第二波は収束傾向
9月に入っても暑い日が続いている。
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いわゆる第二波といわれるコロナの感染拡大だけれども、
全国的にはなんとか収束傾向にもっていくことができたようだ。
ピークは7月末で、まだお盆前後の動きの結果が見えていないけれども、
報告される感染者数は7月下旬~8月上旬をピークに減りつつある。
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もちろん、まだまだ油断は禁物だけれども、
(野球でいうところの)2回表の攻撃は終わった、とみてよさそうだ。
3月、4月の時とは検査体制、医療体制が違うので、
感染者数だけでは比較が難しいけれども、
重症者数、死者数、陽性率をみる限りでは、
この7月、8月の状況は、4月に比べてそれほどひどくならなかったようだ。
感染者数は3月、4月の2倍以上だけれども、重症者数は半分くらいじゃないかな?
全国的な緊急事態宣言を出すことなく乗り切れたことは、よかった。
もちろん、地域によっては独自に緊急事態宣言を出したところもあるし、
時短要請や休業要請を出したところもある。
結果として、それらがみんなの注意を少しずつ高めていったのだろう。
このあたり、また解析が必要になると思う。
結局、何が効果的だったのか分かれば、次の波にいかせる。
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おそらく、9月いっぱいは感染者は減り続けると思う。
それで終わり、という甘い予測をする人はもういないんじゃないかな。
みんなの警戒が緩んだところで、第三波がやってくる可能性は非常に高い。
おそらくは秋から冬にかけて。
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もちろん、警戒し続けていれば抑え込めるんだけれども。
私が前回の波が収まった頃(6月)に思ったのは、
徐々に自粛を解いていくのではなくて、
問題ないところは一気に解除した方がよいのでは?と。
例えば、学校。
6月の前半は分散登校とかやってた。感染者ほとんどいないのに。
6月後半から通常通りになった。
その後、感染者が出た学校だけ休校措置をとったりしてたけど。
一番、安全な時期に何を悠長なことをやっとったんだ、と。
むしろ、感染者が少ない間に一気に授業進めておくべきだっただろ。
逆に、感染者が増えて注意が必要な時期に、ひたすら学校に集めてどうするのさ。
そこは、分散登校とか一部オンライン授業でよかったんじゃないの?
やってることが反対だ。
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その反省を踏まえるなら、9月中に行事はやっておくべきだろう。
比較的安全なウチに、ちゃちゃっとやって、次の波に備えるべき。
早ければ10月にはまた上昇に転じると思う。
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いろいろあるけれども、検査体制の拡充がかなり効いたんじゃないかな。
まだ足りないという声もあるけれども、4月のことを思えば、5倍くらいになってる。
始まった当初は、「体調悪くても検査なんてしてくれないから寝てればよい」
と言っていたけれども、状況はかわっている。
検査できるようになったのなら、疑わしきは検査してよいよね。
あとは、ワクチンと治療薬。
ワクチンはまだわからないけれども、複数の候補が第三相試験まで進みつつある。
どれか一つでも効果があればよいんじゃないかな。早くても年明けかな。
治療薬は、、どうだろう?
あれだけ騒ぎまくったアビガンは、みんなもう忘れたかも。
第二波の流行で、データはかなり取れたと思うから、
それなりに効果があるのであれば承認されてもおかしくない。
手ごたえ的には、劇的な効果は期待できないと思うが。
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東京オリンピックはどうなるかな?
私の勝手な予想だけど、開催可能な可能性はそれなりにでてきている。
コロナが収束する訳はないと思うが、「みんな慣れてきた」ので。
ゴルフやテニスでは、大きな試合も行われるようになってきた。
アメリカとか、まだまだ感染者たくさん出てるんだけど、
その中でも大会開けるんだ。なら、オリンピックやらない理由は何?ってなる。
世界的には来年の夏でコロナを克服していることは、ほぼありえないが、
みんながウィズコロナに慣れてきて、「もうやってもいいんじゃね?」
みたいな空気になる可能性は期待できる。
ってか、アメリカがもうそんな感じじゃないか?(苦笑)
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世界的には、アメリカ、ブラジルが相変わらず感染者を出し続けている。
今、一番ヤバいのは、インドだ。上位2国をすごい勢いで追い上げている。
もともと人口が多いからなぁ。
場所を変えて少しずつ広がっているけれども、新規感染者数のピークは8月頭で、
そこからは漸減傾向がみえる。インドが抑え込めれば減少傾向でよいのに。
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