ワクチン接種開始
ファイザー社が開発した新型コロナのワクチン。
国内で医療従事者への先行接種が始まった。
とりあえず、4万人。
その後、3月中旬からほかの医療従事者に。
4月から高齢者、と続いていく、予定。
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あくまで予定。
私は普通の医療従事者の枠になるけれども、
3月に接種できるかどうかは、まだ分からない。
大阪府からは「国からの連絡や報道から推測するに」
とか「予定は極めて流動的」とか、
ちょっと笑えるワードが色々と。
ようするに、誰もわかっちゃいない、と。
こんなんで本当に始められるのか?
すごいな。
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さて、ワクチンについて今のところ分かっていること。
1.重症化を抑制する効果はある。
2.発症を抑制する効果はある。
ここまでは、治験で確認できている。
3.感染を抑制する効果は、あるかどうかわからない。
まだ、「わからない」であって、
あるともないとも言ってない。
全体的には「あるんじゃないかなあ?」という感じ。
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変異株に対しても、いろいろ言われているが、
「全く効かなくなることは、なさそう」
変異株の種類にもよるだろうけど。
この辺、実際に変異株が流行しているヨーロッパで
ワクチン接種が進んでいるんだから、
ヨーロッパから情報を出してくれればよいと思う。
ただ、ワクチン接種と同時期にロックダウンかけてるから、
全体としてワクチンが効いているのかどうかがわかりにくい。
年明けから新規感染者が激減しているのはわかるんだけどね。
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私は、新型インフルのワクチンみたいなイメージで見てる。
一回接種しておけば、ベースとなる免疫はできるんじゃないか?
少々変異したところで、全くワクチン打たないよりはいいんじゃないかと。
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どれくらい効果が持続するかは、まだ分からない。
そりゃ、できて半年くらいしか経ってないから、
半年以上のデータはない。
今後、毎年接種が必要になる?なんて話もあるけど、
これも「まだわかっていない。」
接種が必要になるかも知れないし、そうでないかも知れない。
私の相場観でも、ここは50:50くらいで本当にわからない。
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長期的な安全性については、当然ながら不明だけど、
現在でわかる情報からは、長期的な副反応はあり得ない、
と断言できる。
ワクチンの歴史は、ジェンナー以前から始まるが、
最初期は本当に「安全性不明」な状況で突っ走っていた。
今から考えると、よくそんなワクチン打ったな、と。
それだけ、病気が怖かった、とはいえ。
人類は、さまざまな薬害を体験してきている。
「だから、信用できない」という人もいるだろう。
でもね、それだけ失敗してきているから、
「同じ失敗をしないように、どんどん洗練されている」
とも言えるんだよ。
サリドマイド、スモン、ソリブジン、C型肝炎、イレッサ。
薬害が起こるたびに、
「同じことを繰り返さない仕組み」
が整備されてきている。
もちろん、それでも絶対におきないとは言えない。
(小林化工みたいな、とんでもない例もあるし。)
あとは、リスクを比較して決めることになる。
ワクチンを接種するリスクと、
新型コロナに感染するリスク、どっちが怖い?
私は、人類の叡智を信じるけどなぁ。
世の中には、病気で死ぬのは自然なことだから構わない。
副作用、副反応は絶対にあってはならない、
という世界観の人もいる。
そんな人は、接種しなくてもよいと思うが、
その世界観を人に押し付けないで欲しいな。
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