東京都が陽性率を発表
今日、東京都がようやく、正式に陽性率を発表した。
今までは、保険適応分の検査人数が分からなかったため、
東京都は陽性率を発表していなかった。
ところが、保険適応分の検査人数を除いた数字で、
全陽性者を割った陽性率を計算する人がいて、
混乱のもとになっていた。
(山中教授とか、一部のマスコミとか)
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さすがに、マスコミも正しい陽性率でないのは分かってきたので、
ちゃんとした数字を出せ!と言っていた。
それが、今日になってようやく出てきた。
「陽性率の公表について」
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/smph/hodo/saishin/corona319.html
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で、グラフが発表されたんだけど、
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/hodo/saishin/corona319.files/graph.pdf
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これによると、陽性率は4月中旬がピークで31.6%。
今は徐々に減ってきていて、5/7のデータで7.5%となっている。
ただね、このグラフ。データに欠損がある。
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陽性者の数が明らかに少ない。
グラフを見ると陽性者が100人を超えたのはわずか4日しかない。
そんな訳ないやろ。どういうこと?
よーくよく、説明を読んでみた。
以下、引用
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4月9日までは東京都健康安全研究センター、
4月10日から5月6日までは東京都健康安全研究センター及び
PCRセンター(地域外来・検査センター)、
5月7日以降は東京都健康安全研究センター・PCRセンター
(地域外来・検査センター)及び医療機関での保険適用検査の実績
により算出
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引用終わり。
相変わらず不親切な書き方だ。書き直すと、
4/9までは、東京都健康安全研究センターのみのデータ。
4/10から5/6までは、健康安全研究センターとPCRセンター(地域外来・検査センター)のデータ。
5/7からは、それに加えて「医療機関での保険適用検査」の実績。
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えっと、5/6までは保険適用を実績に加えていない、って認識でよい??
というか、そうしないとこのグラフの数字を説明できない。
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ここからは推測。
おそらく、5/6以前は、保険適用検査の検査数が分からないままなんだ。
でも、ここが分からないと永遠に陽性率は出せない。
それはまずい。
大阪の吉村知事は、独自の出口戦略に「陽性率7%未満」を使ってる。
東京都が同じようにしようにも、真の陽性率が計算できない。
なので、「今後は陽性率計算できるようにしなさい!」という号令が出たのが、
おそらく5/7.なので、5/7からの陽性率は真だと思う。
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じゃ、それ以前の陽性率は何ね?
今までは保険適応分の検査人数が分からなかったのに、
陽性者の人数は全て分かっていた。
それで、陽性者数を保険適応分が入っていない検査人数で割って、
無理やり陽性率を(東京都以外が)計算していた。
分母だけ少ないんだから、陽性率は真より高くなる。
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でも、過去の検査人数は分からない。
なので東京都は、陽性者数から「保険適応の検査で陽性」例を引いたんだ。
行政検査だけの陽性率になるので、正確ではないけれども、
まぁ、大雑把な傾向はつかめる。
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と、陽性者率のグラフの検査件数と陽性者数が少ないのは、
おそらくこういう理由があったから。
わかりやすく書いてくれ!
小さい字でこまごまとわかりにくく書くんじゃないよ。
いらん手間かかったわ。(怒)
過去の正確な数字は、もう分からない。
今後、正しい数字出していくからヨロシク。
ってことなんだと思う。
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さて、おまけ。
私は4/14の記事で、東京都のPCR検査の陽性率がおかしいと書いている。
http://tukutteha-mitamonono.cocolog-nifty.com/blog/2020/04/post-35d374.html
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この中で、大雑把に計算して陽性率は17.7%。
高くても20%程度ではないか?と推測した。
はは、そんなもんじゃなかったわ。30%超えてました。(汗)
あの頃の東京は、マジで危なかったんだなぁ。
あのまま爆発してたら、ニューヨークみたいになってたのかも。
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っと、最後にまだ謎が一つ。
この陽性率のグラフの最終日、5/7なんだけど、陽性者60人以上に見える。
東京都発表の5/7の感染者数って23人しかいないんやけど。
どゆこと??
おそらく、検査数自体を陽性判明日に合わせていると認識してたんだけど、
それにしても陽性者数が増えるのはわからん。
誰か説明してー。
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