w
なんだろう、この矛盾は。それも面白いね。
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「十二国記」みたい、という感想も見たことあるけれど。
ファンタジーの超大作という意味ではそうかもね。
ファンタジー好きなら、読んで損はないと思う。
なんせ、話読むだけならタダだから。
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しかしこの作品、どうやってお金使えばいいんだろう?
単行本を買うとちょっと高すぎるし(1冊1000円以上)
作品読むだけならネットで読めてしまう。
コミカライズも、ニコニコ静画で発表されてるからタダで読めるし。
優れた作品にはお金を落としたいんだけど、難しいなぁ。
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私は、まだ書籍化されてる第三部の途中までしか読んでない。
基本的に、出版されてから図書館で借りる、という流れで。
ネットで読まないのは、自分がどれだけハマるか予想できているため。
本当に徹夜する覚悟が必要かも知れない。(苦笑)
なので、自制心が危うい人は、ネット版に近づかない方がいいかも。
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ちなみに、電子書籍、KindleUnlimitedでも、第二部の途中まで読める。
月額980円で読み放題というコースだけど、最初の1ヵ月は無料なので、
無料期間で読みつくしてしまって退会するのもアリだと思う。
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