経済vs感染対策ではない。
感染者増加が止まらない。
昨日、日本では新規感染者数が1264人。
ついに1000人を超えた。
東京だけでなく、大阪、愛知、福岡の大都市圏とその周辺。
今まで感染者0を守ってきた岩手もついに陥落した。
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ちょっといくら何でも、国の動きが鈍すぎる。何もしていないに等しい。
専門家会議が解消されて分科会という組織に変わったが、
一気に存在感が消えた。単に、政府の追認機関になっているようだ。
Gotoキャンペーンも暗雲が立ち込めている。
今のところ、東京だけを除外して強行している形だが、
大阪や愛知も外した方がいいんじゃないか?という議論は出てくる。
じゃぁ、そこを外したら、今度は周り、と続いていくだろう。
もう、一旦全部中止でよくない?
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感染対策しながら、経済も回すことが求められているが、これが難しい。
感染対策と経済は対立しているように思う。
経済優先の人は、感染対策を邪魔に思うかも知れない。
仮に緊急事態宣言が出たところで、前と同じようにはいかないだろう。
前回の知見を活かして、「緊急事態宣言2.0」みたいなバージョンアップが必要。
効果の高かったところ、そうでもなかったところを分析して、
より効果的な感染対策を行う必要がある。
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「感染対策ばっかりしてたら、経済が死ぬ」という人がいる。
Gotoキャンペーンの賛成派だ。観光業は待ったなしの状況に追いやられている。
私は、「人命とどちらが大事なの?」とは言わない。
新型コロナで亡くなる人は、ごくわずかでしかないからだ。
私は、感染対策も経済面から考えるべきだと思う。
今、感染を抑え込めないと、経済「も」死ぬ。
さすがに、ここまで感染が広まれば消費マインドも落ち込む。
再度緊急事態宣言が出れば、死ぬのは観光業だけにとどまらない。
「今の経済損失」と「人命」を比べるのはばかげている。
比べるべきは、「今の経済損失」と、「このまま放置した場合の経済損失」だ。
だらだらと、今のレベルの感染者を出し続けながら経済を回すよりは、
もう一度対策して、感染者数を減らしてから、気持ちよく経済回す方が、
経済効果高いんじゃないのか?
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一番懸念しているのは、そして多くの人が忘れているのが、
国際的に日本がどうみられるか、という点だ。
日本は今、東アジア一のコロナ大国になりつつある。
中国は経済再開させている。韓国、台湾も比較的抑え込めている。
日本だけが、出血している状況だ。
中国、韓国からの人の移動を受け入れるかどうか、なんて話じゃない。
もはや立場は完全に逆転している。向こうが、日本になんて来やしないよ。
日本人の受け入れは完全拒否じゃないか?
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ここは、一回締めて立て直すべきだろう。
GWのステイホーム週間のように、お盆前後の2週間ほど、全力で止めないか?
理論上、2週間みんなが家にいれば、感染者は激減するよ。
メリハリ効かせて対策する方が、経済的にも有利だと思うんだが。
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