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2021年2月

大坂なおみ、グランドスラム4勝目


 スポーツより。

 テニス、全豪オープン。
現在世界ランク3位の大坂なおみが、決勝でブレイディを破って優勝。
グランドスラム4勝目をあげた。

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 この試合もテレビで観戦していた。
(今までも大坂のグランドスラム決勝は全てライブで観戦してる。)

 相手のブレイディは、グランドスラム決勝が初めて。
年上だけれども、経験でいうと大坂の方が上だった。

 うーん、完勝といっていいよね。
第1セット終盤は、ブレイディにもチャンスがあったけど、
たった一つのミスをきっかけに大坂がブレイクして、
第1セットを奪い、

 その勢いのまま第2セットも4ゲーム連取。

 ほぼ勝負を決めてしまった。

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 あのミスがなければ、というのはあるが、
相手にミスが出なくても大坂は崩れない。
メンタルがものすごく強くなったように感じる。
これは、昨年の全米オープンからも感じていたけど。

 去年は黒人差別について、発信していたけれども、
全豪でも森さんの女性蔑視発言についてコメントを求められたり。
いわゆる、今までの日本人アスリートとは違って、
かなり政治的な意見も発信するようになっている。

 関係あるのかどうかは知らないけれども、
メンタルが強くないとできないよね、そういうこと。

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 テレビを見てると、相手選手(ブレイディ)の方に
感情移入してしまう。つーか、大坂はラスボスだ。

 何してもボール返ってくる。
ブレイクチャンス掴んでも、すごいサーブ一本でチャラ。
表情はあまり変わらない。状況によっては笑顔まで見せる。

 どうやっても、勝てそうにないな、と思った。(苦笑)
第2セット序盤は、ブレイディが完全に自分を見失っていたし。

 仮に、ミスがなくて第1セットをブレイディがとっていたとしても、
それでも最後は大坂が勝ったんじゃないかな、と思う。
10回やって、9回は大坂が勝つくらいの差はあったような。

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 今回も、あまり上位選手とは当たっていない。
4回戦のムグルッサが一番苦戦したけど。
準決勝のセリーナ相手も完勝に近かった。

 上位のハレプ、バーディーとは当たってないから、
「大坂1強」とはならないと思うけど、
トップ選手には間違いない。
 グランドスラム4勝よ?

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 大坂は、グランドスラムでQFに残ったのはたったの4回。
そのすべてで優勝している。
つまり、グランドスラムの準々決勝以上の試合、12連勝中。
これもなかなかない記録だと思う。

 さらに言うなら、公式戦で大坂が負けたのは、
昨年の全豪オープンが最後だ。
(試合前棄権とかは何回かあるけど。)
1年間公式戦負けなし。

 これ、どこまで続くんだろうか??

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 当然、期待はまだ結果を残せていない、
クレーの全仏オープン、芝のウィンブルドンだな。
去年も、クレーはスキップしたし。
でもまだまだ若いんだし、クレーを全スキップとかできないでしょ。
ここまで来たら、4大大会全制覇を狙って欲しいし、
ついでに、東京五輪の金メダルも。

 今年も、大坂から目を離せないな。

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 一方で、男子の錦織は1回戦敗退。
世界ランクが落ちてシードがつかなくなったから、
1回戦から強い相手と当たってしまう。
 だいぶコロナに振り回されたし、
まだまだ本調子には程遠いんだろうけど。
でも、今の時代30代でも全然強い選手が多いよ。
もう一息、頑張って欲しいな。

 

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ワクチン接種開始


 ファイザー社が開発した新型コロナのワクチン。
国内で医療従事者への先行接種が始まった。
とりあえず、4万人。

 その後、3月中旬からほかの医療従事者に。
4月から高齢者、と続いていく、予定。

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 あくまで予定。
私は普通の医療従事者の枠になるけれども、
3月に接種できるかどうかは、まだ分からない。

