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2019年読書記録

2019年、終盤は通勤時間がやや伸びたこともあり、読書量が増えた。
だいたい、1週間で6冊ペース。年間327冊。

2019年おすすめ20冊(小説のみ)
https://bookmeter.com/users/622979/bookcases/11505424

20位「ランチ酒」(原田ひ香)
  バツイチアラサーで、「見守り屋」の女性主人公が、
  昼間っからお酒のめるランチを食べる話。お酒のある沈黙のグルメ。

19位「線は、僕を描く」(砥上裕將)
  水墨画作家の書いたデビュー作で、水墨画テーマの小説。
  かなり濃密に水墨画を書いている。

18位「今日は心のおそうじ日和」(成田名璃子)
  離婚したシングルマザーの主人公が、自分でもできる家事を通して
  自分を取り戻していく話。専業主婦すごい。

17位「傲慢と善良」(辻村深月)
  30代後半男女の、婚活をテーマにした小説。
  とにかく、色々な意味で痛い。

16位「ブロードキャスト」(湊かなえ)
  湊かなえとは思えないさわやかな青春小説。
  大会を目指す放送部の物語

15位「祝祭と予感」(恩田陸)
  蜜蜂と遠雷の映画化、前に売り出されたスピンオフ短編集。
  もういちど、若い才能の彼らに会える。

14位「居酒屋ぼったくり11」(秋川滝美)
  居酒屋ぼったくりの最終巻、(一応)完結編。
  この物語には、ハッピーエンドがふさわしい。

13位「叙述トリック短編集」(似鳥鶏)
  最初から叙述トリックがあることが分かっている、短編集。
  それでも騙されてしまうんだからすごい。

12位「育休刑事」(似鳥鶏)
  捜査一課で初めて育休を取った刑事が、子連れで事件に巻き込まれる。
  育児あるある多数で、面白い。

11位「麦本三歩の好きなもの」(住野よる)
  「キミスイ」住野さんの最新作。
  麦本三歩という生物の観察記録、かな。明るい話。

10位「新章、神様のカルテ」(夏川草介)
  神様のカルテの続編は、大学病院編。
  どこにいっても、「引きの栗原」は健在。

9位「天地明察」(冲方丁)
  2010年の本屋大賞。
  改暦に生涯をささげた渋川春海の一代記。

8位「未来」(湊かなえ)
  こっちは、湊さんの本領発揮。黒い。
  死んで当然の人間ってそんなにいて欲しくないな。

7位「青空と逃げる」(辻村深月)
  事情があって逃げなくちゃ行けなくなった、母と息子の逃避行。
  母と子の絆の強さにしびれる。

6位「本好きの下剋上第4部-6」(香月美夜)
  祝!アニメ化。祝!アニメ2期決定!
  いつのまにか学園ものになってる。

5位「そして、バトンは渡された」(瀬尾まいこ)
  平成最後の本屋大賞受賞作。父親が3人、母親が2人いる優子。
  複雑な家庭環境だけれども、ぜんぜん不幸じゃない物語。

4位「桜風堂ものがたり」(村山早紀)
  ひたむきに頑張る本屋さんの話。
  書店業界も厳しいけれども、なんとか応援していきたい。

3位「星の降る家のローレン」(北川恵海)
  ちょっと今から仕事やめてくる、の北川さんの単行本。
  北川さんらしく、優しい話になっている。

2位「愛なき世界」(三浦しをん)
  研究第一のリケジョの本村と、そんな本村に恋する料理人藤丸の話。
  愛のない植物を全力で愛する研究者たちの物語。

1位「白銀の墟 玄の月」(小野不由美)
  18年経ってやっと発売された、十二国記の大長編。
  物語と時間の重みに圧倒された。

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 実は、十二国記は今年の夏から読み始めた。秋に新作が出ると聞いて、ようやく。
実際にリアルタイムで追っかけてた人には、本当にすごい話だと思う。
18年の現実世界の時間経過が、これだけの大長編を可能にしたんだろう。

 大長編なのに、読み終わってすぐに再読したくなるとんでもない話。

来年は何を読もうかな?少し読書量減らしてもいいかも。

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