暇になってる医療従事者
今日で、国内累計感染者数が10000人を突破した。
少し減少傾向だったものの、東京でここ二日大きな数字が出ている。
単に、検査を増やしただけだったらいいんだけど。
東京は検査数が見えないのでよくわからないのが正直なところ。
安部さんは、4/16に緊急事態宣言を全国に拡大した。
最初の1都6県以外にも危険な感じのところが増えてきていて、
そういった自治体は独自に緊急事態宣言を出していた。
緊急事態宣言の範囲を拡大するのかな、と思いきや、
えいやっと全国に広げてしまった。これはこれでありだろう。
宣言するだけなら、特に何の実効性も持たないから。
未だに感染者が見つかっていない岩手県なんかもあるけど、
特にゴールデンウィークに向けて、コロナ疎開みたいな動きがあってはならない。
パチンコを求めて県外に移動とか、夜の街が地方に出張に出るとか、
ふざけんな、とか言いようのない事例も見えてきたので、
安部さんは、都道府県の越境を強く自粛するよう求めた。
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COVID-19に最前線で立ち向かっている医療従事者には感謝しかない。
医師や看護師、また、検査に携わる臨床検査技師。
ずっと臨戦態勢の保健所の人たち。
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でもね、医療従事者と言っても色々ある。
もちろん、感染者が来る可能性があるから危険ではあるんだけれども、
町の診療所みたいなところは、患者さんが減っている。
(そりゃ、みんな外出しないもん)
電話での再診や、オンライン診療みたいな話もあるけど、
支払いをどうするか、という問題もある。
町のお医者さんだと、「ツケ」にしてるとこも多いんじゃないだろうか。
実は、患者さんが減って、業務の余裕のある医師も多いんだ。
今度、医師会主導でPCR検査をするって話が出ているけど、
こういった、余裕のある医師を使おう、という話なのかも知れない。
今までは全て保健所だったけど、かかりつけの医院に相談することもできる。
(もちろん、診療所にとっても収入になる。)
これは、オンライン診療で構わないと思う。というか、来院されたら感染対策が大変。
ようは、今まで保健所に相談していたところに、町医者を使おう、と。
町のお医者さんは患者さんが減って、収入が減っているところも多いから
一石二鳥にもなる。(だから医師会が動いてるのかな。)
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さて、他にも暇になっている医療従事者がいる。
薬剤師だ。(苦笑)
今のところ、処方せん枚数は減少傾向だけれども、
一枚あたりの処方日数が増えているからまだよい。
これが、さらに感染拡大が進むともっと暇になると思われる。
もちろん、感染対策には万全の注意を払う必要はあるが、
原則として、COVID-19に処方される薬はない。
しかも、軽症者は検査してもらえないので、家で寝てることが多い。
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オンラインや電話診療の処方箋が医療機関からFAXで飛んできて、
それの対応をすることはあるけれど。
「通常と違う」業務に対する忙しさは感じるかも知れないが、
患者さんがその場で待ってる訳ではないので、
気持ち的にもかなり余裕がある。
みんな、「この大変な中で働いてくれている医療従事者に感謝」
って言ってくれるけど、ちょっと申し訳ない気分になったりして。(苦笑)
特に、会社勤めの薬剤師だと、仕事は楽になるし、給料は減らないだろうし。
なんか、すみません。
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さて、薬剤師も暇してるだけじゃなくて、仕事を増やしてもよいと思う。
暇な薬剤師は、普段薬を渡してる患者さんに連絡とってみてもよいのでは?
投薬後のフォローアップは、薬剤師の業務になってきている。
特に、オンラインや電話診療で処方箋出してる患者さんの場合、
医師の診察も、対面に比べると劣っていると思う。
そこを、薬剤師が後からフォローアップできればよい。
コロナに対してはあまり役に立たなくても、それ以外の病気をフォローしよう。
たまに、「病院行くのが怖くて、薬が切れてるけど受診しない」
なんて人もいるので、来る予定なのに来てない人に連絡するのもいいかもね。
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