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安倍首相が辞意表明


 先日、安部首相が辞意を表明した。
少し前から体調不安説がささやかれていたが、事実だったらしい。
安倍さんは、前に辞めた時も持病の難病(潰瘍性大腸炎)が原因の一つだった。

 もっとも、前の辞任会見の時は、
「野党のせいで政権運営ができないから」みたいなキレ方をしていたような。
そこは素直に病気って言っとけよ。

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 で、今回は素直に「病気」だと言った。
潰瘍性大腸炎の悪化、と。うーん、なら仕方ないね。

 潰瘍性大腸炎の治療自体は、ここ10年でかなり進化してる。
少なくとも、安部さんが政治家続けられるくらいには進化した。
ここ数年でも新しい薬が出てきていているんだけど、
 それでも病状の悪化は止められなかったのか。
総理大臣が激務であることは違いない。

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 いろいろあったけど、「お疲れさまでした。」
「ゆっくり、身体休めてください」

 としか言えないな。

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 在任期間は史上最長となった訳だし、歴史に残る総理だったと思うよ。
私なんかが評価してもしょうがないけどさ。

 どうも、ネット上の世論が二極化してるのね。
安倍親衛隊、とアベガーと言われる反アベしかいないような感じ。
実際は、その中間層が山ほどいると思うんだが、そういう声は聞こえてこない。

 安部さんを称賛する方は、特に経済政策や、外交成果を上げるよね。
批判する側は、モリカケ問題や、公文書改ざん、桜を見る会、など。

 それを両方やったのが、安部さんで、トータルでみてどうだったか、の話なんだけど、
お互いに自分の見たいとこしか言わないから議論にならない。

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 私の評価は、少なくとも経済に関しては〇。アベノミクスで株価を上げた。
また、安部さんの一番優れているところは、政権運営能力だと思う。
一回目の失敗を教訓にして、七年もの間政権を守り続けた。
こんなの、並の政治家にできることではないと思う。

 ただ、その分、負の側面も大きかった。
政権に「忖度」する人間しか生き残れないから。
それは、民主主義ではないように感じる。

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 安部さんの次が誰になるかはまだわからないけど、
誰がやっても、良くも悪くも安部さんに届かないだろうな。

 安部さんの負の面を消しつつ、優れている部分を継承してくれればよいのだけど。
おそらく、誰がやっても短命政権になると思う。安倍さん以前のようにね。

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 と、筋金入りの「反アベ」である私が書いてみた。w

 こういう、バランスの取れた話が、最近は全く受けないらしい。
それが、社会の分断という奴で、日本だけの話ではない。
SNSが進むとそうなってしまうのではないか?という説を読んだ。

 この、社会の分断が安倍政権の長期化に寄与したのかな、と思う。
安倍支持層だけを相手にして、ブレない訳だから。
全体のバランスを見ると、どうしてもブレているように見える。
そういうのは、受けないから短命に終わる、と。

 政治もどんどん変わっていくんだろうけど、
よくない方向に進んでいる気がするなぁ。
そういう思いをもつってことは、私も老害になりつつあるのかも知れない。

 

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