 大阪府からは「国からの連絡や報道から推測するに」
とか「予定は極めて流動的」とか、
ちょっと笑えるワードが色々と。

 ようするに、誰もわかっちゃいない、と。
こんなんで本当に始められるのか?
すごいな。

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 さて、ワクチンについて今のところ分かっていること。

1.重症化を抑制する効果はある。
2.発症を抑制する効果はある。

 ここまでは、治験で確認できている。

3.感染を抑制する効果は、あるかどうかわからない。

 まだ、「わからない」であって、
あるともないとも言ってない。

 全体的には「あるんじゃないかなあ?」という感じ。

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 変異株に対しても、いろいろ言われているが、
「全く効かなくなることは、なさそう」

 変異株の種類にもよるだろうけど。
この辺、実際に変異株が流行しているヨーロッパで
ワクチン接種が進んでいるんだから、
ヨーロッパから情報を出してくれればよいと思う。

 ただ、ワクチン接種と同時期にロックダウンかけてるから、
全体としてワクチンが効いているのかどうかがわかりにくい。
年明けから新規感染者が激減しているのはわかるんだけどね。

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 私は、新型インフルのワクチンみたいなイメージで見てる。
一回接種しておけば、ベースとなる免疫はできるんじゃないか?
少々変異したところで、全くワクチン打たないよりはいいんじゃないかと。

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 どれくらい効果が持続するかは、まだ分からない。
そりゃ、できて半年くらいしか経ってないから、
半年以上のデータはない。

 今後、毎年接種が必要になる?なんて話もあるけど、
これも「まだわかっていない。」
接種が必要になるかも知れないし、そうでないかも知れない。
私の相場観でも、ここは50:50くらいで本当にわからない。

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 長期的な安全性については、当然ながら不明だけど、
現在でわかる情報からは、長期的な副反応はあり得ない、
と断言できる。

 ワクチンの歴史は、ジェンナー以前から始まるが、
最初期は本当に「安全性不明」な状況で突っ走っていた。
今から考えると、よくそんなワクチン打ったな、と。
それだけ、病気が怖かった、とはいえ。

 人類は、さまざまな薬害を体験してきている。
「だから、信用できない」という人もいるだろう。

 でもね、それだけ失敗してきているから、
「同じ失敗をしないように、どんどん洗練されている」
とも言えるんだよ。

 サリドマイド、スモン、ソリブジン、C型肝炎、イレッサ。

 薬害が起こるたびに、
同じことを繰り返さない仕組み」
が整備されてきている。

 もちろん、それでも絶対におきないとは言えない。
(小林化工みたいな、とんでもない例もあるし。)

 あとは、リスクを比較して決めることになる。

 ワクチンを接種するリスクと、
新型コロナに感染するリスク、どっちが怖い?

 私は、人類の叡智を信じるけどなぁ。

世の中には、病気で死ぬのは自然なことだから構わない。
副作用、副反応は絶対にあってはならない、
という世界観の人もいる。

 そんな人は、接種しなくてもよいと思うが、
その世界観を人に押し付けないで欲しいな。

 

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出口戦略と、反省を。


 緊急事態宣言が延長された結果、
引き続き新規感染者は減少傾向。
死亡者数がまだまだ高止まりだったが、
こちらも減少傾向が見えてきている。

 何より、重症者数が減ってきている。
緊急事態宣言の引き金となった医療状況のひっ迫も、
ある程度緩和されてきているのではないだろうか。

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 新規感染者数は全国で1300人程度まで落ちてきた。
これは、第三波入口の11月上旬と同レベル。
今日は月曜日だから、3ヶ月ぶりくらいに
1日1000人を切る数字がみられるかも。

 早ければ、今週中にも緊急事態宣言解除の要請が出ると予想する。
週明け、2/22から解除できるところもあるのでは?

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 この減少傾向はおそらくもう1週間は続くと思う。
ただ、その後は減少傾向がもっと緩やかになると思う。
2週間くらい前から、感染者数が減ってるのが明らかになり、
緊急事態宣言解除?みたいな話が出てきたから。
もちろん、自粛疲れもあるし、緩んでくると思う。

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 緊急事態宣言に関係なく、
「感染者数が増える」と、自粛する方向に意識がむくので
感染者は減りやすくなる。
 これは、緊急事態宣言の地域以外でもおこる。

 逆に、「感染者数が減る」と、自粛の意識が緩む。
結果として、感染者は増えやすくなる。

 私は緊急事態宣言の早期解除には反対だったし、
そういう話題が出ること自体も望ましくないと思っていた。
だって、そんな話すればみんな緩むやん?

