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2020年9月

菅(すが)内閣発足


 自民党総裁選の結果をうけて、ずっと官房長官だった菅さんが総理大臣に就任した。
第99代内閣総理大臣、らしい。(100代は誰になるだろ?)

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 菅さんは、昔っから「総理総裁には興味ない」みたいに言ってきたから、
総裁選に出馬するのはちょっと意外だった。参謀タイプだと思ってたし。

 ただ、今回の総裁選みたいに、「出れば絶対勝てる」状態だったら、
さすがに総理やりたくなったんだろう。
自民党内の力関係が、全て菅さんに有利に働いた。

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 ちらっと菅首相の記者会見みたけれども、めっちゃ違和感あった。w

 いや、菅さんといえば「官房長官」ってイメージが強すぎて。
官房長官が、なんで総理大臣やってるの?って思う。
そのうち慣れてくるんだろうけど。

 それだけ、安倍総理、菅官房長官の時代が長すぎたんやね。

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 とりあえず、コロナ対策をしっかりすること。
まぁ、安部さんもしっかりやってなかった訳ではないんだけど。

 9月上旬まで、順調に減少傾向だったけれども、
ここ2週間は足踏み状態になっている。
もうちょっと減ってくれないと、Gotoトラベルとかやってる場合じゃなくなるんだが。

 安部さんの政策を継続する、というみんなの合意のもとでの菅総理だから、
そうそう変わったことはできないだろうけど。
でも、ちょっとずつ菅さんの色が出てくるのかな?どんな色だろ。

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 それよりも、新官房長官の加藤さんの方が違和感あるかも知れない。
官房長官といえば、菅さんやったからねぇ。

 できれば、安部さんの悪いところは継続しないでいただきたいんだが。

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大坂なおみ、全米で2度目の優勝


 新型コロナが広まっている中、無観客で行われたテニスのグランドスラム大会。
男子の錦織圭は直前でコロナに感染してしまい、大会出場はできなかった。

 女子は大坂なおみが出場。
初戦は日本人対決で、土居との試合だったけどフルセットで勝利。
その後、圧倒的な安定感で勝ち上がり、いよいよ今日は決勝戦。

 相手は、ベラルーシのママさんプレーヤー、アザレンカ。
今の世界ランクは下がってるけど、かつてのナンバーワンプレイヤーでもある。

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 第1セット。

 アザレンカがあまりにも良すぎた。ファーストサーブの確率が90%?高すぎる。
大坂があまりよくなかったこともあって、ワンサイドゲームとなって、アザレンカが6-1.

 ただ、お互いに、このまま行く訳はないと思っていたんじゃないかな。
実際、勝負は、第2セットからだった。

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 第2セットもアザレンカが先にブレークして、これはこのまま行ってしまうかと思ったが、
大坂がブレイクバックに成功し、終盤で突き放し、6-3で取り返した。
これで勝負は五分、というか勢いからいって大坂有利。

 第3セットは大坂が粘るアザレンカを突き放して、見事逆転勝ち。
全米は、初優勝の2年前から2回目。グランドスラム3勝目となった。

 朝5時から起きてみてたけど、うん、大坂強いわ。
第1セット取られても気にしてなかったように思う。
アザレンカから見ると、敗因は第1セットが良すぎたことじゃないかと思う。

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 前哨戦からいろいろあった。
BLM問題だ。大会中に、黒人男性が白人の警察官に銃撃される事件があり、
スポーツ界の黒人たちが、一斉に抗議した。大坂もその中に含まれていた。
準決勝まで勝ち上がっていたのに、黒人のために試合を放棄すると発表した。

 テニスは、他のスポーツに比べて白人の比率が高い。
でも、大坂の働きかけで、結局準決勝自体が延期になった。
大坂は準決勝で勝利したけれども、この試合のケガがもとで、
決勝戦(相手はアザレンカだった)は棄権した。

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 全米オープン。大坂は登場時にマスクをつけて登場した。
そこには、名前が書いてあった。白人に殺された黒人の名前が。
大坂は、7種類のマスクを用意していて、すべてつけるつもりだと語った。
(当然だが、決勝まで残らなければ7つ着けることはできない)

 有言実行。大坂は毎回違った「抗議マスク」をつけて戦った。
そして、勝ち抜いた。

 優勝スピーチでは、そのことにはほとんど触れられなかったように思う。
インタビュアーがちょっと振ったのに、対応したくらいで。
「みんなが少しでも話題にしてくたらよい」と言った。

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 大坂なおみは、完全に世界レベルの選手になったと思う。
2年前にGSを連した時は、まだまだ新人扱いだった。
コーチ解任をめぐる騒動などもあり、一時は成績を落とした。

 でも、今回は完全復活したといってよいだろう。
前哨戦からもそうだったけど、安定した強さがあった。
何より、人間としての成長を見せつけてくれた。社会に影響を与えた。
世界に影響を与えるようなアスリート、今まで日本にいただろうか??
成績もさることながら、それ以外のところでも、とんでないことだと思う。

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 さて、大坂なおみによる、黒人差別に対するアピールについて。

 正直に書くと、はじめ、私にはピンとこなかった。
アスリートがそういうことするの、必要なの?と。
ただ、アメリカのほかのスポーツ団体でも同様の事例があったことから、
これは単純に、日本に住んでいる私には理解が難しいんだろう、と解釈した。

 理解できないものを、すべて拒絶する必要はない。
理解するように努めればよいし、理解できなくても許容することはできる。

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 一部の日本人には、全く理解できなかったようで、バッシングがおこった。
(理解できない日本人がいることは、理解できる。)
アスリートは政治的な発言をすべきではない、とか。

