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2021年4月

三度目の緊急事態宣言


 大阪は変異株が猛威をふるっており、
重症病床使用率はすでに100%。

 もはや、医療崩壊を起こしている状況である。

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 こうなることは、2週間くらい前から分かっていたが、
有効な対処はもうほとんど残っていなかった。
できることは、第三波でたいていやってるよ。

 最後は、もうね。

祈る

 しかないような状況だったけど、
当然、ウイルスはそんなのに忖度してくれる訳ないので。

 大阪の新規感染者数は、1000人台の前半で
なんとか止まっているけれども。
もう崩壊してるしな。

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 原因は二つ。

変異株を甘くみていた。
おそらく、感染力は高いだろうし、
重症化率も高い。

 若者でも重症化して、亡くなるケースがある。
通常の病床よりも、重症病床のほうが先にパンクするのは、
ちょっと想定外だった。

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 もう1つ。
まん延防止措置の効果が、あまり見られないこと。

 やってる内容は緊急事態宣言と大差ないと思っていたが、
みんなの緊張感が違うんだろう。

緊急事態!

ってのと

マンボウ!

ってのは、言葉の響きからして違うし。

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 2月末で緊急事態宣言を解除したこと自体は、
そりゃ批判してもしょうがないだろう。
あの状況で解除しない選択は、難しかった。

 リバウンドしないように。
第4波を起こさない対策が必要だったんだけど、
これが甘かったんだろうな。

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 今晩、首相の会見があるけれども、
緊急事態宣言、たったの2週間でいいのか?
2週間じゃ、効果の判定もできないんだけど。

 ま、過去二回の緊急事態宣言は、
いずれも延長されてるんだから、
最初から延長前提なのかも知れないな。

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 さて、ワクチン。

 高齢者向けのワクチン接種の案内が始まっているそうだ。
ちなみに、医療従事者も始まってるけど、薬剤師はかなり後ろなので、
おそらく高齢者のほうが早いと思われる。

 薬剤師でも、高齢者のワクチン接種を手伝う薬局には
早めに接種してくれる、という話があるんだけど、、
ワクチン余ったら、ついでに接種してくれないのかな?

 一番ヤバい大阪でワクチンを打ちまくれ、という話もあるが、
そもそも今の大阪の医療機関にワクチン接種する余力があるのか?

 なかなか厳しそうだ。

 とりあえず、「祈る

 

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大阪赤信号再び

 

 大阪の感染拡大が止まらない。
すでに、第三波のときの過去最多記録を更新して、
まだ増え続けるかも知れない。

 感染力が高い変異株が入ったせい、だろうか。
緊急事態宣言の解除が早かったんじゃないか?
という意見もあったが、私はそうは思わない。

 あそこまで減ったのなら、解除して当然で、
解除した後にリバウンドをおこさない仕組みが必要、
と言ってきた。

 大阪は三月中旬から再び感染拡大傾向をしめしていたが、
それに対する動きは鈍かったと言わざるを得ない。
だから、リバウンドをおこさないように、と言ったのに。

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 今現在、大阪は非常に危険な状態であり、
医療崩壊してしまう可能性が高い

 今が一番危険なのに、緊張の度合が緩い。
このまま、大阪だけで1日2000人とか行くかも・

 感染の急拡大に医療体制が追いついていない。
第3波がおさまって一息ついたところで、
制度的にも「一旦休み」と緊張を落としていたところに、
一気に波が襲い掛かった。

 しかも、度重なる自粛要請で、もう自粛が効かない。

 まん延防止措置はとったし、医療緊急事態宣言も出したけれども、
府知事の声が、以前よりも力を失っているように思う。
長のリーダーシップが頼みなんだけどね。

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 どれだけ変異株がはやったところで、やることは変わりない。
手洗いと三密回避、特に会食を避けることが大事。

 高齢者向けのワクチン接種が終われば、
重症化する人が減るので、かなり楽になると思うんだけど、
そこまでもつかな……。

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 こんな事言っても仕方ないけど、第3波が収まったときに
「これは季節性だから何もしなくても、
 気温が上がったから感染者が減った」
とか言ってた人たち、ちゃんと弁明してほしいな。
あの人たち、都合が悪くなると消えるからね。

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読書記録 2021.3


 2021年3月の読書記録。

直近1ヶ月の読書記録

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 2021年3月は32冊読了。

小説(新規)は16冊。小説(再読)は6冊。
ビジネス、学術は8冊。その他は2冊。

 3月は転勤もあり、下旬に(新婚)旅行に出たこともあって、
1,2月に比べると少な目だけど、それでも1日1冊以上のペース。
外出自粛になりそうな感じだから、4月は読書量増えるかな?

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 例によって3冊紹介。

 フィクション。
あの日の交換日記
作者は、辻堂ゆめさん。(リンクはamazon)

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 交換日記って、昭和っぽいよね。
令和の世の中にはそぐわない気がするけれども、
「交換日記」をテーマにした連作短編集で、
話が少しずつつながっているパターン。

 最初に、交換日記のルールとして7つ設定されているんだけれども、
7つの短編はすべて、この「ルール」が提示されて終わる。
大したルールではないけどね。
 相手を傷つけるような言葉はやめましょう、とか。

 今のSNS全盛の時代に、交換日記ってのはかえって新鮮かも。
SNSは短文のやり取りが基本だから。
最近読んだ「木曜日はココアを」も、少しずつ話がつながっていて、
こういうの、流行なのかな?って思った。
 相関図を書きながら読む方が面白いかも知れない。

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 次に、学術から。

AI時代の新・ベーシックインカム論
作者は、井上智弘さん。
去年は、国民全員に10万円を配るという給付金をやったけれども、
それを恒久的に行うと、ベーシックインカムになる。

 無条件で、国民にお金をばらまくという制度。
色々と問題はあるんだけれども、
AIによって仕事が奪われていくのであれば、
こういう制度がなければ経済が成り立たないんじゃないか?と。

 例えば、生活保護に対するバッシングがあるけれども、
あれ、全員がお金もらえるのなら文句でなくない?
本当に困っている人を助けるには、
「本当に困っている人」を探し出すのに余計なコストがかかる。

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 すべての業界で機械化が進んでいて、
さらにAIが発展すると、人間がする仕事はほとんどなくなる。
例えば、食料生産をすべて機械化できたらどうだろうか?
非常に低コストで食料が手に入るようになる。
 なら、だれも食うに困らなくなるんじゃないかな。

 そういう、経済の最終形を想像できた。
労働から解放された世界。これこそユートピアだろう。
もっとも、日本は憲法を改正する必要があるが。w
労働が義務になってるからね。

 もう少し、色々な本を読んで勉強したい。

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 最後に、詩集。
二人が睦まじくいるためには
作者は、吉野弘さん。

 冒頭の「祝婚歌」が有名らしい。
お互いに完璧でない方がよいし、
完璧を目指さない方がうまくいく。

「正しいことを言うときは 少しひかえめにする方がいい」

 うーん、私にも響く言葉だな。(-_-;)
夫婦喧嘩で、正論の殴り合いはやめた方がよさそうだ。

 収録されている「夕焼け」という詩は見覚えがあった。
中学か、高校の時に授業でやった記憶がある。
30年近く前に読んだ詩を覚えているんだから、
詩というのはとんでもない力があるな、と感じた。

 こういう詩集、一冊くらいもっててもよいかも。
同僚から借りた本だけど、買いなおそうかと思う。

 

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