 1週間前の時点で、2週後(つまり今週)
感染者数も重症者数も減ってるのは予想ができていた。
だから、無理やり解除できないこともなかった。

 そうしなかったのは、そうすると、そのさらに2週後に
再び増加に転じる可能性が高まるから。
もうちょっと下げておかないと、次は本当にもたない。

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 緊急事態宣言の解除にあたって、
一番重要なのは、「出口戦略」だ。
緊急事態宣言を解除した瞬間から、
新規感染者数がさらに増え始めると、
あっという間に第4波が来るかも知れない。

 季節性がどこまであるのかわからないけど、
日本はまだ寒いぞ?
せめて3月末までおとなしくしてほしい。

 緊急事態宣言を解除するためには、
「実効再生産数が1を大きく超えない」対策が必要。
野放しにすることはできない。

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 今回で、緊急事態宣言は最後にしたいはずだ。

「なぜ、緊急事態宣言を出さざるをえなかったのか」
という、検証と反省も絶対に必要だ。
 もちろん、Goto事業を継続したのも理由の一つだが、
それだけが全てではない。

 医療体制が全然足りなかったのも明らかになった。
第一波が終わってから、いったい何してたんだ?
確かに、収束する可能性もあったけど、
冬になるともっと大きな波が来る可能性も高いのは
関係者ならわかっていたはずだろう。

 もちろん、何もしていなかったとは思わないが、
対策が足りなかったことも明らかだと思う。

 感染状況が下火になっているうちに、
こういった検証や対策を進めていかなければ、
また同じことの繰り返しになってしまう。

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 先週末、福島県沖でマグニチュード7を超える地震があった。
最大深度6強というのは、かなりの大地震だ。

 にも関わらず、日本の被害はおそろしく少ないと思う。
「津波さえ来なければ大丈夫」
過信かも知れないが、私もそう思ったし、事実そうだった。

 地震に対する備えは、飛躍的に進歩している。
それは、過去の被害に対する反省があってこそだ。

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 それは、感染症に対しても同じこと。
何度も失敗して被害を出すかもしれないけれども、
失敗から学び、対応策をブラッシュアップしていけばよい。

日本は、「マグニチュード7程度の地震、恐れるに足らず」
という耐震体制がとれている。

 第4波に対しても、
この程度の感染症なら、制御できる」と言えるだけの
準備をしてほしいと思う。

 

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緊急事態宣言延長だが。


 2/7まで、の予定だった緊急事態宣言は、栃木県しか解除できず。
首都圏や関西圏等は、3/7まで延長となった。

ま、予想通りやね。
1ヶ月で終わる訳なかろ。

 ただ、予想以上に感染者が減っているのも確か。
1月中旬での実効再生産数は0.8を下回る。
飲食の時短要請頼み、というピンポイントな
緊急事態宣言だったけど、予想以上に効果をあげている。

 それでも2/7に解除できなかったのは、
スタートが遅すぎたからだろう。
あそこまで増えてしまうと、なかなか減らない。

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 私の所感を時系列で並べてみる。

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1/6

 かなり強力な規制をかけたとしても、
2週間で新規感染者半減くらいだろう。
1か月で4分の1になったとしても、
まだ1日400人くらいな訳で。(東京)
これでも医療は厳しいだろ。

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1/14

 たかだかあれだけの規制では、
とても感染者を減らすことはできないだろう、
という批判もある。

 うん、私もそう思うよ。

 でもね、やるしかないじゃないか。

 逆に、これで感染者数抑え込めたら、
日本の民度、半端ないって」にならんか?
政府の力ではなく、国民の力で抑え込もうよ。

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1/21

 今、見えてるのは緊急事態宣言発出前後の感染者が多い。
東京は大みそかで初の4桁が出て、緊張感が一気に高まった。
その効果が出てきているともいえる。

 つまり、緊急事態宣言の効果が本格的に見えてくるのはここからだ
ここから、一気に減ってくれれば政府の予定通り2/7の解除もある?
正直、かなり厳しいと思っているが。
希望がない訳ではない。

