読書記録 2021.3
2021年3月の読書記録。
直近1ヶ月の読書記録
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2021年3月は32冊読了。
小説(新規)は16冊。小説(再読)は6冊。
ビジネス、学術は8冊。その他は2冊。
3月は転勤もあり、下旬に(新婚)旅行に出たこともあって、
1,2月に比べると少な目だけど、それでも1日1冊以上のペース。
外出自粛になりそうな感じだから、4月は読書量増えるかな?
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例によって3冊紹介。
フィクション。
「あの日の交換日記」
作者は、辻堂ゆめさん。(リンクはamazon)
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交換日記って、昭和っぽいよね。
令和の世の中にはそぐわない気がするけれども、
「交換日記」をテーマにした連作短編集で、
話が少しずつつながっているパターン。
最初に、交換日記のルールとして7つ設定されているんだけれども、
7つの短編はすべて、この「ルール」が提示されて終わる。
大したルールではないけどね。
相手を傷つけるような言葉はやめましょう、とか。
今のSNS全盛の時代に、交換日記ってのはかえって新鮮かも。
SNSは短文のやり取りが基本だから。
最近読んだ「木曜日はココアを」も、少しずつ話がつながっていて、
こういうの、流行なのかな?って思った。
相関図を書きながら読む方が面白いかも知れない。
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次に、学術から。
「AI時代の新・ベーシックインカム論」
作者は、井上智弘さん。
去年は、国民全員に10万円を配るという給付金をやったけれども、
それを恒久的に行うと、ベーシックインカムになる。
無条件で、国民にお金をばらまくという制度。
色々と問題はあるんだけれども、
AIによって仕事が奪われていくのであれば、
こういう制度がなければ経済が成り立たないんじゃないか?と。
例えば、生活保護に対するバッシングがあるけれども、
あれ、全員がお金もらえるのなら文句でなくない?
本当に困っている人を助けるには、
「本当に困っている人」を探し出すのに余計なコストがかかる。
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すべての業界で機械化が進んでいて、
さらにAIが発展すると、人間がする仕事はほとんどなくなる。
例えば、食料生産をすべて機械化できたらどうだろうか?
非常に低コストで食料が手に入るようになる。
なら、だれも食うに困らなくなるんじゃないかな。
そういう、経済の最終形を想像できた。
労働から解放された世界。これこそユートピアだろう。
もっとも、日本は憲法を改正する必要があるが。w
労働が義務になってるからね。
もう少し、色々な本を読んで勉強したい。
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最後に、詩集。
「二人が睦まじくいるためには」
作者は、吉野弘さん。
冒頭の「祝婚歌」が有名らしい。
お互いに完璧でない方がよいし、
完璧を目指さない方がうまくいく。
「正しいことを言うときは 少しひかえめにする方がいい」
うーん、私にも響く言葉だな。(-_-;)
夫婦喧嘩で、正論の殴り合いはやめた方がよさそうだ。
収録されている「夕焼け」という詩は見覚えがあった。
中学か、高校の時に授業でやった記憶がある。
30年近く前に読んだ詩を覚えているんだから、
詩というのはとんでもない力があるな、と感じた。
こういう詩集、一冊くらいもっててもよいかも。
同僚から借りた本だけど、買いなおそうかと思う。
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