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2021年11月

ディスプレイ購入

 少し大きめの液晶ディスプレイを購入した。

27インチfullHDで、2万円弱の商品。

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 前にパソコンをHPのものに買い替えた時、
ディスプレイは買い替えていなかった。

なので、ディスプレイはその前のDELLのものを
10年以上使っていた計算になる。

 ディスプレイの寿命ってどれくらいなんだろうね?

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 壊れてから買い替えるのも嫌だったので、
今回は早めに購入することにした。

 接続も簡単で快適。
大きくなってもそんなに違和感ないな。
前が21.5だったからかなり大きくなったはずなんだが。
逆に、前のものに戻したら違和感あるのかも。

 これも10年くらいもってくれるといいな。

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大谷翔平、満票でMVP

 スポーツより。

 大谷翔平が、メジャー4年目にしてMVPを獲得した。
日本人としては、イチローに続き2人目。
投票者(30人)が全員1位に推した、満票だった。

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 今年の大谷はすごかった。
大きな怪我もなく一年間を通じて二刀流を継続できたのは、初めて。
個人タイトルは一つも取れなかったけれども、
打者としても、投手としても一流であることを証明できた。

「ベーブルース以来」という枕詞があったけれども、
成績を見る限りベーブルース以上じゃないかな?
ベーブルースは、かなり打者よりの選手だったと思うし。

 ある意味世界一のトップアスリートだろう。

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 ぶっちぎりのMVPだった訳だが、
今後も二刀流で活躍を続けるとなると、
何回もMVPを取れそうな気がする。

 実際は、今シーズンが特別凄かっただけで、
この活躍が何年も続けられるとは限らないが。
日本にいたときも、投打両方ですごかったのは1,2年じゃないかと。

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 大谷の契約はどうなっているんだろう?
エンゼルスとの今の契約は、過小評価もいいところだと思う。
もっと強いチームに移籍する可能性もあるし、
エンゼルスが契約を結びなおすかも知れない。

 簡単に移籍できないのは、
エンゼルスが大谷に合わせたチーム作りをしているから。
大谷は登板間隔が長いから、他の投手にも影響するし。
大谷としても、せっかく自分に合わせてくれたチームから
簡単に離れる訳にはいかないだろうな。

 それにしても、規格外すぎる。
プロでも二刀流を続けさせた日本ハムの栗山監督が、
一番先見の明があったということだろう。
普通に直接メジャーに行ったら、こんなことできなかっただろうし。
100年に1度の選手になってしまったなぁ。

 それとも、今後、大谷のような二刀流選手が増えるのかな?

 

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読書記録 2021.10

 2021.10の読書記録。

直近一ヶ月の読書記録(読書メーター

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 10月は47冊読了。
これで年間433冊。500冊まであと61日で67冊。
今月から忙しくなる予定だけど、
これくらいのペースならいけるかな。

 小説(新規)23冊、小説(再読)12冊、
学術/ビジネス 12冊、その他2冊。

 小説以外の本も、ぼちぼち再読が入っている。
新書でも、何度も読むたびに新たな発見があったりするし。

 3冊紹介する。

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 まずはフィクション。

八月の銀の雪」(伊予原新)

 今年の本屋大賞ノミネート本の一つ。
表題作は、非常に綺麗な言葉を使う作家さんだな、と思ったけれど、
もともと理系出身で、科学や気象の話が織り込まれていて、
なんというか、私好みだった。

 全て独立した短編が5本。
どれもよい話だったけど、私は「10万年の西風」が気に入った。
原発技術者が旅行中に凧あげしている男性に会う話。

 旧日本軍の風船爆弾の話と、原発の再稼働の話を絡めてあって、
とても興味深く読むことができた。
ちょっと、この作家さんは追いかけてみたいと思う。

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 次、学術系

ジェンダーと脳 性別を超える脳の多様性
(タフナ・ジョエル/ルバ・ウィハンスキ)

 男女の脳に性差はあるのか?
一昔前に、男性脳、女性脳という話が盛り上がったことがあったが、
科学的には、男性と女性で性差はない?とも言われている。

 で、この著者はさらに一歩進んでいて、
性差はあるけれども、みんなが思っているほど大きくない。
また、どんな男性にも女性的なところがあり、
その逆もまた然り。

 冒頭にモザイク状に示された図があるんだけれども、
著者の言いたいことは、実はこの図1枚でほぼあらわされている。

 脳は個人差が大きく、モザイク状になっていて、
全体を通してみると、男性に多い特徴や女性に多い特徴はあるが、
個人差が大きく、ごく一部をのぞいてみんなモザイク状なんだよ、と。

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 男性脳、女性脳の話で私が疑問に思ったのは、
LGBTQなど、のセクシャルマイノリティーの人はどうなってるんだ?と。
そんなくっきりはっきり分かれてるもんじゃないだろう。

 実際、脳には可塑性がある。(これは、他の本にもあった気がする。)
例えば、女性は理数系が苦手だと言われているが、
そういう環境に身を置くから理数系が苦手になっていく要素が大きい。
つまり、社会が規定するジェンダーに合わせて脳が変化していくので、
結果として性差は出てしまう。

 もし、ジェンダーを完全に封印できたら、
男女差ってもっと少なくなるんじゃないのかな、と思う。

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 3つ目。

「非モテ」からはじめる男性学」(西井開)

 これも、少しジェンダーが関わってくる話だけれども。
「非モテ」という、全然異性にもてない男性のカテゴリがある。
その人たちの生態を通して、「男性とは」と学問にしている本。

 作者の西井さん自身も「非モテ」である。

非モテの男性が集まって、お互いの失敗を語り合ったり、
どういう感情で、どうしてこうなったか、を探求していく。

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 一言で感想を言うと、

「気色悪い」

 になる。これ、女性が読んだら引くんじゃないかな?
「非モテ」がストーカーしてしまう心理まで書かれているから。

 私も、女性にもてるほうではないし、
若いころは「非モテ」だったと思う。

 異性にもてないだけなら、男性も女性も一定(以上)の数がいる。
では、男性に特有の問題は、というと、
どうも、「拗らせてしまう」問題があるように思った。

 これもジェンダーの話になるんだけれども、
「男性は弱音を吐いてはいけない」
「情けないことを相談してはいけない」
という社会規範があるゆえに、非モテの男性は
 モテない女性よりもはるかに孤立しやすいんじゃなかろうか。

 昨今のネット環境は、悪い面もあるけれども、
こういう非モテな男性を緩くつなげる効果もある。
孤立して拗らせてしまうと、犯罪に走ることもあり得るので、
緩くでもつながっておくことが必要。

 別に、モテなくてもいいと思う。
恋人がいることが全てではないし、結婚できなくてもいいやん。
これは、女性にも当てはまるけれども、
「結婚しなくてはいけない」という社会規範が、
若者たちを追い詰めているところはあるんじゃないかと思った。

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 で、私の感想「気色悪い」だけれども、
この感想自体が、彼らをラベリングして追い詰める可能性がある。
なので、あえてこの感想をぶつけてるんだけどね。
 私だって一歩間違えればそうなっていた可能性はある訳で。

 モテないのは彼らに問題があるからだ、というのは真理だが、
だから努力しろ、といっても何も解決しない訳で。
どういう理由でその問題が発生しているのか?
どのように解決の道筋を立てるのか。

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 もともと論文だったこともあり、かなり難解な本だった。
ただ、作者が真剣にこの問題に取り組んでいるのは分かった。

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 さて、今年もあと2か月。
すかっと目の覚めるような傑作に出会いたいんだけどな。

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