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2023年11月

阪神、38年ぶり日本一、ほか


 スポーツより。

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 今年の秋は、スポーツの秋だったなぁ。
(やらなくて、見てるだけ)

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 どこからいこう?
まずは、男子バスケットボールのワールドカップかな。

 日本は、一次リーグでフィンランドに勝ち、欧州勢相手に初勝利。
3戦目に負けて決勝トーナメントには進めなかったけど、
順位決定リーグに。
 最終的にアジア最上位になれば、パリ五輪の出場権が入る。

 順位決定戦で2連勝して、見事に出場権獲得。
東京は開催国枠で出たから、予選突破となると、
48年ぶり、だったらしい。

 はは、生まれてもないや。

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 エースの八村塁はMBA優先のため出てなかったけど、
他のメンバーも十分強かったよ。

 同じくMBAプレーヤーの渡辺も活躍していたし、
「リアル宮城」なんて呼ばれたポイントガードの河村。
とんでもない確率で3Pを決めていった富永啓生。

 そして、なんといってもホーキンソンだろう。
最後、カーボベルデ戦の3Pは本当にしびれた。

 バスケットって面白いなぁ。

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 八村抜きでも、世界と戦える。これは大きい。
当然、オリンピックの方が厳しい戦いなんだけど、
今回、上位のチーム相手にも「惨敗」ってなかった。

 今回のチームに八村をプラスすれば、
メダルはともかく、1勝くらいはできるんじゃないかな?

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 次に、バレーボールのパリ五輪予選。

 女子は、残念ながら出場権獲得ならず。
でも、男子がやってくれた。

 今年は、ネーションズリーグでブラジルに勝つとか、
強くなってきてるのは知っていたけど、
まさかこの時点で出場権を取ってしまうとは。

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 きっかけは、石川祐希の登場から、だと思う。
リオ五輪予選の頃は、石川、柳田の両エースだった。

 それに、西田が加わった。それが東京大会。
西田は、身長はそれほど高くないけど、パワフルで
決定率がかなり高い。

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 最後のピースは、高橋藍の急成長だろう。
石川、西田、高橋藍。3枚エースになった。
いや、これはなかなか止まらないよ。

 石川、高橋の何がすごいって、実はレシーブ力。
攻撃もすごいけど、守備も超一級品なのね。
両方できる選手はなかなかいないのに、
日本に二人もいる。

 サーブ力はもともと高いし。
あと、世界レベルのミドルブロッカーがいれば、
本気で世界一狙えるよ?

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 どうしても海外と比べると背丈がないんだけど。
ブロックでは弱いんだけど。
レシーブって、身長関係ない。
サーブも(そんなに)身長関係ない。

 これだけのタレントが同時代に集まるのって、
それこそ、過去にオリンピックでメダル取ってた時期以来では?

 来年が楽しみだ。

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 最後に、日本のプロ野球。

 今年、セリーグは阪神が。
パリーグはオリックスが、ペナントレース圧勝。
クライマックスシリーズでも無事に勝ち上がり、
日本シリーズでは、

「阪神」vs「オリックス」

 という対決が実現した。

 関西ダービーとか、
「阪神なんば線シリーズ」とか言われた。

 阪神はもともと本拠地は甲子園だけど、
大阪に熱狂的なファンが多いし。
オリックスはもともと神戸の球団が、
大阪に本拠地を移したわけで。

 関西ではお祭り騒ぎだったなぁ。
(関東は静かだったかもしれんが)

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 だってねぇ、昔はどっちも弱かったんだもん。
阪神対オリックスなんて、夢のまた夢だったよ?

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 オリックスは、パリーグ3連覇だから強いんだけど、
それまではめちゃ弱かったからね。

 去年までは、ピッチャー山本、バッター吉田という
2枚看板だったけど、吉田がメジャーいったからどうなの?
西部からFAで森を獲得したとはいえ。

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 いや、強かったわ。リリーフ陣が。
山崎、宇田川という春のWBCでも活躍した二人がいるし。
打つ方だって、頓宮は首位打者とってる。

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 一方、阪神。
なんやかやいっても、4年連続Aクラスな訳だけど、
クライマックスシリーズを勝ち抜けない印象が。

 大山、佐藤輝明あたりの和製大砲が出てきたのが
このところの印象かなぁ。

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 そう考えれば、いつか当たって当然だったんだけど、
関西ダービー自体が59年ぶり、とか。w

