レムデシビル承認
もともとエボラ出血熱の治療薬として開発されていた「レムデシビル」が、
日本でCOVID-19の薬として承認された。
通常の過程をすっ飛ばしての特例承認。
対象は、人工呼吸器をつけるような重症のCOVID-19患者さん。
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正直、この薬がどこまで効果あるのかが分からない。
アメリカは効果があるから承認するんだろうけど、
中国で行われた試験では、あまり効果がなかったようなデータもある。
全く効果がないとは思えないけど、
どの程度の効果があるのかは、うーん。
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ギリアドの薬ってことはお高いんでしょう?
かつて、ギリアドのC型肝炎の薬ハーボニーは1錠8万円もして、
患者さん1人あたりで600万円以上もかかった。
(国の公費がつくので、自己負担金がせいぜい10万円未満)
日本国内では数字が見当たらない。
ってか、これ薬価つくのか?それすら分からない。
アメリカではいくらするんだろう?
google先生に聞いてみたところ、アメリカの記事が引っかかった。
以下、一部引用する。
Gilead Sciences could make a profit on its new treatment for Covid-19
if it costs around $4,500 per patient
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引用終わり。
患者さん一人当たり、約4500$。日本円で50万円弱か。
そりゃ、重症者にしか使えないね。(汗)
もちろん、COVID-19の治療は公費適用なので、患者さんの自己負担はない。
全部、国がかぶってくれる。逆に言うと国の負担になるんだよね、これ。
たぶん、アビガンの方が圧倒的に安いと思うし、
重症時に使うならアクテムラの方がまだ1桁安いと思う。
どっちも、まだ日本での適応ないけど。
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これだけの値段だと、効いてくれないと困るな。でも
基本的に医薬品の値段って、効果に比例していないからね。(苦笑)
あくまでアメリカでの値段だから、もう少し安くなるかも知れないけど。
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安部さんが、アビガンも月内の承認を目指すと言っていた。
これも、通常ではありえないほどの超スピード承認。
アビガンは基本インフルの薬だから、そこまで高くならないと思う。
高くても一人で数万円くらいじゃないかな。
どちらにしても、問題は副作用よりもどれほど効果があるか。
アビガンはすでに3000例近くに使っているらしいけど、
プラセボと比較したデータが少ないので何とも言えない。
アビガン服用して治った人よりも、
服用せずに治った人の方が多いから。(苦笑)
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