 まぁ、日本ではそういう風潮だよね。でも、他の国では時々あるよ?
大坂選手は黒人なら日本人ではない、みたいな意見もあったらしい。
さすがにそれは失笑もんだ。

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 私は気にしない。
アメリカには、日本に住んでいては理解しにくい黒人差別があるんだろう。
そして、それに対してアスリートが意見を表明することも許される。

 何より、私が大坂なおみを応援するのは、彼女が日本人だからではない。
あれだけパワフルなテニスをして、人間味にあふれるスピーチやインタビュー。
もう、一流のアスリートだと思う。

 それに、今回の大変勇気ある行動。
結果として彼女は、テニスの枠からはみ出すくらいの超一流アスリートになった。

 そんな彼女が、日本語で語り掛けてくれることがうれしいと思う。
帰ってきた大坂なおみが、どこまで突き進んでいけるだろうか。

 

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第二波は収束傾向


 9月に入っても暑い日が続いている。

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 いわゆる第二波といわれるコロナの感染拡大だけれども、
全国的にはなんとか収束傾向にもっていくことができたようだ。
ピークは7月末で、まだお盆前後の動きの結果が見えていないけれども、
報告される感染者数は7月下旬~8月上旬をピークに減りつつある。

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 もちろん、まだまだ油断は禁物だけれども、
(野球でいうところの)2回表の攻撃は終わった、とみてよさそうだ。

 3月、4月の時とは検査体制、医療体制が違うので、
感染者数だけでは比較が難しいけれども、
重症者数、死者数、陽性率をみる限りでは、
この7月、8月の状況は、4月に比べてそれほどひどくならなかったようだ。
感染者数は3月、4月の2倍以上だけれども、重症者数は半分くらいじゃないかな?

 全国的な緊急事態宣言を出すことなく乗り切れたことは、よかった。
もちろん、地域によっては独自に緊急事態宣言を出したところもあるし、
時短要請や休業要請を出したところもある。
 結果として、それらがみんなの注意を少しずつ高めていったのだろう。
このあたり、また解析が必要になると思う。
結局、何が効果的だったのか分かれば、次の波にいかせる。

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 おそらく、9月いっぱいは感染者は減り続けると思う。
それで終わり、という甘い予測をする人はもういないんじゃないかな。
みんなの警戒が緩んだところで、第三波がやってくる可能性は非常に高い。
おそらくは秋から冬にかけて。

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 もちろん、警戒し続けていれば抑え込めるんだけれども。
私が前回の波が収まった頃(6月)に思ったのは、
徐々に自粛を解いていくのではなくて、
問題ないところは一気に解除した方がよいのでは?と。

 例えば、学校。
6月の前半は分散登校とかやってた。感染者ほとんどいないのに。
6月後半から通常通りになった。
その後、感染者が出た学校だけ休校措置をとったりしてたけど。

 一番、安全な時期に何を悠長なことをやっとったんだ、と。
むしろ、感染者が少ない間に一気に授業進めておくべきだっただろ。
逆に、感染者が増えて注意が必要な時期に、ひたすら学校に集めてどうするのさ。
そこは、分散登校とか一部オンライン授業でよかったんじゃないの?
やってることが反対だ。

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 その反省を踏まえるなら、9月中に行事はやっておくべきだろう。
比較的安全なウチに、ちゃちゃっとやって、次の波に備えるべき。

 早ければ10月にはまた上昇に転じると思う。

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 いろいろあるけれども、検査体制の拡充がかなり効いたんじゃないかな。
まだ足りないという声もあるけれども、4月のことを思えば、5倍くらいになってる。

 始まった当初は、「体調悪くても検査なんてしてくれないから寝てればよい」
と言っていたけれども、状況はかわっている。
検査できるようになったのなら、疑わしきは検査してよいよね。

 あとは、ワクチンと治療薬。

 ワクチンはまだわからないけれども、複数の候補が第三相試験まで進みつつある。
どれか一つでも効果があればよいんじゃないかな。早くても年明けかな。

 治療薬は、、どうだろう?
あれだけ騒ぎまくったアビガンは、みんなもう忘れたかも。
第二波の流行で、データはかなり取れたと思うから、
それなりに効果があるのであれば承認されてもおかしくない。

 手ごたえ的には、劇的な効果は期待できないと思うが。

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 東京オリンピックはどうなるかな?
私の勝手な予想だけど、開催可能な可能性はそれなりにでてきている。
コロナが収束する訳はないと思うが、「みんな慣れてきた」ので。

 ゴルフやテニスでは、大きな試合も行われるようになってきた。
アメリカとか、まだまだ感染者たくさん出てるんだけど、
その中でも大会開けるんだ。なら、オリンピックやらない理由は何?ってなる。

 世界的には来年の夏でコロナを克服していることは、ほぼありえないが、
みんながウィズコロナに慣れてきて、「もうやってもいいんじゃね?
みたいな空気になる可能性は期待できる。
 ってか、アメリカがもうそんな感じじゃないか?(苦笑)

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 世界的には、アメリカ、ブラジルが相変わらず感染者を出し続けている。
今、一番ヤバいのは、インドだ。上位2国をすごい勢いで追い上げている。
もともと人口が多いからなぁ。

 場所を変えて少しずつ広がっているけれども、新規感染者数のピークは8月頭で、
そこからは漸減傾向がみえる。インドが抑え込めれば減少傾向でよいのに。

 

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