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 戦前の予想は、ほぼ互角、だったけど。
結果もその通り、4勝3敗で阪神。
阪神の日本一は、38年ぶり
そっか、バース、掛布、岡田の1985年以来になるのか。

 長かったねぇ。

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 オリックスは、けが人が多かったかな。
頓宮も無理やりシリーズに間に合わせた感じだったし、
ラオウ杉本や、山崎もコンディション悪かったみたいだし。

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 いや、できれば来年もやってほしいけど。
難しいだろうなぁ。
オリックスは山本がメジャーに行ってしまうし。

 阪神は、そういうあからさまな戦力ダウンはないけど。
リーグ連覇できる力があるかっていうとね。

 特に根拠はなく、今までの習慣上勝てる気がしない。w


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読書記録 2023.10

2023.10の読書まとめ(読書メーター)

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10月は32冊読了。

小説(新規)15冊、小説(再読)6冊
学術/ビジネス 10冊、エッセイ/その他 1冊

 読書の秋。久々の一日一冊を超えるペース。
理由はあって、「本好きの下剋上」の再読を、
いつもの読書時間外にしているから。

 通勤時間と昼の休憩時間が、主な読書時間だけど、
朝とか夜のちょっとした隙間時間で「本好き」を読み進めてる。
なので、読書ペース全体があがってる、というわけ。

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 今月の3冊。

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 まずは小説
世界でいちばん透きとおった物語」(杉井光)

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 一部で話題になっていた、ネタバレ厳禁な作品。
紙の本でしか無理。電子化不可
という煽り。

 これもまぁ、

読んでみ

としかいいようがないなぁ。

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 これはネタバレ厳禁だわ。
似たような作品もあるのかもしれないが、
私はほとんど知らないので、
この仕掛けを食らって「すごい!」ってなった。

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 まるで予想外の方向から殴られる感じかな。
何を書いてもネタバレになるので、非常に紹介しにくいし、
あまり小説を読んでいない人だと、
最悪、仕掛けに気づかない可能性もある。

 小説が好きなら、読んでみていいんじゃないかなぁ。
で、ネタバレを誰かと語り合いたい。
そんな作品。

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 ストーリーとしては、会ったこともない父親がなくなって、
小説家だった父親の遺稿を探す、という
ミステリ仕立てになっているんだけれども。

 で、その遺稿のタイトルが
「世界でいちばん透きとおった物語」というタイトル。

 何を書いてもネタバレになるので書きにくいが、
ストーリーは大したことないと思うよ、この本。

 でもまぁ、ミステリーってそういうことよくあるよね。
叙述トリックの本とかなら特に、ストーリーはおまけみたいなもんで、
トリックの方に重点おいてるから。

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 次、学術系
アルツハイマー病研究、失敗の構造」(カール・ヘラッグ)

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 先月に引き続き、今月も認知症関連の書籍から。
今年の8月発売だから、最新の状況だと思う。
今年承認された、アルツハイマー病に対する新薬の情報も含まれる。

 で、この著者はそれ含めても「失敗」と評している訳だ。

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 別に、学術論文でもなんでもない、一般書。
もちろん、著者は研究者だけれども、
私が読んでもかろうじて理解はできる程度の難しさ。

 たぶん、今のアルツハイマーの研究が停滞していて、
それを突き動かすには研究者では難しくて、
研究者外の世論が必要だ、と思ったんじゃないかな。
それで、わざわざ一般書で世間でアピールしているのだろう。

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 前半は、アルツハイマー研究の歴史。
結果がどんどんと出てきて、もうすぐ治療薬ができる、
という機運が高まる。それが20世紀末の状態。

 中心にあったのは「アミロイドカスケード仮説」
アルツハイマー病は、脳にたまっていくアミロイドβが
原因でおこっている、というもの。

 私が学生時代でもそう習った気がするなぁ。
ところが、そこから20年経っても治療薬が出てこない
研究や実験は続いているんだけど、
思ったような効果が出ていないのが現実。

 著者は、
「アミロイドカスケード仮説以外にも目を向けては?」
というのが主張。

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「アミロイドの研究でなければ、アルツハイマーの研究ではない」

