何があった?
先日に引き続き、東京都PCR検査の話。
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私の不満を聞いてくれたのか(絶対違う)
東京都のPCR検査のデータに、保険適応分が追加されている。
ただし、4/8(水)分まで。
今後、金曜日に、その週の水曜日の分までの
保険適応分のPCR検査件数がアップされることになるようだ。
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4/8までのデータをみた感じ、検査数は1日1000件前後。
前の数字覚えてないからわからないけれども、
保険適応を入れると倍以上になってると思う。
つまり、これまでの陽性率は半分以下になるだろう。
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ただ、問題点が。保険適応分は件数で示されていて人数じゃない。
1人で2,3件検査する例もあるし、下手したら退院時の検査も入ってる?
うーん、わからん。
また、検査日と陽性確定日も異なる問題は継続している。
結局、東京のPCR検査陽性率はわからないままだ。
まぁ、以前の見た目の数字が完全に否定されたのはありがたいし、
おおざっぱな傾向として、高くて20%前後という私の予想通り。
明日には4/15までの保険適応検査件数が出るので、
そこでもう少しわかるかな。
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さて、気になっているのが東京都の検査人数の減少傾向だ。
先週はだいたい、1日350人前後で推移してきたが、
今週に入ってこれが減少傾向。
4/13 250人 4/14 91人
何があった???
同じ時期に相談件数は増えているので、流行が収束してるとは思えない。
(そんなこと考える頭が春な人はいないだろうが)
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今まで行政検査で頑張ってきた分を、保険適応に回してるのかな?
もしくは、検査の待ち時間が長くなりすぎているので、
鬼のように絞って正常化を目指しているのか。
(検査4000人待ち、なんて情報もあった。)
医師会が、自治体と協力してPCR検査専門の施設を作る話もある。
「PCR検査専門施設整備へ」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200415/k10012389211000.html
以下、一部引用
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「PCR検査を行う検査センターを設置することが始まっている」と述べ、
各地の医師会と自治体が連携し、ウイルス検査を専門に行う施設の整備を
進めていることを明らかにしました。
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引用終わり
ちょっと、詳細が分からない。医師会のHPにも載ってないし。
これで少しでも検査能力が上がればそれに越したことはないね。
まさか、医師会まで「東京都が検査に非協力的」なんて
陰謀論を信じてる訳ないよね……。
これは続報待ち。
「クラスター対策じゃなくて、検査拡充を!」みたいな声があるけど、
私はそう思ってない。
検査拡充が間に合わないから、
クラスター対策せざるを得なかった。
私は、そう認識してるんだけども。
そもそも、クラスター対策と検査拡充は同時並行してやれるし、
実際、同時並行でやってるよ。クラスター対策にこだわって
検査を軽視してるなんて批判は的外れだ。
クラスター対策するのにもPCR検査必要でしょう。
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ここ二日ほど、東京、大阪では新規感染者の数は頭打ちの傾向。
東京は200を超えず、大阪も100を超えてない。
今、見えてるのは4月初頭くらいの感染状況を表しているはずで、
その頃は「早くロックダウンを!」っていう空気だったから、
その辺の自粛が効いてきているのかも知れない。
(激しく希望的観測)
もちろん、単に検査数が限界を超えてて検出しきれないだけ、
という可能性もなくはないんだけど。
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ちょっと世界のデータを追い切れていないけど、
新規感染者の数は減少傾向に入ってるんじゃないかな?
欧米のロックダウンの効果が徐々に見えてきている。
問題は、途上国なんだけどね。
途上国で蔓延しても、検査体制が貧弱だと見えてこない。
(日本も、検査能力は途上国並み)
私も知識のアップデートがされてなかったけど、
これ、国も遺伝子検査の必要性を甘く見てたよね。
こんなに世界から遅れをとっているとは思わなかった。
つくづく、平時の備えが大事。
こういうのって、平時には「無駄」に見えるから
削減対象になりやすいんだよ。
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