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2021年おすすめランキングTop20

 読書記録、小説編。

 去年は、「この一年は一番本を読んだ本」と書いたけれども、
今年はそれよりもさらに読んでいる。(苦笑)

 2016年から始めてるから、6年目になるのかな。
今年読んだ小説のTop20。
今年の目標の一つに「本屋大賞完全制覇」があったので、
本屋大賞受賞作が多くなっている。

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 2021おすすめランキング

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20位 「君と漕ぐ」(武田綾乃)
 武田さんは高校生の青春モノが多い。
 この作品は、カヌー部というニッチなテーマ。

19位 「鹿の王」(上橋菜穂子)
 2015年本屋大賞受賞作。中華風ファンタジーだけど、
 テーマはパンデミックで、実にタイムリー。

18位 「いつかの岸辺に跳ねていく」(加納朋子)
 男性視点の前半と、女性視点の後半に分かれている。
 なかなか厳しい話だけど、読後感がよかった。

17位 「滅びの前のシャングリラ」(凪良ゆう)
 2021年本屋大賞ノミネート作。(7位)
 世界が滅ぶことがわかったらどうするかな?

16位 「死にたがりの君に贈る物語」(綾崎隼)
 廃校に集まる7人、というベタな設定のミステリだが、
 別に殺人はおきない。綾崎さんらしい綺麗な物語。

15位 「八月の銀の雪」(伊与原新)
 2021年本屋大賞ノミネート作。(6位)
 地球や気象などに関係する理系の短編集。私の好み。

14位 「海賊とよばれた男」(百田尚樹)
 2013年本屋大賞受賞作。実在の人物をテーマにしているが、
 ただ金儲けすればいいってもんじゃない姿勢に好感がもてる。

13位 「お探し物は図書室まで」(青山美智子)
 2021年本屋大賞ノミネート作。(2位)
 本と仕事をテーマにした連作短編集。続き読みたい。

12位 「沖晴くんの涙を殺して」(額賀澪)
 感情を失ってしまった男の子が、余命一年の女性と出会い、
 感情を取り戻していく物語。でも恋愛とはちょっと違う。

11位 「復讐の協奏曲」(中山七里)
 幼女殺人事件をおこした御子柴弁護士シリーズ最新作。
 残りページの少なさに、ハラハラドキドキした。

10位 「本好きの下剋上 5-Ⅶ」(香月美夜)
 第5部、通算28冊目にして、いよいよクライマックス。
 全ての謎が明かされて、さあ、最終決戦へ。

9位 「一瞬の風になれ」(佐藤多佳子)
 2007年本屋大賞受賞作。陸上短距離がテーマの青春モノ。
 水泳もそうだけど、リレーって盛り上がって燃えるよね。

8位 「毒をもって毒を制す」(塔山郁)
 薬剤師毒島シリーズ3冊目は、2020年3月がテーマ。
 新型コロナの流行が始まった頃の、ホテルと薬局が舞台。

7位 「52ヘルツのクジラたち」(町田その子)
 2021年本屋大賞受賞作。現代の問題てんこもり。
 誰にも聞こえない悲鳴を「52ヘルツのクジラの声」で表現している。

6位 「本日はお日柄もよく」(原田マハ)
 原田さんは、今年ぼちぼち読み進めた作家さん。
 この作品は、スピーチ、言葉の大切さが面白かった。

5位 「木曜日にはココアを」(青山美智子)
 青山さん2冊目。シドニーと東京を舞台として、
 少しずつ人が重なっていく連作短編集。

4位 「あの日の交換日記」(辻堂ゆめ)
 こちらも、話が少しずつつながっている連作短編集。
 交換日記って、昭和の遺物かな?

3位 「臨床の砦」(夏川草介)
 2021年初めの、新型コロナ第3波に立ち向かう医師たちの小説。
 読んで泣いた本は、今年これだけかも知れない。

2位 「十の輪をくぐる」(辻堂ゆめ)
 昭和39年の東京オリンピックと、現在との2部構成。
 生きづらい時代を生き抜く力を。

1位 「たかが殺人じゃないか」(辻真先)
 昭和24年の高校生が主人公のミステリーだけど、
 作者(御年88歳)の体験が反映されていて凄い。

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 本屋大賞受賞作が4つ。今年のノミネート作が3つ。
まぁ、ハズレがないよね。

 ただ、全体的に今年初期に読んだ本の順位が高いのが気になる。
1位の「たかが殺人じゃないか」は1月の始めに読んだけど、
1年間、これを超えるインパクトのある小説に出会えなかったのか。

 どんどん、新しい作家さんも発掘していきたいな。

 

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