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1/27

 感染者数は、明らかに減少傾向になっている。
東京は一番多いときで1日2400人を超えていたが、
ここ数日は1000人前後。

 来週の今頃には、緊急事態宣言の延長が(おそらく)決まるだろう。
でも、ゴールが見えてきた、という感じにもなってると予想する。
もう一息、がんばろう。

.

 こんな感じ。

 本当にゴールが見えてきてる。
日本の民度、マジ半端ないって。

 世界中見まわして、
この程度の規制でここまで感染者減らした国あるのか?
と思う。

 政府にはいろいろ批判あるだろうけど、
これは本当にすごいことだと思うよ?

.

 さて、おそらく2月中には宣言解除されるだろう。
あとは、出口戦略の問題になる。

 解除したとたんに実効再生産数が1を超えたら、
今までの苦労がすべて水の泡だ。

 大阪は、11月から規制がかかり、
徐々に感染者を減らしていったけれども、
年末年始の感染拡大ですべて吹き飛んでしまった。
 同じ失敗を繰り返してはならない。
減らすのは苦労するが、増えるのはアッと言う間。

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 少なくともGotoトラベルは当面凍結。
会食を抑えることを考えると、Gotoイートも考え直した方が。
それか、「同居家族以外との外食自粛」を強く要請するか。

 春休みは、まだ移動は控えた方がよい。
ゴールデンウィーク目指して、耐える時間だろう。

 もう、緊急事態宣言は嫌でしょう?
これが最後にしようよ。
あとは、ワクチンの効果に期待する。

 ワクチンの接種が始まって一ヶ月以上。
世界的にも新規感染者の数は減ってきている。
もちろん、ワクチンだけの効果ではないだろうけど、
1年間広がり続けてきた新型コロナが、
この1ヶ月で明らかに減少した。
 ようやく、人類が優位に立ったんだ。

 人類の本気。まじぱねぇ。

 

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読書記録 2021.1


 今年は、読書記録をつけていこうと思う。

kittenさんの1月読書まとめ - 読書メーター (bookmeter.com)

2021年1月は、52冊読了

内訳は、小説(新規)20冊、小説(再読)11冊、
ビジネス・学術 13冊、エッセイ・その他 8冊。

小説(新規)は、新しく読んだ小説。
小説(再読)は、前に読んだことのある小説を読んだ場合。

ビジネス・学術は、新書や薬・仕事に関係した真面目な本。
その他は、エッセイ集や絵本など。まぁその他だ。

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 薄い本(乙女の本棚シリーズ)もあったとはいえ、
1ヶ月でよくこんなにも読めたもんだ。(苦笑)
途中までペースがよかったもんで、
どこまで読めるか試してみたらこうなった。

 仕事はもちろん、子どもや嫁の相手しながら量を読むのは難しい。
子育ても仕事もひと段落ついてリタイアすれば
もっと読めるだろうけどね。

 このペースで12ヶ月突っ走れば年間600冊だが、
さすがに無理がある。数にこだわる意味はないので、
自分のペースで読んでいけばよいさ。

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 さて、毎月3冊ほど紹介することにする。
読書メーターですべての本の感想をあげてるんだけど、
255文字じゃ書ききれないこともあるしね。
 1冊はフィクション、1冊は学術から。あと1冊は適当に選ぶ。

 まずはフィクション。

たかが殺人じゃないか(昭和24年の推理小説)
作者は辻真先。(リンクはamazon)

 今年度のミステリーランキング、三冠を取った作品である。

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 私は、ミステリーに関しては詳しくない。たまに読む程度。
ただ、前評判が高かったので読んでみた。