この言葉が、この本のなかで何度も何度もでてくる。
科学的知見からは、もちろんそんなことはないんだけど、
研究費の奪い合いや、政治的、経済的な状況が、
そういう動きになってしまっている。

 実際のところ、私はこの著者が
単に迫害された研究者で、恨み言を言っているだけ
印象も感じた。
 オレに研究費回してくれれば治療薬作ってやるのに、と。

 何度も繰り返し出てくるんだけど、
著者はアミロイド仮説をすべて誤りだと言っている訳ではない。
ただ、アミロイドだけですべて解決する訳はないだろう、と。

 実際、アミロイド仮説から出てきた薬は、
アメリカでも議論に議論を重ねた上でようやっと承認されたし、
日本でも、盛り上がってるのはごく一部のみ。
 実際に治療にあたっている医師や薬剤師は、
それほど期待していないのが現状じゃないかな。

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 私はそれほど勉強していないので
この著者の主張がどこまで正しいのかはわからないが、、

少なくとも、アルツハイマー治療薬の開発が
ずいぶん長い間停滞しているのは紛れもない事実だし、
アミロイドだけで全て説明ができないのも
明らかになっていると思う。

 今、日本で主流で使われている薬は、
アセチルコリン関係の薬で、アミロイド系ではないのね。
研究が始まって20年以上になるのに、
全然薬ができてこないの。

 そりゃ、仮説に問題があるんじゃないの?
という疑問は、当然だと思う。

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 個人的には、医薬品が難しくてもアプリで何とかならんか?
って思っている。認知機能が落ちても使えるアプリで、
落ちている認知機能を補うようなものがあればよいよね。

 そうでなくても、
「今日、何曜日だっけ?」という質問を何十回繰り返しても、
何十回でも同じ答えを返してくれるだけで、
介護者が楽になるんじゃない?って思ったりして。

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 最後。

バッタを倒しにアフリカへ」(前野ウルド浩太郎)

 以前から話題になっていた本。
バッタ研究者の前野ウルド浩太郎氏が、
サバクトビバッタの研究のため、
アフリカのモーリタニアで研究するお話。

 だいぶ脚色は入っているだろうけど、
ノンフィクションだろう。

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 前野さん、生粋の日本人である。
ミドルネームの「ウルド」は、モーリタニアの上司から「貰った」名前。
海外の研究者で、こんなにがっつりとアフリカで調査する人は
ほとんどいないから、尊敬の意味も含んでいるのかな。

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 まず、サバクトビバッタだけど、
時々ニュースになることがある。
いわゆる「蝗害」をおこすバッタだ。

 すさまじい数の群れになり、農作物ほかを食い尽くす大群。
経済的被害は甚大。なので、対策が必要なんだけれど、
おもにアフリカで発生するので(中国にもあるだろうけど)
あまり研究が進んでいないようだ。

 そこで、バッタに魅せられた前野氏が、
アフリカを救うべくモーリタニアで現地調査を行う、と。

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 前野さんがモーリタニアに飛び立ったのは、2011年の春。
東日本大震災の年。
祖国が大変なことになっているのに、あえてアフリカへ飛ぶ。

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 それだけバッタに魅せられているとしか言いようがない。w

研究者だけれども、当然のようにポストはない訳で、
ポスドクの任期つき研究者という、非常に不安定な立場でアフリカへ。
そして、現地滞在中に(実質)無職になってしまう、という。

 いやー、今もそうだけど、研究者、博士って食えないからねぇ。

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 生活の糧を得るために、ネットでアピールする。
たぶん、当時はニコニコ動画の方が有名だったんだろうな。
ニコニコ超会議に出たこともあるらしい。

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 本を読んでもらえらばわかるんだけど、
この人、ネタとしてめちゃくちゃ面白いのよ。w

 おそらく、素で面白いというのもあると思うけど、
ある程度は「計算して」このキャラやっているんだと思う。
そうしないと食っていけないから。

 たぶん、研究者として成功しなかったとしても、
これだけ文章かけるんなら文筆業で生きていけるんじゃない?

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 ただ、この本ね。
アフリカでの体験を面白おかしく書くのがメインなので、
肝心の研究内容については、ほとんど書かれてない

 それは、ガチの学術書を読んでくれ
ってことなのかなぁ。

 しかし、もはや誰もこの人にガチの学術書を
求めていないような気がするな。ww

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