消費の選択
消費。モノやサービスを買うこと。
それは、もちろん、対価を支払うということなんだけれども。
最近、感じるのは、「何を買うか」という選択は、
最近、感じるのは、「何を買うか」という選択は、
誰にお金をあげるか
ということに尽きる、と思うようになった。
.
いや、その気になれば無料でいろいろなものが手に入るからね。
音楽もそうだし、ゲームもそう。
私の趣味でいうと、読書にしたってそう。
年間300冊のペースで読んでるけど、実際にお金を出して買った本は
20冊もない。買った本の中でも、新刊で買ったものはさらに半分くらい。
.
たいていの本は、図書館で借りているし、
時間さえかければ図書館で借りられる。
もちろん、すぐに読みたい本もあるから買うんだけれども、
そうでなくても、図書館で借りて読んで、気に入った本は買う。
すでに読んでるのに。
手元においておきたい、というのもあるけれども、
いい本を書いてくれた作家さんに対するお礼の意味が強い。
.
あとは、応援。
もっとたくさん、いい作品を出してほしいから買う。
ってか、買わないと(売れないと)次が出ないかもしれないし。(汗)
これ、別に本や音楽に限らないよね。
カフェとかレストランみたいな外食産業にしても、
応援しているお店に行く、という感覚はある。
逆に、嫌いな店には行かない。w
当たり前だけど。
つぶれてもらっては困る店に、積極的にお金を落とす。
これも、消費。
.
消費とは少し違うけれども、クラウドファンディングみたいなのも、
「応援したい」という気持ちでお金が集まったものだろう。
もちろん、対価も(ある程度)ついてくるけれども。
無料でいろいろなものを手に入れることができる一方で、
応援の意味でお金を落とす。
効率やコスパだけで消費するのではなく、
自分が好きなものを応援する、という消費。
まぁ、こんなことお金に余裕がないと出来る訳ないけど。(苦笑)
.
お金が厳しい人ならコスパ最重視で構わないけど、
お金に余裕があるのに、ひたすらコスパを追いかけるのは、
心に余裕がないんじゃないかな、と思うようになった。
もっとも、単に気に入った人に「貢いでいる」と言うこともできる。w
喜んでお金を使うという意味では、間違っていないと思うけど、
なんかちょっとニュアンスが違うかもしれない。
| 固定リンク
「('10~)コラム」カテゴリの記事
- 不幸な事件(2022.07.17)
- 震災から10年(2021.03.11)
- 東日本大震災と新型コロナ(2020.03.11)
- 公明党の凋落(2019.07.23)
- 選挙で気になったこと(2017.10.26)
コメント