 ミステリーとしては、並かな、と思った。
トリックが全体的に大味かな、と。
そこが昭和24年っポイっと言えばそうなんだけど。

 舞台は、昭和24年の名古屋市の高校。
学制が、6-3-3に改められた年で、日本で初めて共学の「高校」ができた。
主人公はその年に高校3年生に編入される。
 そこで、推理小説研究会と映画研究会が合同で行事を行い、
事件に巻き込まれる、というお話。

 何が凄いかというと、この時代の空気感、
リアリティーが、とにかく半端ない。
それにも関わらず、現代語で読みやすく仕上げている点。

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 作者の辻さんはベテランのミステリー作家、
兼アニメの脚本家でもある。

 御年88歳

 生まれ年から逆算すると、
ちょうど、昭和24年に17歳の計算になる。

つまり、この小説は作者本人の青春時代を
そのまま描いている訳で、そりゃリアルだわ。

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 アニメの脚本家としても伝説的な人らしい。
現役で携わっているのは、名探偵コナン。

 鉄腕アトムやデビルマンなどの伝説的アニメの脚本を
担当していたりする。むしろ、脚本家としての方が有名。

 この年齢でここまで書けてしまうのはすごいと思った。

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 次。学術系。

医学論文の活かし方
(児島悠史、上田昌宏)

 医学論文をなかなか読みこなせない。
どう読みといたらよいのかわからない、という人向けかな。

 ランドマークとなった30本の論文を、
全て日本語で、しかも複数人の読み解き方を披露してくれる。
人によって、その情報をどう読み解くかは微妙に異なるが、
その振れ幅がほどよくて面白い。

 私は参加したことないが、論文の抄読会はこんな感じなのだろうか。

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 論文の読み方、までこだわらなくても、
単に「有名な論文30本の日本語解説」としても十分役立つ。
そこは、英語で読めと言われるかも知れんけど、
私にとって英語は鬼門に近いので。

 この本は、#読めよ薬剤師2020の中で、一番人気だった本。
せっかくなので購入してみた。大した値段ではないし、
十分お買い得だと思う。

 #読めよ薬剤師2020で紹介された本は、他にもたくさんあるが、
図書館においてある本も多いので、予約している。
3月までにかなり読めるんじゃないかな。

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 ただ、この論文をどこまで信じてよいのか?という気持ちにもなる。
ねつ造事件とかもあるしなぁ。
こういう情報を批判的に見るには、かなりの訓練が必要だろう。
そこまでの力はないなぁ。

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 最後。

子どもをキッチンにいれよう!
作者は、藤野恵美。

 藤野さんは、私のお気に入りの作家さん。
児童文学作家としてデビューしたけれども、
一般向けの作品もたくさん出ている。

 この本は、お料理レシピ付きの子育てエッセイ集。
ただ、藤野さん自体それほどお料理が得意ではないので、
正直、レシピ集としては物足りないかも。

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 子育てエッセイの部分が、非常に合理的でためになる。
私の感想は「10年前に読みたかった!!」だ。

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 家事の邪魔になるから、子どもがキッチンに入らないように
侵入防止ゲートを使っている家はあると思うけれども、
藤野さんはその方法を取らなかった。

 家事をしながら、子どもと触れ合い、遊んでしまう。

 小学校入学前の息子さんがうまく手伝えるように工夫しながら、
一緒に料理を学んでいく、という内容。
もちろん、子どもが料理できるようになるため、という目的もあるが、
「時短」目的でもある。

「食事を作る時間」と「子供と触れ合う時間」を一緒にすることで、
自分の時間(藤野さんの場合は、執筆活動)を作り出すことができる。

 藤野さんは、自分でも書かれているように、
決して「素晴らしいお母さん」ではないと思う。
愛情に裏打ちされた、非常に合理的な子育てだな、と思った。

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 本当、10年前に読めていたらすごく参考になったのに。(苦笑)
今からでも遅くはないから、子ども達と一緒に料理をしようと思う。

 今から子育てが始まる人には是非勧めたい。すごく参考になるだろう。

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 こんな感じで、しばらくは月3冊くらい紹介していこうと思う。
少なくとも、今年いっぱいは続けるかな。
飽きたらやめるかも知れないが。(苦笑)

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