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2024年5月

読書記録 2024.4

2024.4の読書まとめ(読書メーター

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3月は28冊読了。

小説(新規)10冊、小説(再読)6冊
学術/ビジネス 9冊、エッセイ/その他 3冊

 いろいろあって疲れてるけど、
本はそこそこ読めていたりする。
山本弘さんの訃報があった。
山本さん(の作品)は、
私に非常に多くの影響を与えてきたので、
一から再読していく予定。

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 今月の3冊。

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 小説。

spring」(恩田陸)

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恩田さんのバレエ小説。

「チョコレートコスモス」で演劇の天才を。
「蜜蜂と遠雷」でピアノの天才を書いてきた恩田さんが、
今回は、バレエの天才を書く。

 恩田さんって、「天才」を書く天才だと思うなぁ。

「俺は、世界を戦慄せしめているか?」

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 踊るほうのバレエは、正直よくわからない。
文化、表現、芸術なんだろうけれども。
踊りをみて戦慄するようなことあるんだろうか?

 ただ、恩田さんが書くとありえるように思えるから
面白い。バレエ、見てみたくなったなぁ。

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 主人公は、「萬春」
れっきとした日本人の男性なんだけど。
彼の周りの人間からみた、春のすごさと、
最後に「春」本人の目線の話がある。

 個人的には、踊りだす作曲家、七瀬の方にも
興味があるけれども。w

 これ、バレエする人が読んだらもっと面白いのかな?

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 私の母が、恩田陸が好きで、
チョコレートコスモスも好きだったので、
これは絶対に好きだろうと思って、買って持っていったら、
母もすでに新刊で購入していた。w

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 つぎ、学術系
認知症の人、その本当の気持ち」(たっつん)

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 今月は認知症の本をたくさん読んでいるが、
その中で一つ選ぶならこれかなぁ。

 実は、学術的なところはほとんどないんだけど、
非常に実例が多いのが特徴。

 一見、意味の分からない行動をしている認知症の人にも、
それぞれ、本人には理由があって、
介護者が適切な対応を取れれば、
問題行動がなくなっていくケースがある。

 実際に本人がどう考えてるのかはわからんのだけど。

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 この著者は、実際に介護の現場で働いているだけあって、
経験が豊富。引き出しも多いんだろうなぁ、と感じた。
単に、「この人はボケとるからわからん」ではなくて、
その先までしっかりと考えることが大事。

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 あとは、介護者としての心構えかなぁ。
覚悟というか。
やっつけ仕事じゃ務まらないよね。
お年寄りが好きで、介護の仕事に誇りをもたないと。
それが非常に難しいと感じた。


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 最後も小説。

地雷グリコ」(青崎有吾)

平成のエラリークイーン、こと、青崎さんの作品。
トリック、論理を武器にしたミステリ作家さんなんだけど、
今回は、誰もが知っているようなゲームに、
少しばかりアレンジを加えての、心理戦。

 私が知っている作品でいうならば、
「カイジ」とか「Liargame」みたいなマンガになるけど、
あれを小説でやってしまっている。

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「グリコ」は、みんな知ってるよねぇ?
ジャンケンして、グーなら「グリコ」、で3つ。
チョキなら「ちよこれいと」でパーなら「ぱいなつぷる」で6つ進む。
ゴールまでたどり着いたら勝ち。

 今回の地雷グリコは、全45段の階段のなかに、
プレイヤーの二人が「地雷」ポイントをあらかじめ3つずつ
設置していて、そこに止まると相手を10段下げさせる、
という特殊ルールつき。

「どこに地雷を設置するか?」という心理戦になる。

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 こんな感じのゲームが5つ。
主人公は女子高生で、対戦相手も基本高校生なんだが、
まぁ、この作品に関して言うとキャラクターは割とどうでもいい。w
ゲームの騙しあい、読みあいが見どころなので。

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 好きなひとは、めちゃくちゃ好きな話だと思う。
私も好みではあったんだけれども、
最後の方の戦いがスケールが大きくなりすぎて
リアルでは再現できない戦いなのが、ちょっと。

 最後まで、リアルな論理ゲームで攻めてほしかったなぁ。
でもまぁ、好きな人は好きでしょ。これ。

 できれば続編も書いてほしいとこだけど、ネタ続くかな?
青崎さんは、確かボードゲーマーでもあったと思うので、
(以前、ハコオンナしてるツイートみたことある)
そっちよりでも、面白い作品期待したいな。

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 今月も、小説が2本。
学術系もいろいろ読んでるんだけど、
あまりピンとくるのがなかった、のが正直なところ。

 もう少し勉強しないといけないんだけどね。

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